S.R.G-Sから「ペルゼイン・リヒカイト」のレビューです。


『スーパーロボット大戦IMPACT』『スーパーロボット大戦OGシリーズ』に登場するアインスト。
アルフィミィの搭乗機。
アインストの首魁ノイレジセイアが、人間達を観察するマーカーとして選んだエクセレンに接触するため、擬人型アインストのアルフィミィに与えたデバイス。
アルフィミィに本機が必要だったのは、エクセレンがパーソナルトルーパーのパイロットであり、
彼女との効率的な接触を図るため、同様のデバイスが必要だと考えた可能性が高い。
最大の特徴は各部に「鬼面」を配した外見で、「鬼」が組み込まれた原因は、アルフィミィに用いられた人間全体のデータによるもの、
「鬼面」は人の負の思念、特に女性の怨念が具現化したものではないかと考えられている。
遠距離・近距離戦闘用の武装、単体での空間転移機能、高い機動性と防御力を持ち、機動兵器としても非常に高い性能を持つ。

ではレビューは下からどうぞ。



パケ横。



付属品一覧。

・オニレンゲ
・オニボサツ×2
・オニボサツ用アーム(左右各1)
・交換用顔
・持ち手(右1)
・平手(左右各1)




プロポーションをグルリと。

改めて物凄いデザインです。
設定イラストに比べると頭が小さく、プロポーションがスタイリッシュ気味に。






各所アップ。

目は塗装済み。
額、胸、肩にクリアーパーツ。

特徴的な上半身の触手のみで構成されているデザインですが、黒い素体に緑のパーツを適当に配置した構成に。
あまり触手が絡みついたような雰囲気はなく、緑成型でもっと密集した造形にしてくれた方が良かったような。

カラーリングはパーツ割でかなり再現されており、足りないのは指先の金ぐらいです。



アルトと。

同出展作品内の敵味方でこうもデザインが違うのは、OGシリーズでも珍しい。


以下、可動範囲の紹介。


首の可動。

ボールジョイント接続。

デザイン的に上を向く事が困難で、横を向く際にも首が傾いてしまいます。
下や傾けたりは得意。



胴の可動。

腰部がボールジョイント接続。

関節が1つなので大して動きません。
回転はデザインの関係で左右で体の傾きが変わっています。
右に回すと体が反ってしまい、左回すと下を向きます。



肩・腕の可動。

肩は根元がボールジョイント接続、上腕が上下スイング+軸回転。
肩アーマーは上腕の外側に取り付けで固定。
前方への可動域は結構広いです。
上には90度ほど。

肘が2重スイング、前腕が軸接続。
90度より少し深く曲がるぐらい。

手首がボールジョイント接続。



腰部アーマーの可動。

フロントがボールジョイント接続。
サイドが上下スイング。
リアは固定。




下半身の可動。

股関節がボールジョイント接続。
開脚幅がとにかく狭いです。
腿上げも90度も動かせません。

膝が2重スイング。
90度すら曲がりません。

足首がボールジョイント接続、つま先がスイング。
前と横の可動域がとても狭く、接地性は良いとは言えません。


総評。
デザインが特殊過ぎることもあり、ハッキリ言ってまともに動く関節がほとんどありません。
強いて言えば肩と肘が動くかなといった所。



リアアーマーの干渉で脚を後に曲げるのが困難なので、立て膝はほぼ不可能なレベル。



股関節があまりにも動かなさすぎるので、干渉している腿の上側を思いっきり削ってやりました。
穴が開いて不格好ですが、ポージングしてみると意外に目立たなかったりします。
これで開脚幅だけは広げられました。


以下、ギミックや付属品の紹介。


ライゴウエ発射状態を再現する、フェイスガードを開いたマブイクライ状態の顔が付属。
オール塗装済みで物凄いクオリティです。




オニボサツ。

額にクリアーパーツ。
無色のクリアーパーツのアームで背中から繋がっており、劇中の浮遊感を再現しています。

アームは基部の軸接続、中間のスイング、オニボサツ接続のボールジョイントで可動。
ボールジョイントの差し込み軸は3mmほどなので、強引にスタンドで浮かせることも可能。



オニレンゲ。

持ち手は右のみ。
左前腕に収納可能。


以下、適当にポージング。












ペルゼインと言えば接地状態のイメージはさほどないですし、スタンド対応してないのは大変でしたね。
それでもやはり浮かせた方がサマになる。
あと股関節の強引な改修はやって良かったなと。



迎えに来ましたの。


以上、SRGSのペルゼインのレビューでした。

発売は2009年と、7年ほど前のキットのペルゼイン。
上半身の造形が若干残念に感じつつも、全体的なクオリティは良いですね。
ただ可動面はかなり厳しい。
あとスタンド対応がされていないのも、今となっては辛いなと。
特徴的なオニボサツの仕様など、付属品やギミック面は問題なし。
さすがに派手なポージングは難しいですが、軽いポージングなら映えますし、十分に満足の出来るキットでした。


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