ROBOT魂から「エルガイムMk-II」のレビューです。


「重戦機エルガイム」に登場するヘビーメタル。
主人公ダバ・マイロードの最終搭乗機。
ダバ達がポセイダル軍から奪取したアモンデュール「スタック」をキャオが改造した機体。
ヤーマンとポセイダルの技術が融合した新世代のA級HM。
元となったスタックから引き継いでプローラーという飛行形態への可変機能を持つ。

SIDE HMの第一弾。
2010年の魂フィーチャーズにおけるリアルタイムアンケートROBOT魂部門で1位を獲得し堂々の立体化。

ではレビューは下からどうぞ。




パケ裏と内パケ。
ROBOT魂とは思えないほど箱が大きく重い(笑



付属品一覧。

・パワーランチャー
・パワーランチャー用コード
・バスターランチャー
・バスターランチャー用コード
・ハンドランチャー×2
・セイバー×2
・持ち手(左右各1)
・支え手(左右各1)
・平手(左右各1)
・変形用フロントウイング(左右各1)
・変形用リアウイング(左右各1)
・変形用ブースタージョイント
・変形用脚部固定パーツ
・変形用シールドジョイント×2
・変形用バスターランチャーマウントパーツ1
・変形用バスターランチャーマウントパーツ2
・変形用スタンド接続パーツ1
・変形用スタンド接続パーツ2



プロポーションをグルリと。

さすがにリアルタイムアンケート1位ということでプロポーションも拘っている感じしますね。
非常に良好。






各所アップ。

この写真ではわかりにくですが目は瞳までプリントされてます。
パケ写と比べると鼻の造形がかなり薄く見えにくい。

赤とオレンジは光沢のある塗装がされています。テッカテカ。
塗装精度は問題ありませんね。

膝裏のケーブルはリード線。
結構固めなので無理やり力を入れて曲げたりしなければ変形することもないです。



今回は次に発売されるエルガイムとのサイズ差を明確に立体化するということで
ノンスケールのROBOT魂において初の1/144スケールとなっているそうで。
元のサイズが26mもあるため1/144でも他のシリーズと比較すると破格のボリュームに。
MSと比べると本当に同じシリーズかと。


以下、可動範囲の紹介。


首の可動。

根元が軸回転+上下スイング、頭部接続がボールジョイント。

下へはボールジョイントのみなのであまりいきませんが
それ以外は良好。



胴の可動。

胸部前後スイング、腰部ボールジョイント。

スイングの効果で前方だけはかなり得意。
あとはボールジョイントの可動域があまりないのでそこそこ。
捻りはデザイン上全く問題ありません。




肩・腕の可動。

肩は根元ボールジョイント+軸回転、上腕上下スイング+軸回転。
肩当ての部分が可動する為若干可動域増加に役立っています。
肩アーマー外側が開く為上腕の可動も影響されません。
変形用の可動で90度後方へ折り畳めるほど可動。

肘は上腕側のジョイントが上下軸接続。
前腕側と合わせて二重可動。

手首はスイング+ボールジョイント。
手甲部分もボールジョイント。



腰部アーマー(ウイング)の可動。

フロント、リア共に中央に軸接続。





下半身の可動。

股関節は軸接続+クリック式上下スイング+腿軸回転。
腿上げは90度ほどまで可能ですが保持力が脚部の重さに少し負け気味。
開脚のスイングは重さを考慮してかクリック式の可動になっています。
固定される場所は直立と写真の2箇所の計3箇所。
その間でもそれなりに固定は出来る程度の保持力はあります。

膝は二重関節。

足首は根元が若干引き出せるように。
その引き出せる部分が前後+横スイング。
足との接続はボールジョイント。
つま先は上下スイング、先端が上下スイング+軸回転。
かかとが上下スイング+軸回転。
開脚時の接地は主につま先とかかとで支える形になりますね。


総じて変形するということもあるでしょうが非常に良く動く。
ただこのボリュームを支えるには各部の保持力がいまいち微妙。
特に下半身に不安な部分が多い。


腿から下が長いデザインなので立て膝は辛い。


以下、仕様や武装関係の紹介。


スタンド接続パーツは股に固定。
カチッと固定はされないので固定感は微妙。
いちおうグッと押し込めば斜めにしても落ちない程度の保持力はありますが。



シールドは段違いのジョイントで軸接続。
軸が細く短いので弄っている最中にポロポロ落ちます。
ポージング後に取り付ける扱い方が吉。



ハンドランチャーは差し替えで展開。
元の非展開の物の保持力が微妙で気づいたら落ちてたり(苦笑



パワーランチャー。

左右それぞれ前腕外側に取り付け可能。
エネルギーケーブルは細く柔らかいリード線なので扱いが簡単。



バスターランチャー。

グリップは前後にスイング。
軸が小さいのでかなり外れやすい。
根元が前後にスライドし、連動して上部が開くようになっています。
銃身下部のバイポッドは展開可能。

エネルギーケーブルは3本連結。
パワーランチャーの物同様に柔らかいので扱いやすい。

バスターランチャー用に左右それぞれ形状の違う支え手が付属しています。
右は立てて支える用、左は構える時用に。



セイバー。

2本付属。
グリップのマウントなどのギミックはありません。



フル装備。


以下、プローラーの紹介。


フロントウイングを変形用に交換。
中央にはバスターランチャーマウント用のクリアーパーツを取り付け。

背中には変形用のブースタージョイントを取り付け。
これで肩当ての部分が固定されます。
肩は後方へ折り畳み。



腿を変形用の可動部分を利用し前方上部へ。
そこから膝を折り畳み。膝裏に固定用のピンと穴が存在してます。

股関節を根元から後方へスライド。
フロントウイングと腿を接続ピンを利用して固定。

足は折り畳み。
脚部を固定する為のクリアーパーツが付属。
ただこれが折れそうで怖い。



ブースターは人型時のジョイントを外しキャノピーを前方へ展開。
下部の本体接続用のピンを起こします。
本体背中ジョイントと腿上部の穴の4箇所へ固定。

シールドはジョイントを変形時用の長い物に交換して上腕へ取り付け。





ランドブースター プローラー。

これでもかというぐらいあっちこっち固定されているのでかなりカッチリしています。
こうなると逆に全く固定されずプラプラする腕が残念。



フロントウイング中央に専用のパーツを取り付けることでスタンド接続が可能。



右側のシールドを外してバスターランチャーを取り付け可能。
どちらかと言えばこの状態がデフォルトっぽいですね。




バスターランチャーに専用のパーツを取り付けることでフロントウイング中央に固定可能。
これだとシールドを外さずにマウントできます。
この状態でもスタンド接続できるパーツが。


以下、適当にポージング。













以上、ROBOT魂のエルガイムMk-IIのレビューでした。

「リアルタイムアンケート1位」というのが如何に影響のあることかと。
まずROBOT魂においてサイズに拘っていると言う時点で珍しい。
SIDE MSでももう少しぐらいサイズを揃える努力をしてくれと。

可動面は十分なほど動き良好。
ただ保持力をもっと考慮してくれれば・・・。

変形は差し替えを最小限に抑え各部の固定ピンによりキッチリカッチリした仕上がり。
武装面もギミックなど充実しており問題なし。

総じてエルガイムMk-IIの立体物としては決定版と言っても差支えがないんじゃないでしょうか。
次のエルガイムも非常に楽しみです。


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