S.R.D-Sから「サイバスター」のレビューです。


『魔装機神シリーズ』『スーパーロボット大戦シリーズ』に登場する魔装機神。 マサキ・アンドーの搭乗機。
地底世界ラ・ギアスの神聖ラングラン王国で開発された魔装機神。
風の精霊サイフィスの加護を受けた「風の魔装機神」であり、四機ある魔装機神の中で最もバランスの取れた性能を持つ。
メイン動力はフルカネルリ式永久機関で、そのパワー効率を高めるため、操者(パイロット)には高いプラーナ(気、オーラ)を必要とする。
装甲材質はオリハルコニウムで、呪符的効果のある数秘学を元にした幾何学模様が金属粒子れべるで封じ込めてあり、魔術的防御も高い。
機体の機密性は高く、水中や宇宙空間での行動も可能。
風の精霊の力により圧倒的な機動力を持ち、神の鳥ディシュナスを模した巡航形態「サイバード」への変形も可能。
また、魔装機神の中で唯一、ラ・ギアスと地上を繋ぐゲートを開く事が出来る。

ではレビューは下からどうぞ。




パケ横。



付属品一覧。

・ディスカッター
・ファミリア×2
・持ち手(左右各1)
・平手(左右各1)
・スタンド接続パーツ




プロポーションをグルリと。

今までに比べると頭が比較的小さめのデフォルメスタイルになっています。

相変わらず後方が重いので倒れやすいですが、デフォルメの場合は尻尾が接地補助に使えたり。






各所アップ。

目を含む各所にグリーンのクリアーパーツ。
目の隈取りは塗装済み。
今回も裏にラピーテープを貼っておきましたが、角度によっては良く発光しますね。

襟の黒と黄色の部分も塗装済み。
今まで通り素組みでもカラーリングはかなりカバーされているのですが、膝の赤い部分が再現されていないのは残念かな。



リーゼと。

同じぐらいのボリューム感ですが、頭のサイズは大分違いますね。



ノンスケール版と。

色が全然違います。



ポゼッション版と。

最近のキットということで、雰囲気的にはこちらの方が近いです。
クリアーパーツの色を濃いグリーンにしてくれて良かった。


以下、可動範囲の紹介。


首の可動。

根元がスイング、頭部がスイング+軸接続。

可動用というより変形用の構造という印象が強く、問題が無いのは下の可動のみ。
後頭部が干渉して上はほとんど動かせませんし、軸接続なので首を傾けることが出来ません。
横は動かせるものの、襟に反った角度限定。



総評。

腹部が軸接続+2重スイング。

ここも実質的に首と同じ構造。
ただこちらは前後には大きく動かせます。
体を傾けることは不可能。
回転はそのままではほぼ回らず、かなり引き出すと回るものの見た目が非常に悪いです。



肩・腕の可動。

肩は軸接続、上腕が上下スイング+軸回転。
肩アーマーは上腕の上に軸接続+スイング、外側がスイング。
肩がただの軸接続なので、腕は真っ直ぐ前にしか出せません。
上は関節構造のほうで制限されており、90度なんてとても。

肘が引き出し有りのスイング。
引き出してようやく90度。

手首がボールジョイント接続。




腰部アーマーの可動。

フロント、サイド前、サイド後、リアと全て上下スイング。

尻尾は引き出し有りのスイング、先端がボールジョイント接続。
根元まで押し込んだ状態だと、腿との干渉でポロポロ外れてしまい非常にイライラします。
変形の関係で接着してしまうわけにもいきませんし。
あと尻尾を接地補助に使うには保持力が不安なので、必要に応じて強化が必要。





下半身の可動。

股関節は軸が左右それぞれスイング、腿が軸接続+上下スイング+軸回転。
開脚は問題なし。
腿上げは90度までは上がりません。

膝がスイング。
1軸な上に引き出しも無いので、90度も曲がりません。

足首が軸回転+上下スイング+左右スイング。
爪は前後がスイング、サイドが軸接続+スイング。
横への可動域もそこそこ確保されています。


総評。
変形機構を優先させた影響か、このシリーズとしては一番可動域が狭いです。
まぁ動かないわけでは決してありませんが、上半身が動かしにくいかな。



立て膝が出来るのは逆にこのスタイルならではですかね。


以下、ギミックや付属品の紹介。


スタンド接続は、腰裏に専用のパーツを取り付け。
ガッチリ固定されるのですが、上半身を反らせることが出来なくなったり、尻尾に融通が利かなくなるのが少し難点。




主翼は3軸で可動。

羽は上下がそれぞれ開きます。



ハイファミリアファミリア。

2つ付属。
裏面の穴が3mmではないので扱いにくい。

てっきりハイファミリアだと思いこんでたら、実はファミリアでしたね(苦笑



ディスカッター。

クリスタル部分はパーツ割されてません。


以下、変形の紹介。



頭部を胸部の中に格納。

胸部は関節を出来るだけ引き出して前に。

背部スラスターを展開。

手を外し、肩と腕の位置を調整。

脚を前に投げ出し、爪を全て前に。

頭部(サイバスター時の尻尾)は関節を引き出し、股の間に取り付け。





サイバード。

デフォルメだと頭部の主張が強く、押し込んでも目が見えてます。
あと膝が逆関節にならないこともあり、足の主張も強め。
ただ差し替えは頭部のみでここまで再現できるのは凄いなと。


以下、適当にポージング。













サイバスターって本家にOGシリーズと出番が多いから、攻撃パターンが物凄く多いですよね。
作品によって同じ攻撃でもモーションかなり違ったりするし。

今回もダン戦の火の鳥エフェクトは大活躍です(笑


以上、SRDSのサイバスターのレビューでした。

スパロボキットのデフォルメシリーズ第4弾はサイバスター。
デフォルメの具合は今までとはまた異なり、まとまりの良さという点では今のところ1番かもしれないですね。
最大の特徴は、ブキヤのサイバスターの立体物としては2つ目となるサイバードへの変形が採用されている点。
デフォルメらしい独特なバランスではあるものの、両形態をこのレベルで両立しているのは素直に凄いです。
ただ可動面まで両立とはいかず、変形構造優先で動かしにくい部分が存在。
付属品はハイファミリアまで含めて必要な物は揃っているので十分ですが、バニティリッパーを限定品にした売り方は少し残念。
可動と変形を両立しているのでどちらにも特化しきれていない痛し痒しな感じは否めませんが、
比較的高いレベルで間を取った出来にはなっていると思うので、個人的には満足のキットでした。


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