フレームアームズから「ジィダオ」のレビューです。


『フレームアームズ』に登場するフレームアームズ。
新型汎用FA開発計画(SX計画)は、試作第一号のYSX-24(バーゼラルド)が完成するも、
最終目的である機体の大量生産を前に、YSX-24の生産効率と整備性の悪さが問題となる。
現場を知る開発チームは、機体の外観にこだわる防衛機構上層部の意向は試作機の段階で達成したとし、現場の実利を取ることに決める。
こうして、先行量産型O(オリジナル)・カトラスが完成する。
完成したO・カトラスは装甲材質の変更と再配置により機動性を損なうことなく防御力の向上に成功。
ユニット数こそ試作機よりも増えたものの、パーツの共用化・簡素化によって生産効率は比較にならないほど良好なものとなった。
加えてアビオニクスも同時開発されていた新型OSに合わせて最適化され、錬度の低いパイロットでも扱えるという、主力機として申し分の無い仕上がりを見せる。
満を持して生産承認会議にかけられたO・カトラスは、外観のあまりの変貌ぶりに上層部を混乱させるも、
そのスペックが開示されていくにつれ、上層部も現場の蛮勇を英断を認めざるを得なくなる。
上層部は次期主力機としてO・カトラスの生産を承認するが、外観コンセプトから逸脱した機体をYSX-24の量産型として発表するのは憚られた。
そこで試作機のパーツを使いSX-25(カトラス)を建造、これを世間に向けて制式機として発表し、O・カトラスはSX-25の仕様変更機として実戦配備させることに。
O・カトラスの生産委託先には、生産キャパシティに余裕のある東アジア防衛機構が選定され、同機構の手によりJX-25F(ジィダオ)として生まれ変わる。

ではレビューは下からどうぞ。



パケ横。



付属品一覧。

・IR-M13SG
・スラッシュシールド
・持ち手(左右各1)
・平手(左右各1)



プロポーションをグルリと。

人類側の機体としては、久しぶりにビッシリと外装に覆われたデザイン。
ただ頭部のデザインといい、なんとなく敵メカというイメージが漂ってますね。





各所アップ。

フレームアームズの新製品としては、ここからフレームアーキテクトがリニューアル版に。
従来通り組み立て済みですが、不要な頭や足などはあらかじめ省かれています。

頭部は赤がなく緑一色なので、素組みだと少しのっぺりした印象。
それ以外で足りない色は、背部ユニットや、全身のブレード部分の白ぐらい。



カトラスと。

大衆向けお披露目機と、実際の配備機。
かろうじて共通するのはつま先のブレード(笑


下、可動範囲の紹介。


首の可動。

クリアランスが狭くあまり動きません。
特に横は思いっきり制限を喰らっています。



胴の可動。

腹部が前後スイング、腰部が前後スイング+軸接続。

前は割と動きます。



肩・腕の可動。

肩は根元がボールジョイント接続、上腕が軸接続+上下スイング+軸回転。
肩アーマーが完全固定なこともあり、腕を上げるのが苦手です。

肘が2重スイング。
肩アーマーの干渉で前では90度も曲がりません。

手首が前後スイング+軸接続。
前は装甲に覆われていないのでかなり動きます。




下半身の可動。

股関節が軸接続+上下スイング、腿が軸回転。
リニューアル版アーキテクトのおかげで、このデザインでも開脚はそこそこ可能。
腿上げはかなり得意です。
あと腿の回転ですが、そのままだとほとんど回りません。
腿の前装甲を少し浮かせたりすると動かしやすくなるかと。
そのままで強引に回そうとすると、干渉しているあたりの装甲が欠けます。

膝が2重スイング。
90度以上は曲げられます。

足首が前後スイング+軸接続+左右スイング、つま先がスイング。
横はデザインの制限であまり動きません。


総評。
最近はウィルバーやバルチャーといったフレーム剥き出しタイプが多かったり、マガツキ&ドゥルガーがゴテゴテでもそこそこ動いたりしたので、
ここまでデザイン制限のあるタイプのFAは久しぶりだなと。
あと個体差なのか、リニューアル版のアークテクトにしては全体的に関節が緩かった印象。
特に肩と足首。



立て膝は余裕。



個人的に気に入らない首と足首を改修してみました。

首は後方をガッツリ削り込み。
これで顎を引きながら横を向けるように。
削りすぎて中の空洞が見えてますが、場所的に目立たないので問題なし。

足首は関節の内側と、足の外側を削りました。
これで横の可動域が大幅に向上。
さすがにここは削ったのが丸見えですが。


以下、ギミックや付属品の紹介。


背部のユニットは軸接続。
ウイング状の部分が可動。



IR-M13SG。

スコープの白のみ色分け。



スラッシュシールド。

シールドそのものは緑一色で、白はありません。
前腕側面に取り付け。
ジョイントは2つの位置に存在。

装備時の位置関係と、肩と肘の窮屈さで取り回しに少し難あり。


以下、適当にポージング。







こんなシンプルな武装構成のFAも久しぶりですね。



装甲の組み替え要素は、マガツキ&ドゥルガーに比べるとハードポイントが少なくてあまり幅がないような。
パッケージやレイダオと被らないようと考えてたら、こんなことになりました(笑


以上、フレームアームズのジィダオのレビューでした。

バルチャー以来、1年ぶりとなるFAの完全新規デザイン機体。
バーゼラルドの流れを汲むとは思えない独特なデザインが特徴的。
量産機ということもあり、しっかり装甲に覆われたデザインというのも久しぶりですね。
ただその関係もあり、可動面は色々と制限も。
武装はライフルにシールドという、これまた量産機らしいシンプルの極みという構成。
マガツキ&ドゥルガーのように装甲の組み替えギミックも意識されていますが、あまり幅は広くなかった印象。
最近は奇抜さを前面に押し出したタイプを重視する傾向にあったので、こういう量産機は逆に新鮮だったなと。


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