フレームアームズから「レイダオ」のレビューです。


『フレームアームズ』に登場するフレームアームズ。
新型汎用FA開発計画(SX計画)には、要となる新型機の他に、敵FAのTCシールドに対抗できる兵装の開発も含まれていた。
新兵装案は、電磁的干渉でバリアに穴を開けるIF案と、強力なエネルギー波でバリアごと本体を押しつぶすEN案の二つに大別されており、
EN案はその突飛さから実現性は低いと見られたが、元より艦載用の重レーザー砲を製造していた東アジア防衛機構は、それをどこよりも推し進めていた。
彼らはNSG-12α(コボルド)のコンセプトを逆利用できると考えるも、それにはFAが携行できるサイズまでレーザー砲の小型化する必要があった。
その後、NSG-X3(フレズヴェルク=ルフス)が鹵獲されたことで、同機のベリルショット・ライフルがヒントとなり、試作兵装ACS-14が完成する。
しかし、小型化したとはいえ、TCシールドを押しつぶすほどの出力を確保するにはFAの脚部大のジェネレーターが必要であり、
質量は取り回しの面からも制式化には至らず、新兵装には、通常弾と互換性を持つ汎用性が評価されたIF案に軍配が上がる。
そんな時、先行量産機O・カトラスの生産要請という転機が訪れる。
O・カトラスの脚部に収められたバッテリーセルならば、容量・構造ともに、極めて極小の改修でACS-14を機能させることができた。
そしてNSG-12αのコンセプトを流用し、O・カトラスのフレーム構成を変更した、特異なフォルムを持つ重攻撃型FAが完成する。
東アジア防衛機構から上申された仕様変更案と試作FAに、防衛機構上層部は面食らうが、
ACS-14の攻撃面での有用性は実証されており、O・カトラスのパーツを流用することから生産面での問題も無いことから、特例措置として制式化にこぎつける。
こうして、極めて特異な経緯で誕生したJX-25T(レイダオ)は、主力となるJX-25F(ジィダオ)とともに、反攻作戦の要として戦線に投入されることになる。

ではレビューは下からどうぞ。



パケ横。




プロポーションをグルリと。

縦長の胸部装甲に巨大砲身な腕、凄いヒール足と奇抜さてんこ盛りですね。





各所アップ。

キット構成としてはほとんどがジィダオの成型色違い。
頭部、腕部に新規パーツが使われています。

ジィダオと大きく異なる点としては、前腕と脛がフレームごと入れ替わっていること。
あと装甲も配置が色々と変わっています。
胸部にはジィダオのスラッシュシールド。
カラーリングに関してはジィダオと変わらないので、素組みでの再現でも同様。



ジィダオと。

同じパーツを使っている量産機なのに、ジィダオからこうも変化するのかと。



肩は胸部装甲との干渉で、ジィダオよりも少し動かしにくい。

肘はこのデザインですから、90度も曲がりません。



膝はデザインは違えど、ジィダオとそう曲がり方は変わりません。

それ以外の可動範囲はジィダオを参考にして下さい。

今回もジィダオ同様に首の改修はやってますが、接地ポージングを重視していないので足首は削りませんでした。


以下、適当にポージング。






デザインとは逆に、ジィダオ以上に武装がシンプル。
胸部の機関砲はポージングのしようがないですし。



もう装甲の組み替え案がなくて、迷走の末にこんなことになりました。
最初にイメージしたのはカオスガンダムのMA形態だったんですけどね。
ちなみに配置を変えたのは肩のスラストアーマーだけで、あとは向きを差し替えたりしただけです。



人類側の新戦力。



レイダオの腕を見た時から2機を合体させたくて仕方なくて、ジィダオにレイダオのパーツを強引にくっ付けてみました。
完全合体を意識したわけではないので、レイダオ側には余剰パーツが結構出てます。
余所からジョイントパーツを持ってくるようなことはせず強引にパーツを乗せているため、肩周りは窮屈すぎて動かせたもんじゃないです。

ジィダオのパッケージを見た時に思いましたが、脛にスラッシュシールドを乗せるとデモンベインみたい。


以上、フレームアームズのレイダオのレビューでした。

ジィダオとセットで発売されたレイダオ。
パーツの配置変えで別機体を構成するというのは、マガツキ&ドゥルガー同様ですが、こちらはその比ではない変化。
腕と脚をフレームごと入れ替えるという、コボルド以来のアイデアが面白いです。
ただ今回はハンドパーツもないので、キット単体でのプレイバリューはかなり低いかも。
量産機でありながら、ジィダオとは逆に奇抜さを前面に押し出した斬新なキットだったなと。


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