ROBOT魂から「ブレイヴ指揮官用試験機」のレビューです。


『劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-』に登場するモビルスーツ。
グラハム・エーカーの搭乗機。
旧ユニオン・AEUの技術者がスサノオを元に開発した地球連邦軍の次期主力量産機。
両陣営の機体に採用されていた変形機構を再び取り入れ
専用OS「LEIF」を導入することで戦闘機動中の変形を容易とし、様々な場面に対応する汎用性の高い機体となった。
ソルブレイヴス隊による試験運用がされており
隊長であるグラハムの指揮官機は擬似太陽炉を2つ搭載した扱いの難しい高性能機となっている。

ではレビューは下からどうぞ。



パケ裏と内パケ。



付属品一覧。

・ドレイクハウリング
・展開時先端パーツ
・変形時接続パーツ
・GNビームサーベル
・大型GNコンデンサ
・センサー稼動時フェイス
・フルパワー時フェイス
・持ち手(左右各1)
・平手(左右各1)



プロポーションをグルリと。

プロポーションはイラストと比較しても遜色のない良好なバランスかなと思います。






各所アップ。

頭部バイザー部分はベタ塗りになってます。
アンテナが若干横に広いですかね。
それ以外は造形に塗装と特に問題はありません。



プロポーションはいいのですがどうにもサイズが小さい。
スサノオより20cm小さい程度なのでほとんど並ぶぐらいのサイズで作ってもらわないと・・・。

プロポーションは悪くないですが、HGと比較すると若干劣る気がしないでもない。


以下、可動範囲の紹介。


首の可動。

根元と頭部接続の二箇所ボールジョイント。

比較的良く動きます。



胴の可動。

腰のボールジョイント。

変形用の機構として腰アーマー部がスイング可能となっているので
体全体として反らせたり前屈したりというのはできますが
胴体単体では微々たる可動のボールジョイントのみ。




肩・腕の可動。

肩は根元前後スイング+アーマーの左右でボールジョイント接続、上腕軸回転。
ボールジョイントによる可動域自体が狭く全然肩が上がりません。
アーマーを前方へ倒して干渉を減らしても大して効果ないほど。
前後へは大きく振れますが。

肘は単純可動。
普通に曲げると90度も曲がりません。
ビームマシンガンが露出するという見た目を無視すれば大きく曲がりますが。

手首はボールジョイント。




下半身の可動。

腰が上下スイング。
股関節は上下軸回転、腿ボールジョイント接続。
腿アーマーは独立して可動できるので干渉を減らして腿を上げられますが
開脚に使用する腿接続のボールジョイントの可動域がかなり微妙。

膝は二重関節。
脚部側が引き出し間接となっています。

足首はボールジョイント+上下スイング。
接地部分が上下スイング。
スサノオ(マスラオ)にはあった接地部分の横可動がない為全くと言っていいほど足を横に振れません。


総じて「これは本当にアクションを売りにするROBOT魂」なのだろうかと。
先に発売されたHGで出来ていた可動がことごとく出来なくなっています。
「ここが動く」といった部分が全然ありません。


どのみちこの機体で立て膝は辛い。


以下、仕様や武装関係の紹介。


スタンド接続パーツは背中に取り付け。


センサー稼動時とフルパワー時は差し替えで展開。
フルパワー時は若干バイザーの色が暗め。



サイドバインダーはアーム基部が上下スイング+ボールジョイント、上部装飾部もスイング。
バインダーがボールジョイント接続と大きく動かせます。

バインダー先端が開きGNキャノン発射状態が可能。
ディフェンスロッドも展開。



可動紹介で触れましたが、前腕のGNビームマシンガンが展開可能。




GNビームライフル「ドレイクハウリング」

グリップは左右展開可能で両手に持たせられます。
発射状態の先端部展開は差し替え。



GNビームサーベル。

1本だけ付属。


以下、巡航形態の紹介。




頭部を押し込み、胸部を展開。
胴体を引き出し前方へ。

肩から腕を後ろへ上げ、上腕を90度回転。
サイドバインダーを根元から後ろへ上げ、バインダー先端を展開。
背中に大型GNコンデンサを取り付け。

股関節を外側へ開き、脚部を90度回転し後方へ。
つま先を倒します。

ドレイクハウリングにジョイントパーツを取り付け本体へ接続。







巡航形態(クルーズポジション)

比較的キチッとまとまってはいるのですが
説明書と違いドレイクハウリングがまっすぐにならない・・・。
自分の変形の仕方が間違ってるんでしょうか?



この形態でもスタンド接続パーツは使用可能。



脛部のウイングが展開可能。

サイドバインダーも展開するようになっています。


以下、適当にポージング。













MGクアンタのパッケージ的な構図。


以上、ROBOT魂のブレイヴ指揮官機のレビューでした。

全体的に漂う「微妙感」は否めませんねぇ・・・。
現時点で発売されているブレイヴの中で唯一武装を全て再現できると言う点は素晴らしいです。
ただそれ以外の部分が疎かになりすぎて。
とにかくROBOT魂が最も売りにしていた可動面がダメというのがあまりにも痛い。
GNフラッグ、マスラオ(スサノオ)と来て最後でガクッと落ちてしまいました。

可動を楽しむならHG、武装ギミックを楽しむならROBOT魂。
・・・なんか変じゃない?
と言うかROBOT魂は可動も武装もHGより楽しめる物だったような。


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