ROBOT魂から「ゴッドガンダム」のレビューです。


『機動武闘伝Gガンダム』に登場するモビルファイター。
主人公ドモン・カッシュの搭乗機。
ネオジャパンが第13回ガンダムファイト決勝大会用に開発していた2機目のMF。
11ヶ月に及ぶ予選期間である“サバイバルイレブン”を戦い抜いたシャイニングガンダムの全データが移植されており、
通常の稼働状態でもシャイニングガンダムのスーパーモードに勝るとも劣らないポテンシャルを秘めている。
また、シャイニングガンダムが備えていた各種の装備も更に強化、改良されており、それぞれの必殺技の威力も増している。
最大の特徴は、ハイパーモード時に展開する背部のエネルギーフィールド発生装置である。
これは、GFであるドモンの“気”の状態に応じて展開してフィールドを発生させるもので、そこから生み出されるエネルギーは計り知れない。

ではレビューは下からどうぞ。



パケ裏と内パケ。



付属品一覧。

・ゴッドスラッシュ刃×2
・光輪エフェクト
・光輪エフェクト用ジョイント
・交換用胸部エネルギーマルチプライヤー
・交換用ゴッドフィンガープロテクター(左右各1)
・ゴッドフィンガー用手(左右各1)
・持ち手(左右各1)
・平手A(左右各1)
・平手B(左右各1)
・スタンド接続パーツ




プロポーションをグルリと。

スラリとした細身のプロポーション。
腿が長めというか膝下が短めなのが、最近のROBOT魂のアクション重視タイプで良く見るプロポーションですね。







各所アップ。

頭部カメラにセンサー、バルカンとマシンキャノンの銃口、スラスター内部がメタリック塗装。
顔のへの字部分のみスミ入れ済み。
塗装精度はハミ出しも無くバッチリです。



HGFC版と。

サイズは1/144よりも大きめ。
設定イラスト重視のプロポーションのHGFC版に対し、ROBOT魂版は劇中のようなアクション映えする細身のプロポーション。


以下、可動範囲の紹介。


首の可動。

二重ボールジョイント接続。

下はそれほどではないですが、それ以外は良く動きます。




胴の可動。

腹部が引き出し機構+前方スイング、腰部がボールジョイント接続。

腹部の可動が前方のみなので後は普通ですが、前はかなり動きます。
回転に制限はありません。



肩・腕の可動。

肩は根元が前方引き出し+ボールジョイント接続、上腕が上下スイング+ボールジョイント接続。
肩アーマーは上腕軸に取り付けられており上下スイング。
引き出し幅がかなり広く、前方への可動が凄まじい事に。
上への可動域もかなり広く取られています。

肘は二重スイング。
しっかり曲がります。
あと前腕にも回転軸が存在しますが、通常状態のプロテクトの場合は外さないと回せません。

手首は引き出し式の二重ボールジョイント接続。
手首の可動域も広く取られていますが、手側のジョイントが物凄くユルユル。
まぁ唯一の手持ち武器のゴッドスラッシュが保持できるので大丈夫ですが。



腰部アーマーの可動。

フロント、サイドがボールジョイント接続。

リアは上下スイング+ボールジョイント接続。
開けるし回せるので、腿との干渉をちゃんと避けられます。






下半身の可動。

股関節は軸が前方スイング+ボールジョイント接続、腿がボールジョイント接続。
本フィギュア最大の欠点で、前方へのスイングもボールジョイントもどちらもユルユルもユルッユル。
開脚接地ポーズの安定性がかなり酷い事になっています。
ボールジョイントの方は太らせられますが、ジョイントが微妙に浅いせいで太らせると抜けやすくなってイライラ。
開脚は問題ないし、腿上げは90度以上余裕で可能と、可動域自体は非常に優秀。

膝は二重スイング+中間で軸接続。
フィギュア説明でも謳っている通り、膝から下で更に表情付けが出来るように。

足首は左右スイング+ボールジョイント接続、つま先がボールジョイント接続+スイング。
カバーは内側にボールジョイント接続。
足首の関節だけで言えば、前後は良いですが左右への可動がかなり酷いです。
ただそこにつま先の可動を加える事で、左右への接地面積も確保する事が可能に。
踵が浮くので、どうしても大開脚時の安定性は落ちてしまいますが。


総評。
どの関節にも標準以上の可動域が確保されているので、これぞMFという派手なポージングも可能になっています。
可動域には何の不満もないのですが、股関節の保持力調節の適当さが本当に残念。



腿が上がるので立て膝は余裕。


以下、仕様や武装の紹介。


スタンド接続穴は股の前方に。

もう1つの方法として、コアランダー下に挿しこむスタンド接続パーツも存在。
こちらはユルユルで使い物にならないので、接着剤でも薄く塗って穴を狭める必要があります。



胸部エネルギーマルチプライヤーは差し替えで展開。
メタリック塗装されています。

ちなみに肩のマシンキャノンは「本フィギュアのみ」では再現できません。





コアランダーは上下スイング。
スラスターは左右それぞれボールジョイント接続。

エネルギーフィールド発生装置は基部が前後スイング、3枚がそれぞれにスイング。
今までの立体物と異なり前後へも動くので、細かな表情付けも可能に。



エネルギーフィールド発生装置から発生する光輪のエフェクトパーツが付属。
しっかりした作りで、グラデーションもキレイです。



ふくらはぎのスラスターカバーが開閉。



開いたタイプの手首はどれも切り欠きがあり、このように90度曲げられるようになっています。



ゴッドフィンガー時の展開したプロテクターは差し替えで再現。
爪のような部分はボールジョイント接続になっています。
爪のゲート跡が割と目立つ。
このプロテクターの場合はそのまま前腕が回ります。
ただ通常時もそうですが、プロテクターのピンが小さめなので外れやすいという難点が。

赤熱した手はグラデ塗装が施されておりキレイな仕上がり。



ゴッドスラッシュ。

サイドアーマーのマウント部分は軸回転。

ビーム刃はシルバーが吹かれており良い質感。


以下、適当にポージング。





















ゴッドはやはり光輪があるとかなり雰囲気出ますし、見た目にも派手で良い。


以上、ROBOT魂のゴッドのレビューでした。

いつだったかの商品化希望ランキングで名前が挙がるも、一行に商品化がされなかったゴッドガンダム。
モビルファイターと言えば派手なアクションなので、待ち望んでいた人もかなり多いはず。
肝心要の可動域は十分に取られており、望んだとおりの派手なアクションがこれでもかと決まりますね。
ただ関節保持力、しかも股関節の保持力が全く調整されていないというのは頂けません。
ハイパーモードの再現は光輪エフェクトまで付属しており、付属品類は概ね問題なし。
プレバン品となったマシンキャノンぐらいはこっちに付属しても良かったと思いますが。
関節保持力に問題はあるものの、ようやく可動が楽しめるゴッドが手に入ったので、個人的に充分に満足しています。

ちなみに10/8現在、プレミアムバンダイの魂ウェブ商店にてオプションパーツセットが受注中。


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