S.H.Figuartsから「ウォーグレイモン 『ぼくらのウォーゲーム!』」のレビューです。


世代・・・究極体
タイプ・・・竜人型
種族・・・ワクチン
超金属クロンデジゾイドの鎧を身にまとった最強の竜戦士であり、グレイモン系デジモンの究極形態。
グレイモン系デジモンに見られる巨大な姿とは違い、人型の形態をしているが、
スピード、パワー共に飛躍的に向上しており、完全体デジモンの攻撃程度では倒すことは不可能。
両腕に装備しているドラゴンキラーはドラモン系デジモンには絶大な威力を発揮するが、同時に自らを危険にさらしてしまう諸刃の剣でもある。
また、背中に装備している外郭を1つに合わせると最強硬度の盾ブレイブシールドになる。
歴戦の強者の中でも真の勇者が自らの使命に目覚めたとき、ウォーグレイモンに進化すると言われている。
必殺技は、大気中に存在する全てのエネルギーを1点に集中させて放つ、超高密度の高熱エネルギー弾「ガイアフォース」。

アニメでは第一作目アドベンチャーにて、八神太一のパートナーのアグモンが進化した究極体として初登場。

プレミアムバンダイの魂ウェブ商店にて受注販売された、2016年5月発送商品。

ではレビューは下からどうぞ。



パケ裏と内パケ。



付属品一覧。

・太一プレート
・プレート用スタンド
・握り手(左右各1)
・平手(左右各1)



プロポーションをグルリと。

腕も脚も筋肉ムキムキで物凄くマッシブなプロポーション。
どこか野暮ったく感じる原因は頭部ですかね。
もう少し小さめ且つシャープな造形なら、大分雰囲気も変わったと思うんですが。





各所アップ。

オメガモンに続き、D-Arts版とは異なる完全新規造形。

目、ブレイブシールドの勇気の紋章が印刷済み。

オメガモン同様、色味は光沢を抑えたマットな仕上がりに。
胸のスミ入れも、映画のイメージでオレンジに。
塗装精度は問題なく良い出来です。



D-Arts版と。

プロポーションの違いが凄い。
特にドラゴンキラーの差。
ただこう並べてみると、やはり頭の大きさと造形が微妙だなと。



オメガモンと。

プロポーションの良さもオメガモンを継承して欲しかった。


以下、可動範囲の紹介。


首の可動。

根元がボールジョイント接続、頭部が2重ボールジョイント接続。

関節が多く可動域は広いのですが、髪の毛の干渉が酷く上はほとんど動かせません。
ここは柔らかい軟質素材を使うなど、もう少し考えて欲しかった。
あと可動域ではありませんが、頭を持って動かしていると角が外れやすいです。



胴の可動。

胸部がボールジョイント接続、腹部が前後スイング+軸回転、腰部がボールジョイント接続。

関節がかなり多いのでどの方向へも良く動きます。
回転は腰部がほとんど回らないので、腹部で回すことに。



肩・腕の可動。

肩は根元がボールジョイント接続、上腕が上下スイング+軸回転。
肩アーマーは上腕の上に接続でスイング。
前には少し内側に動かせますし、上も90度以上動きます。

肘が2重スイング。
筋肉の干渉で180度なんてことはできませんが、しっかり曲がります。

手首がスイングジョイントでボールジョイント接続。
ジョイントがかなり大きいので、スイングの可動域も広め。



腰部アーマーの可動。

フロントが上下スイング。
サイドが上下スイング。




下半身の可動。

股関節がボールジョイント接続、腿が軸回転。
開脚幅は十分、腿上げは90度弱。

膝が2重スイング。
肘よりも筋肉量の制限は大きいです。

足首がスイングジョイントで軸接続、つま先がスイング。
前方が制限されているものの、後や横の可動域がかなり広く接地性はバッチリ。


総評。
D-Arts版とは比べ物にならないほど動かしやすくなっていますね。
あちらの方が勝っていたのは膝ぐらい。
ただ上を向けない問題がスルーされているのは残念かな。



立て膝は比較的やり易い。


以下、ギミックや付属品の紹介。



ブレイブシールドは3軸で可動。
左右をくっ付けることも出来ます。

ちなみにD-Arts版と同じく手持ち対応まではされていません。



映画版ということでドラゴンキラーを外した状態も意識されており、平手が左右に付属。



ドラゴンキラーはD-Art版とは異なり、手がくっ付いています。
おかげでグラグラせず安定して装備する事が可能。
腕を固定するバンドのような部分が外れるので、取り付けやすくなっています。



劇中シーンを切り取った太一のプレートが付属。
スタンドは3mm軸対応なので、他のスタンドを使えば自由な位置に配置可能。


以下、適当にポージング。















頭部の違和感は動かすと大分緩和されますね。

ガイアフォースのエフェクトはD-Arts版だと質感が違いすぎて微妙だったので、リザードンの炎エフェクトを強引に使ってみました。
本来のモーションにはやはり小さいですが、映画仕様の片手撃ちにはかなり良い感じ。



ここまで来たらメタルガルルモンまで出して欲しいんですけどね。
D-Arts版でも遅かったし、いずれ出してくれると期待。


以上、フィギュアーツのウォーグレイモンのレビューでした。

オメガモンに続き、映画版として新規造形されたウォーグレイモン。
D-Arts版とは全く異なるマッシブなプロポーションが特徴的。
ただ頭部のバランスはもっと調整して欲しかったなと。
可動面は全体的にD-Arts版よりも向上しており、かなり動かしやすくなっています。
付属品は太一プレートと映画を意識した物があるものの、ガイアフォースのエフェクトが無くなったのは残念。
残念な点もありましたが、アクションフィギュアとしての面がパワーアップしていて満足のできる仕上がりでした。

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