ROBOT魂から「テスタメントガンダム」のレビューです。


『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY』に登場するモビルスーツ。
スカウト0984(アッシュ・グレイ)、カイト・マディガンの搭乗機。
ザフトがジェネシスαで開発したストライカーシステムの実験試作機。
背部はストライク同様の規格になっており、各種ストライカーパックを使用可能。
地球連合により奪取された後に、頭部のブレードアンテナに対量子コンピュータウイルス散布機能が搭載され、
対象のセンサーから自機の存在を消し去ることによるステルスシステムを獲得する。
装甲にはVPS装甲が採用されており、発動時には機体色が白から赤へと変化する。
更に専用ストライカーパックのディバインストライカーや、トリケロス改といった武装も追加された。

ではレビューは下からどうぞ。



パケ裏と内パケ。



付属品一覧。

・ディバインストライカー
・トリケロス改
・ハンドガン×2
・マウント用ハンドガン(左右各1)
・マディガン専用複合銃A
・マディガン専用複合銃B
・マウント用マディガン専用複合銃
・ビームサーベル刃×2
・持ち手A(左右各1)
・持ち手B(左右各1)
・持ち手C(左右各1)
・平手(左右各1)
・スタンド接続パーツ



プロポーションをグルリと。

VPS装甲可動時の赤色。
胴や脚のバランスなど、ROBOT魂のストライクの流れを汲んだ独特なプロポーションに。
あとアンテナの誇張が物凄いことになってます(笑

足が小さく形状もヒール的なので、自立のバランスはかなり悪いです。






各所アップ。

頭部や胸部に細かい色使いもあるデザインですが、全体的に目立ったハミ出しもなく非常に良い仕上がり。



ストライクと。

さすがに同じSEEDシリーズで同じサイズです。


以下、可動範囲の紹介。


首の可動。

二重ボールジョイント接続。

根元が前後スイング、頭部接続がボールジョイント、

襟足が思いっきり干渉しており、上はあまり向けません。
いちおう頭を斜めにすれば襟足の干渉を避けられるので上がりますが。
それ以外は十分に。



胴の可動。

腹部が前方スイング+ボールジョイント接続、腰部がボールジョイント接続。

腰部の可動域は大してなく、主に腹部の方で動く形。
腹部は前方への可動しかないので、体を反らす事は全くと言っていいほど出来ません。
回転も腹部は腰部アーマーに思いっきり干渉していますが、プラス腹部も回すことで写真ほどまで。
この辺りはストライクよりも大幅に動かしやすいですね。



肩・腕の可動。

肩は根元が前方引き出し+ボールジョイント接続、上腕が上下スイング+軸回転。
アーマーは上腕軸に取り付けられており、独立スイング。
アーマー外側も動くので、腕は90度以上上げられます。

肘は二重スイング。

手首はスイング式のボールジョイント接続。



腰部アーマーの可動。

フロント、サイド、リア全てボールジョイント接続。





下半身の可動。

股関節は軸接続+上下スイング+軸回転。
SEED系素体の共通構造で、足はほとんど後ろへ動きません。
開脚幅も関節が写真ほどで限界になる構造になっています。
腿上げは優秀。

膝は二重スイング。

足首は二重ボールジョイント接続、つま先がスイング。
カバーは前方にボールジョイント接続。
スイング無しですが、可動域はかなり広めです。


総評。
上を向けない、上半身が反らない、足が後ろへいかないと、見事に飛行ポーズを狙い撃ちするかのように不得意としています。
それ以外の可動は十分に備えてはいますが。



腿が上がるので立て膝は楽。


以下、仕様や武装の紹介。


スタンド接続パーツは股に。



ディバインストライカーを装備。

元々足の小ささで自立のバランスは良くないので、背中にこんな重いものを背負ったらとてもじゃないですがまっすぐ立てません。





アーム部分は基部の軸回転と、3箇所のクリック式スイングで可動。
ストライカー自体を起こし、ウイングを広げることでフライトユニットに。

更にアームの差し替えでクロー形態へ。
クロー先端は4つそれぞれが2軸スイングで展開。
ただアームに回転の可動が基部にしかないので、あまり展開方向に自由は利きません。



ストライク付属のエールストライカーにも対応しており、その際には肩上部のパーツを外します。



ハンドガン。

2丁付属。
機体の形式番号が刻印されていたりと、細かい造形になっています。




マディガン専用複合銃。

厳密にはこのテスタメントはマディガン搭乗時のカラーリングではないので、ボーナスパーツ扱い。

間違い探しレベルの細かな違いで2種類付属。
持ち手もトリガーに指がかかり、手首の角度も浅くなっている専用の物が付属。



ビームサーベル。

サイドアーマーにマウントされているグリップを使用。






攻盾システム「トリケロス改」

作中のイメージからすると全体的に小さく、特に先端のクロー部分の小ささが顕著。
あの右腕のゲテモノ感が全く無くなってしまってます。
ブレードアンテナとか大きくしなくていいから、こっちを大きくして下さいよ(苦笑

ジョイントは肘裏に取り付けで、トリケロスとの接続はボールジョイント。
基本は右腕ですが、左腕に取り付けることも可能。

側面の装甲がボールジョイント接続、黄色いブレード状の部分がスイング、先端のクローがスイング。
腕をすっぽりと覆うデザインですが、上記のようにボールジョイント接続部分が多く融通が利くので、肘も曲がります。

側面装甲裏にはハンドガンをマウント可能。
手持ち用とは別に、接続ピンのあるマウント専用の物が付属してます。
更にマディガン専用複合銃にもマウント専用の物が付属(片方のみ)

ユニット先端の剣は取り外し可能。
軸がグリップ状になっており、持たせられます。


以下、適当にポージング。













小さなハンドガンの違いだけだと、ポージングに差を付けにくい(苦笑



ディバインストライカーやトリケロス改はストライクにも装備可能。



エールストライカーだけでなく、ビームライフルにシールドも対応しています。




ソードとランチャーは、肩部分が形状的に装着付加。
おまけに何故かエールストライカーと違いバックパックがスカスカで、固定されるなんてレベルではありません。

こうなって来ると、アウトフレームDの発売時が不安ですね。
追加パーツなり用意してくれないと、劇中のソードストライカー状態が再現できない。


以上、ROBOT魂のテスタメントのレビューでした。

未だに何故立体化されたのかも分からない、ROBOT魂のテスタメント(笑
フィギュアとしての作りは最近のSEEDシリーズ同様。
可動範囲に若干不自由な所があるのがこのシリーズの難点ですかね。
ディバインストライカーやトリケロス改もイマイチ完璧とは言えない出来栄えだったりと、全体的なクオリティはあまり高くありません。
ストライカーパックもちゃんと対応して欲しかった。
まぁテスタメントがこうして立体化されたという点だけで高ポイントではありますが(笑


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