MGから「デュエルガンダムアサルトシュラウド」のレビューです。


『機動戦士ガンダムSEED』に登場するモビルスーツ。
イザーク・ジュールの搭乗機。
地球連合に所属する大西洋連邦が、オーブ連合首長国の公営企業モルゲンレーテの技術協力の元
資源コロニー”ヘリオポリス”において極秘開発した試作MS「G兵器」の1機。
ザフトから奪取されたことでイザークの搭乗機となる。
5機の内一番初めに完成した機体であり、他の4機は本機を元に開発されている。
その為用意された装備は標準的なものでこれといった特徴はなく
関節を覆う装甲の少なさから高い運動性を持つが、防御面が脆弱という欠点も併せ持つ。

ではレビューは下からどうぞ。





パケ横。



付属品一覧。

・ビームライフル
・ゲイボルグ
・ビームサーベル刃×2
・対ビームシールド
・イザーク
・スタンド接続パーツ
・持ち手用指A(左右各1)
・持ち手用指B(左右各1)
・平手用指(左右各1)



プロポーションをグルリと。

MG化にあたって新たに書き起こされたイラストを基にしたプロポーションとなっているので
オリジナルのプロポーションとは大分異なっています。
スタイリッシュながらそれなりにガッチリもしていて非常に良いバランス。
肩アーマーはストライクと同様の形状に変更されてますね。








各所アップ。

内部フレームはSEEDシリーズ用に新たに作られたXフレームが採用。
組み上げる際の手順はまぁ従来どおりですが。

背部スラスター含めパーツ割もしっかりしているので色分けはバッチリ。
特に合わせ目の目立つ場所もありません。



ガンダムと並べて。



同時期開発のアストレイと。
余談ですが最新キットと並べてもアストレイの出来は文句なしですね。


以下、可動範囲の紹介。


首の可動。

根元が前後スイング、頭部接続ボールジョイント。

スイング幅が結構あるので上下は問題なく、横を向くのにも制限なし。
デザイン上あまり首が傾かず細かい表情付けがしにくいぐらいです。



胴の可動。

腹部が左右スイング+前方スイング、腰部がボールジョント接続。

腹部のスイングの恩恵が大きく非常に良く動きます。
ただフロントアーマーに引っかかって回転には制限。
この問題については後述で改善してます。




肩・腕の可動。

肩は根元が上下スイング+前後スイング、上腕が軸接続+上下スイング+軸回転。
肩アーマーは上腕から独立しており前後と上下にスイング可能。
制限が無いので根元から上げたり、肩アーマーの位置で上げたりと自由に動かせます。

肘は二重スイング。
見事な180度可動。

手首はボールジョイント接続。
ここは大して動きません。



腰部アーマーの可動。

フロントは上下スイング+ボールジョイント接続。
まぁデザイン上フロントの可動に意味は無いです。
どちらかと言えばアサルトシュラウド接続時のため。

サイドは上下スイング。





下半身の可動。

股関節は根元が上下スイング、腿が軸接続+上下スイング+軸回転。
根元のスイングは00シリーズのフレームに採用されていた物と同種。
フロントアーマーが無いに等しいことと加えて腿を大きく上げることが可能。

膝は二重スイング。
Wシリーズと同じような構造で膝アーマーが連動します。

足首は二重ボールジョイント接続。
つま先スイング。
前後はいいですが左右の接地性はそこまでではないですね。


総評。
共通フレームと言うとWシリーズを思い出すのですが
今回のフレームは胴、肩、股に可動を考慮した構造が取り入れられており
シンプルなデュエルのデザインと相まってかなり良く動いてくれます。
これだけ動けば十分に十分でしょう。



股関節可動のおかげで立て膝はかなり楽です。





さて前述の腰が回りにくい問題。
干渉の仕方がフロントアーマーに少し引っかかる程度なのでなんとか出来ないかと考え
アーマーを少し下げられるように工作してみました。

弄る前を取り忘れてしまったのですが
アーマー側は上の板を無くし、下側の接続部の上を削る。
本体側はアーマーの角度に合わせて接続部を削る。

これでフロントアーマーが下げられ、腰の回転に制限がなくなりました。
ピン周りを削ってますがフロントアーマーは特にポロリすることはありません。

もしかしたら他のキットでも同じ要領で可動域を広げられる物があるかも?


以下、仕様や武装の紹介。


スタンド接続パーツは股に取り付け。

重量バランスの悪い機体ではないのでいいですが、若干グラつきます。



胸部ハッチは上下がそれぞれ展開。
覗き込めばイザークが見えます。

立ち姿のイザークも付属。



背部スラスターは4つそれぞれ可動。




175mmグレネードランチャー装備57mm高エネルギービームライフル。
・・・長ぇ(笑

持ち手はWシリーズ等と同様に形状の指に交換するタイプ。
銃用はトリガーに指がかかっている形状。
接続ピンがしっかりグリップに刺さるのでガッシリしてます。

スコープ部は差し替えで閉じられる凝った作りになってます。

グレネードランチャーは着脱可能。
弾頭はそのままで銃身は小さなピンが残ります。



携帯リニアキャノン「ゲイボルグ」

見た目どおりそこそこの重量があるのですが
何故かこちらはビームライフルと違い指の接続ピンとの相性が悪く緩い。
おかげで構えるのに少しイライラ。
軽いビームライフルよりこっちをしっかり持って欲しいのですが(苦笑
あと手首のボールジョイントもヘタりやすいです。



ビームサーベル。

グリップは基部が前後にスイング。
どちらかと言えばゲイボルグを構えたりといった干渉を避ける際に役立ちます。
サーベル刃は標準デザインの物が2本。




対ビームシールド。

肘に取り付け。
接続アームは二段階で動くので角度付けは自由に。
グリップは差し替えで展開。



フル装備。



アサルトシュラウド装備状態とポージング画像の紹介は後半へ回します。
上の画像クリックで飛べます。