S.H.Figuartsから「ロード・バロン」のレビューです。


『仮面ライダー鎧武』に登場するインベス。
駆紋戒斗がヘルヘイムの森の果実を口にし、インベスに進化した姿。
ヘルヘイム症の進行をドライバーと意志により抑え込み続けたことで果実に対する耐性を獲得し、意識を失うことなく進化を遂げた。
オーバーロードインベスに近い存在であり、オーバーロード同様ヘルヘイムの森やインベスを自在に操る事ができるほか、
鎧武 極アームズと互角以上に渡り合うほどの戦闘能力を持つ。

プレミアムバンダイの魂ウェブ商店にて受注販売された、2016年6月発送商品。

ではレビューは下からどうぞ。



パケ裏と内パケ。



付属品一覧。

・グロンバリャム
・グロンバリャム(折)
・持ち手(左右各1)
・平手A(左右各1)
・平手B(左右各1)
・平手C(左右各1)



プロポーションをグルリと。

これでもかと複雑なデザイン。





各所アップ。

目にクリアーパーツ。
下半身のコート部分が軟質素材。

造形は物凄く複雑かつ繊細で、塗装は見事な仕上がり。
文句なしの出来栄えです。



バロンと。

ロングコートという感じがまさに戒斗だというのは分かるんですが、バロンっぽさって入ってるんですかね。
2本の角がそれらしいと言えばそれらしい。


以下、可動範囲の紹介。


首の可動。

根元がボールジョイント接続、頭部が2重ボールジョイント接続。

前後へは良く動きますが、横は顎を引いたまま動かすのが厳しい。



胴の可動。

胸部がボールジョイント接続+前後スイング、腰部がボールジョイント接続。

前方への可動域が特に広め。
回転は制限がどうしてもあるものの、胸の方は結構回ります。



肩・腕の可動。

肩は根元がボールジョイント接続、上腕が上下スイング+軸回転。
肩アーマーは上腕の外側に接続で、2軸スイング+ボールジョイント接続。
アーマーの可動域が広いので腕を90度以上上げられます。

肘が2重スイング。

手首がスイングジョイントでボールジョイント接続。




下半身の可動。

股関節が軸接続+上下スイング、腿が軸回転。
コートに融通があまりきかないので、開脚幅はかなり制限されています。
腿上げはそれ以上にやりにくい。

膝が2重スイング。

足首が軸接続+前後スイング+左右スイング、つま先がスイング。
デザインの関係もあり横の可動域が狭め。


総評。
ライダーとは違うプロポーション故の動かしにくさはともかくとして、やはり厳しいのは下半身のコートの制限ですね。
これもデザイン的に仕方ないとはいえ、もう少し融通が利いてくれると良かったかな。

股関節の動かしにくさ以前に、コートが接地してしまうので立て膝は不可能。


以下、付属品の紹介。



グロンバリャム。

物凄く発音のしにくい名前の剣。
オーバーロードが発する言語で訳すとバロンになるそうな。
てっきり北欧神話の剣グラムとバロンをくっ付けてもじったものだと思ってました。

本体と同様、細かい造形に塗装と良い出来。

鎧武との決戦時に折られた物も差し替えで再現。


以下、適当にポージング。








さすがにライダーキックは邪道すぎますかね。

しかしコートの制限がキツすぎて物凄く動かしにくい。



バナナスピアを持たせる。

劇中でこんなシーンはありませんが、極アームズのライバル的ということで。



宿命のライバル。

鎧武が足軽から大将軍に出世したように、バロンも最下位の爵位からオーバーロード=大君主になったという感じですかね。




決着。

やっぱり最後の敵が初めから登場しているライバルというのは燃えますね。


以上、フィギュアーツのロードバロンのレビューでした。

鎧武の極アームズに対応する、バロン(戒斗)の最強形態となるロードバロン。
なんといってもこの複雑な造形が見事に再現されているのが素晴らしいです。
ただ可動面はどうしても厳しくなってしまいますね。
付属品は折れたグロンバリャムまで付属しており十分過ぎるほど。
鎧武のもう1人の主人公とも言える戒斗の最強形態にふさわしい出来で満足のフィギュアでした。


ブログ記事元へ(別窓)
TOPページへ(別窓)