MGから「ターンX」のレビューです。


『∀ガンダム』に登場するモビルスーツ。
ギム・ギンガナムの搭乗機。
月のマウンテンサイクルから発掘された謎多き機体。
“X”の名の由来は「X(10番目)の星により道を曲げられたもの」とされる。
この機体の異様なフォルムは、過去から幾度も補修を繰り返し受け続けていたためであり、その都度応急措置として他の機体パーツを流用してきた。
またそのパーツ自体が発掘品であった場合も多く、今ではオリジナルの機体形状も判然としない。
はるかな過去、新天地を求めて外宇宙へ旅立った人々が開発したMSであるとされ、何らかの理由で太陽系外から地球圏に漂着してきたとされている。
本来は、かつてニュータイプと呼ばれた人々のために造られたと見られており、ニュータイプの存在しない地球圏ではその真価を発揮できてはいない。
しかし通常人のギンガナムが操縦しても∀を圧倒する力を発揮することからも、その性能の高さがうかがえる。
月のマウンテンサイクルから発掘後、ギンガナム家によって解析・オーバーホールされたものの、大規模な戦闘が無かったため長らく封印されたままだったが、
∀ガンダム打倒を果たすべく、月面都市ゲンガナムのほとんどのエネルギーを消費し、ギム・ギンガナムにより強引に起動される。

ではレビューは下からどうぞ。




パケ横。




付属品一覧。

・溶断破砕マニピュレーター用エフェクト
・ハンドビームガン
・ハンドビームガン用マウントパーツ
・ビームライフル
・バズーカ
・三連ミサイルランチャー
・三連ミサイルランチャー用マウントパーツ
・ギンガナム
・持ち手用指A(左1)
・持ち手用指B(左1)
・平手用指(左1)
・スタンド接続パーツ
・スタンド
・アームパーツ一式




プロポーションをグルリと。

MGクオリティで見ると改めて無茶苦茶なデザインだなと。
脚部装甲とか適当に乗せてる感がスゴイ(笑
背面は情報量が多過ぎです。










各所アップ。

本体からキャラパスまで、黒い部分にはクリアーパーツを多用。
頭部はホイルシールを貼る指定がありましたが、あえてクリアーパーツのままにしてみました。
ちなみに頭部と胸部のホイルシールは二種類を選択可能。
左膝アーマーの黒い部分はシール再現。

配色は比較的ザックリしたデザインなので、パーツ割りと多少のシール再現で十分過ぎる仕上がり。
種類はわずかですが、久しぶりにデカールが復活しました。



ターンエーと。

ターンエーからターンXまで大分時間かかりましたね。
ターンエーの出来も素晴らしかったので、今並べてみても遜色ありません。



ガンダムと。

最早モビルスーツというカテゴリーで良いのかも分からない(笑


以下、可動範囲の紹介。


首の可動。

根元と頭部の二か所ボールジョイント接続。

襟のような部分が動くのは前後のみです。
頭部側のジョイントの可動域が広いので、ポージングには全く不自由しません。




胴の可動。

腹部がボールジョイント接続、腰部が軸回転。

かなりボリュームのあるデザインなので、安定性の為に腹部関節にはストッパーが設けられています。
外せばボールジョイント可動が出来ますが、とてもジョイントの保持力だけで支えられないので、使えるポージングは限られますね。
腰の回転に制限はありません。





肩・腕の可動。

肩は根元が前後と上下の合わせて三軸スイング、上腕が軸接続+上下スイング。
肩アーマーは上腕の側面に取り付けられており、スイング+ボールジョイント接続。
根元の関節が引き出すように動くので、肩周りの可動はとてつもなく優秀です。
アーマーも融通が利くので可動を阻害しにくいです。
ただ上腕に回転軸が存在しないので、腕の動かしにくさはどうしても否めません。
あとここに大きな問題を抱えており、上腕の接続部分がユルッユルで腕を曲げに上げると自重で垂れるというとんでもないことに。
軸を太らせる事は必須。

肘はスイング、前腕が軸接続+スイング。
変則的な二重スイングですね。
デザインの関係で左腕は右腕ほどは曲がりません。
上腕に回転軸が無いのでここで回す形になりますが、やはり上腕で回せる時ほどの汎用性はありません。

左手首がボールジョイント接続、親指がボールジョイント可動。



腰部アーマーの可動。

フロントが外側にスイング+ボールジョイント接続。
動かしていると干渉ですぐに分解するので、アーマーは接着推奨。







下半身の可動。

股関節は軸接続+上下スイング+軸回転。
スイング関節ではあるものの、デザインの関係で開脚は制限されています。
フロントアーマーの干渉がほぼ無いので腿上げは容易。

膝は二重スイング。

足首は前後スイング、つま先(?)が前後スイング+左右スイング+左右それぞれ軸接続、踵が軸接続+前後スイング。
足とか足首という表現の難しいデザインですけどね。
つま先の左右の可動域はかなり狭いですが、踵側で補助できるので接地性は良いです。


総評。
どの関節もこのデザインで出来うる限りの関節構造が取り入れられているかなと。
上腕が回らない点だけはポージング的に辛いですが。
まぁターンXでこれだけ動かせば十分でしょう。



この長い脚でも、腿が上がるおかげで立て膝は割と容易。


以下、仕様や武装の紹介。


スタンド接続パーツはキャラパス接続部の下あたりに取り付け。
挟み込み+中央に板ジョイントなので、従来の股ばさみジョイントよりはしっかりしています。



頭部コクピットハッチが開閉。
中には座り姿のギンガナム。

立ち姿のギンガナムも付属。
アムロと並べるとデカイです(笑



キャラパスは上下スイング。





溶断破砕マニピュレーター。

引き出しつつ、五本の爪がそれぞれ二軸スイングで展開。
中央にはビームエフェクトを取り付け可能。
エフェクトはかなりのボリュームがあります。

さすがに爪の先端のワイヤーまでは再現されていません。



ハンドビームガン。

最近の立体物としてROBOT版のあのしょっぼいサイズが記憶にあるのですが、MG版はどの武器も十分なサイズです。
持ち手はしっかりトリガーに指が入ります。

キャラパスの左下にマウントパーツを取りつけ、グリップ内側の指の接続穴で固定。



ビームライフル。

グリップが可動。

グリップを畳んで、キャラパス中央左に挿しこんでマウント。





バズーカ。

グリップが可動、砲身の後ろ側に伸縮ギミック。
左右非対称デザインで内側から見ると穴が開いてますが、MGですからこういうデザインってことでいいんでしょうね。

グリップと砲身後方を畳んで、キャラパス中央右に挿しこんでマウント。




三連ミサイルランチャー。

上にグリップ的な部分はあるのですが、指に引っ掛けているだけなのでプラップラです。
外側のターンエーのライフルのグリップみたいな部分は動きません(そもそもグリップかも不明)

キャラパス右上にマウントパーツを取りつけて、グリップの四角い穴で取り付け。
マウントパーツは開けるようになっています。
これを見ると、手持ちというより肩から直接撃つ武器のように見えますね。


以上、MGのターンXのレビューでした。

ここまでで既にかなり長いので、付属するスタンドやポージング紹介は後半へ回します。
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