MGから「ビルドストライクガンダム フルパッケージ」のレビューです。


『ガンダムビルドファイターズ』に登場するモビルスーツ(ガンプラ)。
主人公イオリ・セイが組み上げ、レイジが操縦する機体。
セイが「機動戦士ガンダムSEED」に登場する形式番号GAT-X105ストライクガンダムを改造して作り上げたオリジナルのガンプラ。
ベースとなったストライクから大きく改造が加えられた点として、頭部、肩、腰が挙げられる。
頭部はアンテナの形状変化に加え、バルカンを二門から四門に増設強化。
肩はアーマーを大型化し、内部にスラスターを二機ずつ内蔵した。
これにより横方向への機動力が追加され、敵からの攻撃を容易に避けることが可能になった。
腰は側面アーマーに、実体剣のアーマーシュナイダーに代わり、ビームサーベルを装備した。
これら大幅な改修点以外にも、各部にセイのオリジナルの改造が加えられている。
改造のコンセプトは、機動力を強化することに費やされている。
その結果として、機体性能は極限まで高められたものの、逆に操縦は非常に難しいガンプラとなってしまった。
後にオリジナル武装、そしてビルドブースターを追加することで進化し、ビルドストライクガンダムフルパッケージとして完成した。

ではレビューは下からどうぞ。




パケ横。



付属品一覧。

・ビームガン
・ビームライフル用銃身
・強化ビームライフル用銃身
・ビームサーベル刃×2
・チョバムシールド
・セイ
・ビルドブースター接続パーツ各種
・持ち手用指A(左右各1)
・持ち手用指B(左右各1)
・持ち手用指C(左右各1)
・平手用指(左右各1)
・スタンド接続パーツA
・スタンド接続パーツB
・スタンド



プロポーションをグルリと。

RM版をベースとしているので、オリジナルには無いモールドがビッシリと追加されています。








各所アップ。

キットは大半がRM版ストライクがベースになっています。
新造部分は頭部、肩アーマー、前腕部、サイドアーマー、膝アーマー、足首周り。
あと青の色合いがストライクよりも薄くなっています。
新造部分の細かな色分けはしっかりパーツ割で行われており、素組みでも十分な仕上がり。

今回はMGでは珍しくデカールが付属していません。



ストライクと。

わずかな変化でも大分違って見えますね。



HG版と。

メカニカルかつマッシブなプロポーションにスケールアップしました。





可動範囲は基本的にストライク同様。

首は間接デザインの変更で、ストライクよりも上に動くようになりました。
それ以外は同様。

肩はアーマーの違いで、上への可動がストライク以上に。

サイドアーマーはボールジョイント接続に。
ただストライクのような可動を考慮した物では全く無く、胴を回すと干渉でポロポロ外れてイライラ。

足首はボールジョイントが内側へ曲がりやすいタイプで新造されており、Xシリーズの欠点である横の可動域がかなり改善されました。
カバーは足首後方に軸接続+上下スイングで、足の可動を全く阻害しません。


以下、仕様や武装の紹介。


スタンド接続パーツは股に。



コクピットハッチが開閉。

ランナー共通なので、コクピットに座っているのはパイロットスーツのキラ(ムゥ)。
新規で立ち姿のセイが付属してます。







ビルドブースター。

さすがにHG版とは異なり、カラーリングが細かくパーツ割で再現されています。
デザイン自体もRM版に沿うように、HG版には無かったモールドがビッシリと入っており、メカニカルな仕上がりに。




MG版オリジナルギミックとして、機種にランディングギアを内蔵。
更にビームキャノンのアーム部分がランディングギアになっており、アームを折りたたむことにより3点接地の駐機状態を再現。



デザインのベースなった設定のオオトリと。

MGサイズを並べるとか非現実的すぎて、かなり強引に撮りました(笑



HG版と。

素組みでの色分けやモールドの有無で、HG版はかなりのっぺりしてますね。



オオトリと同様のスタンドが付属。
スタンド接続パーツもオオトリ同様で、後のポージング画像ではオオトリ時に中をくりぬいた物を使用してます。




フルパッケージ。

ビルドブースターは、機種を引き伸ばして下ろし、ビームキャノンを下げ、ウイングを基部ごと上げるという形で変形。

本体に合わせてビルドブースターもMG仕様のメカニカルなので、デザインに違和感はありませんね。
ビルドブースターに重量があるので、さすがに自立の安定感は悪いです。



HG版と。

1/100ともなると、ビルドブースターにかなり迫力があります。



合体状態でも付属のスタンドは使用可能。




ウイングの基部は通常は軸回転、引き出すことでボールジョイント可動が行えます。

ウイング自体は前後スイング、大翼がスイング、小翼の一番上がスイングでそれぞれ可動。




ビームキャノン。

基部からスイング、ボールジョイント、スイング、ボールジョントという4軸の可動。
これによりHG版では困難だった角度付けがかなり自由になっています。

グリップを起こして持たせられます。




ビルドブースターを様々なMGに接続するジョイントパーツが付属。

ベースとなるマス目状のパーツに、様々な径のジョイントパーツを差し込むという、ブロック遊びのような方式。

ちなみに説明書での説明では左上から、ウイング、アストレイ、ガンダムX、Mk-II、その他ということになっています。





ビームガン、ビームライフル、強化ビームライフル。

HG版ではそれぞれ別個でしたが、MG版ではビームガンをベースとして、ライフルと強化ライフルの銃身をそれぞれ取り付けるという方式に。
どちらもビームガンの銃口に銃身を差し込み、上部で固定するという形。

強化ビームライフルはちゃんと白成型で、ゲージ部分はシール再現。
フォアグリップは基部が前後にスライドします。



ビームサーベル。

サイドアーマーにグリップ。
基部が回転するので、劇中でよく見るマウント状態から前方にビームを出すということも再現可能。




チョバムシールド。

カラーリングはビッシリとパーツ割の再現。

ジョイントはストライクのシールドと同様のパーツで、肘裏に取り付け。
中間部分のスイング、シールド接続部の軸接続で自由に動かせます。

オリジナルギミックとして、シールド裏とジョイントにそれぞれライフルと強化ライフルの銃身をマウント可能。


以上、MGのビルドストライクガンダムのレビューでした。

ここまで大分長くなったので、ポージング画像は後半へ回します。
下の画像クリックで飛べます。