千値練のRIOBOTシリーズから「デルフィング 第三形態」のレビューです。


『ブレイクブレイド』に登場するゴゥレム。
主人公ライガット・アローの搭乗機。
ワルキウレス部隊へ接近するためデルフィングに
中破したファブニルの装甲を寄せ集めて作られた多重装甲を装備した形態。
追加装甲で固められた上半身はほぼ可動不可能で、格闘性能は80%ダウン。
その代わり超重量+破格の馬力による突進力は桁違いで、アルガスのエルテーミスを突進だけで粉砕した。
なお、この形態以後本機は「デルフィング」という名で呼ばれる。

ではレビューは下からどうぞ。




パッケージ。




付属品一覧。

・試作大型剣(小)
・試作大型剣(大)
・イーストシミター
・ガンデ2型
・ヘビーランス4型
・槍
・多重装甲(左右各1)
・肩布(左右各1)
・手装甲(左右各1)
・腰装甲
・多重装甲用手(左右各1)
・持ち手(左右各1)
・平手(左右各1)
・スタンド一式



プロポーションをグルリと。

今回はパッケージから取り出した状態でレビューを進めます。
基本部分は第二形態と同じなのでプロポーションは変わりませんね。







各所アップ。

第二形態からの新規造形部分は
頭部、胸部、腿装甲、膝装甲、つま先装甲。

本体の銀塗装は前の黒銀から普通の銀色に変更されています。
これは多重装甲を纏った際に内部が暗くなってしまわないようにという配慮だそうで。
この状態でも見えている新規装甲の赤胴色(?)部分は
公式ブログによると影の明暗などを再現する為に彩色が分けられているらしい。
膝の正面部分の色合いなんかはそれが顕著ですね。

胸部装甲と肩のエンブレムは印刷済み。

肩や腿の布は変わらず軟質素材。



第二形態と並べると色の違いがハッキリしますね。



基本的に第二形態と同じ造形の部分が大半なので可動域も変わっていません。
ただし首だけは頭部装甲が大きくなったことで胴体と思いっきり干渉してしまっています。
下はほんのわずか程度に向けますが、上はもう全く無理です。


以下、仕様や武装関係の紹介。


RIOBOT標準のスタンド一式が今回も付属。

シリーズ2つ目ということで連結が出来るようになりました。



胸部の追加装甲は軽く引っ掛ける形で取り付けられています。
ただその構造の為簡単な接触でポロッと落ちてしまうほどの保持力。
アイデアと凝った姿勢は素晴らしいと思えるので判断の難しい所です。

膝とつま先の装甲は第二形態の足にそのまま被せられるように作られています。
接着などもされていないので取り外し可能。






武装は前の第二形態に付属していた物はそのまま付属。
装飾部分が組み立て式になっているのも同様。

サイズ重視の大きい試作大型剣が新しく追加。
細かい作りは変わらずですが傷の感じなど小さい方とは大分違った印象。
ちなみに装飾部分は一つしかなく小さい方と付け替えなければなりません。


以下、多重装甲形態の紹介。


手装甲を装備するにあたってこの専用の持ち手を使います。




肩装甲内部に多重装甲用の布を装着。

多重装甲は肩アーマーに取り付け。
フックに引っ掛けてから外側のピンで固定すると言う形。
ピッタリのサイズで調整されているので取り付けた際の固定感はバツグン。
その分取り外すのがかなり困難となっています。
順序的には取り付けた際の逆ですが、慎重にやらなければピンやフックが簡単に折れてしまいます。
自分はピンもフックも両方とも折れました(汗

手の装甲は専用の持ち手で持たせます。
ここもかなりキッチリ設計されているので持たせるまでが若干難しい。
固定が終わったら肩の装甲にあるジョイントを取り付けます。
試作大型剣(小)を差し込んで右側は終了。

左側は説明書だと先にイーストシミターを固定すると解説されています。
ただ取り付けてから手に持たせようとすると物凄く邪魔に(苦笑
ハッキリ言って装甲を持たせてからイーストシミターを差し込んだ方が楽。

腰前面に装甲を取り付けて完成。

多重装甲の取り付けに関しては第二形態同様に公式ブログで説明書の補助がされています。




これで正式にデルフィング第三形態。

急造で作り上げた感満載の物凄いプロポーションですね(笑
なかなか他では見られないですよこの後乗せボリューム。
それを見事に再現しており非常に素晴らしい。



さて自分の購入した本製品ですが見事にハズレだったようです。
左側装甲に塗装関係の失敗が。
まず上部の灰色部分が真っ赤。
そして前面になんか焼け焦げた感じに塗装が剥げしてしまっている部分が。
塗装にこだわっていると言っている分だけこの欠陥が残念です。

ちなみにこの形態でも肩を前後に回したり上に上げたり程度は可能。
さすがに劇中のように腕を装甲の前に持ってくるなんて無茶なことは出来ませんが。


以下、適当にポージング。














ただ走るだけだとバリエーション作るのが難しいなぁ。



第二形態と第三形態まで揃いました。
正確には受注限定で第一形態もありますけどね。


以上、RIOBOTのデルフィング第三形態のレビューでした。

相変わらずの小さいメーカーならではの凝りに凝って凝りすぎなクオリティ(笑
多重装甲の扱い方が気合はいりすぎですよ。
その気合の入りすぎな所が逆に扱いにくさも生んでしまってますが。
ただ個人的には製品チェックの不備が残念。
まぁこんなハズレは滅多にないと思うので総合評価に加えていいのかはわかりませんが。

発売予定があるのかどうかは分かりませんが
次は現時点でのデルフィングの中では一番の目玉となっている第四形態。
急造続きの装甲から一転、時間をかけて専用に作り上げられた装甲と武装を装備するわけですし
これは否が応でも期待が高まりますよ。


とりあえず貼ってみましたが小さいメーカーなので再販はかなりハードルが高いみたいで。
第二形態も再生産するだけの数が集まらないらしい。

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