ROBOT魂から「ガンダムダブルエックス」のレビューです。
『機動新世紀ガンダムX』に登場するモビルスーツ。
主人公ガロード・ランの後期搭乗機。
新連邦軍が人工島ゾンダーエプタで開発したMS。
第7次宇宙戦争でジャミルが搭乗したガンダムXのデータが使用されており、
ニュータイプによる初回起動を必要とせずサテライトシステムが起動可能であった。
サテライトシステムはリフレクターの大型化、新放熱システムの採用による冷却効率の向上などしてエネルギー容量が増大した、サテライトシステムMk-IIを搭載。
従来の2倍以上の出力を得ることとなり、サテライトキャノンは砲身を増設したツインサテライトキャノンに変更された。
ツインサテライトキャノンは肩部にマウントされる方式になり、両腕で支えることなく発射可能となっている。
ガロードがゾンダーエプタから奪取し、以後ガロードの搭乗機となる。
ではレビューは下からどうぞ。
パケ裏と内パケ。
付属品一覧。
・DX専用ビームライフル
・ハイパービームソード×2
・ディフェンスプレート
・展開時肩部パーツ(左右各1)
・腕部ラジエータープレート×2
・脚部ラジエータープレート(左右各1)
・持ち手A(左右各1)
・持ち手B(左右各1)
・持ち手C(左右各1)
・平手(左右各1)
プロポーションをグルリと。
フロントアーマーが若干小さいですが、プロポーションそのものは非常に良好。
背中に色々と背負ってますが、重量はさほど無いので自立のバランスは良いです。
各所アップ。
胸部にクリアーパーツを使用。
内部のモールドもビッシリ作られています。
頭部と腕部のみスミ入れ。
塗装は右目の赤い部分がハミ出してましたが、そこ以外は良好。
ヘッドバルカン、ブレストランチャー、背部スラスター等は金属的質感のあるガンメタに。
HGのエックスと。
サイズ的には1/144よりも大分大きいです。
以下、可動範囲の紹介。
首の可動。
根元と頭部接続の二箇所ボールジョイント。
可動範囲は非常に広いです。
頬が飛び出しているデザインですが、首の軸をずらしてやることで横を向くことも可能。
胴の可動。
胸部が前方スイング、腰部がボールジョイント接続。
腰部の可動域自体が広めで、胸部のスイングもあるので良く動きます。
ただ回転はフロント、リアアーマーとの干渉でキツキツ。
普通に回そうとすると確実にフロントの赤い部分が削れるので、一度腰のジョイントを外してから赤い部分の上に乗せるのが吉。
まぁあまりボールジョイントを抜き差しするのも怖いですけどね(笑
肩・腕の可動。
肩はボールジョイント接続、上腕が上下スイング+軸回転。
肩アーマーは上腕部に固定で、上下スイングのみ可能。
根元の部分は単なるボールジョイントで、上腕の上がり方にも制限があるので、腕は90度上げられません。
肘は二重スイング。
手首はスイングジョイントでボールジョイント接続。
腰部アーマーの可動。
フロントは中央にボールジョイント接続。
サイドはボールジョイント接続。
リアは上下スイング。
フロントとサイドが腿との干渉で本当によく外れます。
下半身の可動。
股関節は軸接続+上下スイング+軸回転。
開脚はサイドアーマーの干渉で制限されてます。
サイドアーマーが本当にポロポロ外れてイライラ。
腿上げは90度で、こちらもフロントアーマーが簡単に外れてイライラ。
一番の問題は股関節軸が前方へ配置されている関係で、腰部にもろに干渉して脚を後ろ側へ持ってくることが全く出来ません。
似たような構造を採用しているストライクなんかは、後ろ側へもそれなりに動かせたんですがね。
膝は二重スイング。
足首はボールジョイント接続+左右スイング、つま先がスイング。
カバー部は内側でボールジョイント接続。
スイングがあっても左右はカバーで制限されてます。
カバーは内側でしか接続されていないので、思い切って外してしまうと横へ大きく動かせるように。
総評。
基本的にはどの関節もちゃんと可動域が確保されていて良いです。
それだけに股関節だけはもう少し何とかならなかったものかと。
アーマーとの干渉はともかくとして、脚が全く後ろにいかない点だけはいただけない。
立て膝はかなり困難。
以下、仕様や武装の紹介。
スタンド接続は股後方へ。
リアアーマーが上がるので、スタンドとの干渉を避けられます。
DX専用バスターライフル。
造形に塗装と良好。
持ち手との相性も良くちゃんと保持できます。
ハイパービームソード。
ビーム刃はクリアー製で、上からシルバーが吹かれている感じでキレイな質感。
十字状の4枚刃という、ハイパーなボリュームの造形で良いですね。
グリップはサイドアーマーの格納用とは別に付属してます。
ディフェンスプレート。
表面だけでなく、裏面もちゃんと作られている良い造形。
腕の裏側に接続。
中間でスイングと、プレート自体がボールジョイント接続。
ツインサテライトキャノン。
基部はボールジョイント接続+上下スイングで、前方へ展開。
砲身がスライドします。
肩のマウント部分は差し替えによる展開。
いちおうボールジョイント接続なので、ある程度の角度調節は可能。
砲身はアンテナとの干渉等の調整をしてやれば、なんとか並行に展開できます。
リフレクターは基部がボールジョイント接続+前後スイング。
外側へ反った形状なので、畳んだ状態を上から見ると大分開いてます。
差し替え無しで展開し、内側はラメ入りゴールドで塗装されており、細かなモールドは塗装済み。
腕部、脚部のラジエータープレートは差し替えで展開。
プレートは全てクリアー製。
バックパック上部を外せたり、リアアーマーや脹脛に穴があったりと、どれもGファルコンとの合体用ですかね。
以下、適当にポージング。
ツインサテライトキャノンは並行よりも開いた方が見栄えがいいですね。
以上、ROBOT魂のDXのレビューでした。
ガンダムシリーズの中でも特に省られることの多いXシリーズから、ダブルエックス。
デザインにプロポーション、塗装と造形面での仕上がりは非常に良好。
だからこそ可動面での不備が残念ですね。
全般的には動くんですが、股関節周りの動かしにくさが。
ツインサテライトキャノン関係のギミックに付属品の質は何も問題なしで、一部関節を除けば良いダブルエックスの立体物でした。
ちなみにプレミアムバンダイの魂ウェブ商店にて8/5現在、Gファルコンの受注中。
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