スーパーロボット超合金から「ジェネシックガオガイガー」のレビューです。


『勇者王ガオガイガーFINAL』に登場するジェネシックスーパーメカノイド。
本来の姿であるジェネシックギャレオンと凱がフュージョンしたジェネシックガイガーを中核に、
ブロウクンガオー、プロテクトガオー、スパイラルガオー、ストレイトガオー、ガジェットガオーの5体のジェネシックマシンがファイナルフュージョンした形態。
ソール11遊星主のアンチプログラムとして緑の星の指導者・カインが遺したジェネシックスーパーメカノイド。
これまでのガオガイガーの性能を全て上回る勇気の究極なる姿。
如何なる戦況にも応じることを可能とする武装「ガジェットツール」と、Gストーンの力を引き出すことにより絶対勝利の力をもたらす最強の破壊神。

ではレビューは下からどうぞ。





パケ裏と内パけ。



付属品一覧。

・ウイルナイフ
・ボルティングドライバー
・ジェネシックボルト
・ブロウクンボルト
・プロテクトボルト
・ブロウクンマグナム用取り外しプレート
・プロテクトシェード用腕部パーツ
・交換用ドリル×2
・交換用アンテナ
・ヘルアンドヘブン用手A
・ヘルアンドヘブン用手B(左右各1)
・指さし手(右1)
・プロテクトシェード用手(左1)
・平手(左右各1)
・スタンド接続パーツ




プロポーションをグルリと。

ガオガイガーの時は上半身が若干弱かった印象もあるのですが、こちらは下半身に負けないボリュームがあり力強いプロポーションに仕上がっています。
真っすぐ立たせると、膝から下が若干短くも見えますが。












各所アップ。

肩や股関節回り、足の爪の黒い部分がダイキャスト。
エネルギーアキュメーター(髪の毛)が軟質のクリアー製。

黒い部分や関節などのグレー部は成型色のまま。
それ以外はツヤのあるメタリック塗装が施されています。
クリアー製のエネルギーアキュメーターは、下の方からグラデーションでパール塗装。
小さな顔まで塗装は非常に細かく行われており、全体通してキレイな仕上がりになっています。



ガオガイガーと。

設定ではむしろジェネシックの方が身長が低いぐらいなので、スパ金としてはかなり大きめに作られています。



マジンガーZと。

スパ金もいつの間にかこんなデカイ物まで出るようになりました。


以下、可動範囲の紹介。


首の可動。

根元が二重スイング、頭部接続がボールジョイント。

どの方向へも不自由なく動きます。
横を向いた際には若干、耳がエネルギーアキュメーターと干渉しますが。



胴の可動。

胸部が二重スイング、腰部がボールジョイント接続。

胸部関節は上方へ引き出すような構造になっているので、前後にかなり動かせます。
前方へ倒した際に阻害にならないよう、ギャレオンの頭部もスイング。
ただリアアーマーが上に飛び出しているせいで、回転はかなり制限をくらっています。




肩・腕の可動。

ギャレオンの鬣は上の1枚と、それ以外がそれぞれ可動。
肩は根元が上下スイング+前方引き出し+ボールジョイント接続、上腕が軸接続+上下スイング+軸回転。
肩アーマーは上腕と独立して上下スイング、アーマー前面が開閉、アーマー側面が可動。
肩回りの可動域を広げるための工夫がこれでもかと詰め込まれており、一切不自由のない素晴らしい可動域になっています。
肩アーマー前面が開閉するという画期的な構造を取り入れたことで、アーマーを動かさず上腕だけ前に上げるといったことまで可能。

肘はスイング、前腕が軸接続+スイング。
スイング方向を合わせればピッタリくっ付くまで曲がります。

手首はボールジョイント接続。



腰部アーマーの可動。

フロント、サイド共にボールジョイント接続。
腿との接触でサイドアーマーが外れやすいです。






下半身の可動。

股関節は軸が左右それぞれ上下スイング、腿が軸接続+上下スイング+ボールジョイント接続。
開脚幅はサイドアーマーを後ろに回せばかなり広がります。
いわゆる腿のロール軸部分は、今回はボールジョイント接続になっておりここでも若干の角度付けが可能。
腿上げは90度まではいきません。

膝は二重スイング。
スパ金では定番の脚部側の装甲が引っ込む構造が採用されているので、90度以上まで曲げられます。
更に連動してドリル部分が上にせり上がるようになっています。

足首の関節は無し。
前方の爪は基部が伸縮ギミック+軸回転+上下スイング。
後方の爪は上下スイング。
足首が無いという独特なデザインなので、爪の位置と角度で接地させることになります。
前方の爪の伸縮ギミックが非常に便利で、このおかげで開脚した状態でも爪が地面に付きます。
爪のスイングの保持力も固めに設定されているので、本体の重量をしっかり支えられます。




尻尾の可動。

計9節でボールジョイント接続。

節の向きによって可動域が大きく変わります。


総評。
とにかくあらゆる個所に関節がこれでもかと仕込まれているので、非常に良く動きます。
動きにくいのはデザイン制限を受けている腰の回転ぐらい。
特に肩回りの可動域の広さはもう気持ち悪いですね(笑



立て膝は難しいです。


以下、仕様や武装の紹介。


スタンド接続パーツは股後方に取り付け。

ただ本体の重量がハンパではなく、この小さな接続パーツではとても保持力が足りません。
真上に浮かせるだけならまだしも、前後に角度をつけようものならパーツから本体が外れて大惨事。
もう少しスタンドの接続方法は考えてほしかったですね・・・。
まぁ仮にスタンド接続がしっかりしていても、この重量をスタンド1本で支えるのはかなり危険ですが。



エネルギーアキュレーターは基部が前後スイング、先端は3つに分かれて全てボールジョイント接続。
ボールジョイント部分は前後へはあまり動きませんが、横へたなびいたような感じならかなり決まります。



ギャレオンの下顎が開閉。



ガジェットフェサーは基部が前後スイング。
90度後方まで動きます。

基部周辺に伸縮ギミック。




ガジェットフェザーの各羽は展開手順。

まずA、B、Cは全て繋がっており、Aを引っ張ることでBとCもそれぞれ開きます。
開ききった後、写真のような位置に調整。

その後、本体側のDを外側へ、Eを下に引いてから外側へ、Fを下へ展開。



両側を展開させるとこのような全幅に。

内側に隠されていた目のような意匠もキレイに塗装されています。



指を指した状態の右手が付属。
平手は左右付属。




ブロウクンマグナム。

右手を基部ごと引き抜きます。
ただ初めて抜き時はかなり固いので、引き抜くためのプレートが付属しています。

外した右手は3mm軸のスタンドで飛ばせます。

これには直接関係ありませんが、前腕も外れます。



プロテクトシェード。

左前腕の赤い部分を差し替えで展開。
この状態での左手も付属。



スパイラルドリル、ストレイトドリル。

差し替えで回転状態のドリルを再現。
ただドリルはツルツル円錐でしかないので、迫力に欠けてます。



ウィルナイフ。

右手首に取り付け。
刃はクリアーパーツ。

ちなみに尻尾は節ごとに取り外せるので、短くしたりとガジェットツール使用時を再現できます。




ボルティングドライバー。

左手首に取り付け。
グリーンとオレンジの2種類のクリアーパーツを使用。

先端に取り付けるジェネシックボルト、ブロウクンボルト、プロテクトボルトが付属。
全てクリアー製。





ジェネシックヘルアンドヘブン。

ガジェットツールを装着した平手が左右付属。

両手を合わせた状態の手も付属。
前述の通り肩回りの可動域が非常に優秀なので、ハッタリの利いた怒り肩状態にも簡単に出来ます。




初回特典のヘルアンドヘブン発動状態の前腕。



肘から下を交換。

写真では左腕が分かりにくいのですが、どちらもグラデ塗装が施されています。


以上、スパ金のジェネシックガオガイガーのレビューでした。

ここまでで大分長くなっているので、ポージング紹介は別ページに移しておきました。
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