RGから「シャア専用ズゴック」のレビューです。
『機動戦士ガンダム』に登場するモビルスーツ。
シャア・アズナブルの搭乗機。
ゴッグに次いで開発された水陸両用MS。
最終設計にあたっては、ゴッグなどの実働データを元に数々の改良が施されることとなり、
完成は後発のアッガイなどに後れをとってしまったうえ、機体番号も先送りされてしまった。
ただし、その甲斐あって、ズゴックは水陸両用MSとして高い完成度となった。
後に反応炉の出力向上と運動性の改良、装甲の材質変更などが施された「MSM-07S ズゴック指揮官型」が生産され、
「赤い彗星」の異名を持つシャアが搭乗した赤いズゴックが存在する。
ではレビューは下からどうぞ。
パケ横。
付属品一覧。
・交換用アイアンネイル×2
・シャア
・スタンド接続パーツ
プロポーションをグルリと。
RGスタイルのメカニカルなズゴックです。
各所アップ。
アドヴァンスドMSジョイントは、エクシアに続き水陸両用型用の新規造形になっています。
流用が長いこと続いて、いきなり新規造形の二連投。
モノアイガード、モノアイにクリアーパーツ。
モノアイのピンクはリアリスティックデカールによる再現。
シャアカラーの装甲は薄いピンクから濃い赤まで、四色が用いられています。
配色は細かくないデザインなので、パーツ割だけでほぼカラーリングを再現。
リアリスティックデカールは今回も黒丸の物のみ使用。
ただ爪は曲面ということでかなり剥がれやすいです。
ガンダムと。
まさかズゴックがRGで出るとは予想外すぎた。
以下、可動範囲の紹介。
胴の可動。
胸部が左右スイング、腹部が前後スイング、腰部が前後スイング+軸回転。
特に干渉は無いので前後へも良く動きます。
回転に制限は無し。
肩・腕の可動。
肩は根元が前方引き出し、上腕が軸接続+上下スイング+軸回転、多重関節部分が二箇所に十字方向のスイング。
多重関節部分は他の立体物とは異なる十字のスイングなのですが、これが完全に失敗しています。
関節部分があまりも貧弱すぎる為、腕の重量を支えられず上げた状態で固定するのはほぼ不可能。
肘は単純スイング。
RGなので装甲に連動機構が存在しています。
手首はボールジョイント接続。
爪がそれぞれスイング。
腰部アーマーの可動。
フロントがボールジョイント接続。
下半身の可動。
股関節は軸が左右連動で下にスイング、腿が軸接続+上下スイング+軸回転、腿の多重関節部分は二箇所に十字方向のスイング。
股関節の可動は優秀。
ただ多重関節部分が腕と同じ構造なので、信じられないほどにプラプラ。
腕よりも脚の方が重いので、より酷いです。
膝は二重スイング。
ここもアーマーが連動して可動。
足首は前後スイング+ボールジョイント接続、つま先がスイング。
前方への可動はかなり優秀ですが、横は小さなボールジョイントのみの可動なので微妙。
総評。
兎にも角にも多重関節部分の構造が話になりません。
多重関節にまでフレームを再現しようと欲張るからこんなことになる。
それ以外の関節はさほど問題なく、全体的にはズゴック史上トップの可動域かと。
立て膝がここまでやり易い。
以下、仕様や武装の紹介。
スタンド接続パーツは股に。
モノアイは回転+上下スイングで可動。
後ろ側に持ってくる事まで可能です。
コクピットハッチが開閉。
同スケールのシャアが付属。
バックパックはそれぞれ左右スイング。
アイアンネイルですが、交換で幻(?)の四本爪も再現可能。
付属する爪は八本なので、通常の物から爪も差し替える必要があります。
以下、適当にポージング。
腕も腿もフニャフニャですけど、接地ポージングならなんとか出来ますね。
ジャブローに散る!
こうなったらもうRGのジムを(笑
RGガンダムのコアブロックシステムの応用で、ぶち抜かれた腹とか夢すぎるオプションもセットで是非。
以上、RGのシャアズゴのレビューでした。
ガンダムタイプが続いていたRGのラインナップを突如ぶった切って、久しぶりに1stシリーズからシャア専用ズゴックがRG化。
ズゴックのキットでは最も密度の濃いメカニカルなデザインですね。
ただ今回のアドヴァンスドMSジョイントはどう見ても欠陥品です。
多重関節にまで無駄に頑張ってもらわないで結構だから、従来のボールジョイントにして欲しかった。
多重関節さえ除けば可動域は優秀なのですが。
携行武装というのも無い機体なので、四本爪があれば付属品は十分です。
本当に多重関節がボールジョイントでさえあってくれれば、満点を上げてもいいぐらいのキットだったのに。
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