RGから「ガンダム試作1号機 フルバーニアン」のレビューです。
『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』に登場するモビルスーツ。
主人公コウ・ウラキの搭乗機。
ガンダム試作2号機を追い宇宙へ上がった後、シーマ艦隊との戦闘で大破したガンダム試作1号機を宇宙戦仕様へと換装した機体。
本来は主機であるコア・ファイターIIの換装によって宇宙戦仕様への対応を予定されていたが、
機体の損壊状況を鑑み、完全な宇宙用の機体へと仕様変更されることとなった。
コア・ファイターIIも全面的に改装されることとなり、ブースト・ポッド装備の他、エアインテークユニットはリバース・スラスターに、
エンジンブロック自体もMS形態時にはフレキシブルスラスターユニットとして機能するよう大改造が施された。
特に上半身の各バーニアスラスターの可動域が拡大し、機動性や運動性が格段に向上することとなった。
基本装備は“GP-01”の設計案に盛り込まれていたものの、ここまでの大規模な仕様変更は想定されておらず、
AEサイドとしても峻別する必要があったため、機体ナンバーも“GP-01Fb”と変更された。
ただしこれはあくまで便宜上のもので制式番号ではない。
ではレビューは下からどうぞ。
パケ横。
付属品一覧。
・ビームライフル
・ビームジュッテ刃
・ビームサーベル×2
・シールド
・シールド交換用グリップ
・コウ
・ランディングギア
・スタンド接続パーツ
・可動手(左右各1)
・持ち手(右1)
プロポーションをグルリと。
GP-01同様に、RGらしいプロポーションに仕上がっています。
各所アップ。
こちらもアドヴァンスドMSジョイントはMk-IIからの流用。
GP-01からの流用は頭部やフレーム、武装類ぐらいで、装甲はほぼ新規ランナーになっています。
頭部や肩のセンサーにはクリアーパーツで、上からリアリスティックデカール。
白い装甲部分は二色成型。
GP-01同様、細かいパーツ割りで良い仕上がりです。
リアリスティックデカールは黒丸ナンバーのみ貼ってます。
こちらの膝の赤いラインもデカール再現。
GP-01と。
以下、可動範囲の紹介。
首の可動。
根元が前後スイング、頭部接続ボールジョイント。
首周りはそう大きな変化も無いので、GP-01同様。
胴の可動。
腹部が前後スイング+左右スイング、腰部が軸接続。
ここもGP-01同様にコアファイターを格納した状態での可動。
肩・腕の可動。
肩は根元が上下スイング+前後スイング、上腕が上下スイング+軸回転。
肩アーマーは上腕軸に取り付けられており独立可動、外側のプレートがスイング。
アーマーのデザインは変わりましたが、可動域はGP-01と変わらず優秀。
肘は二重関節。
連動して装甲がスライド。
手首は上下スイング+ボールジョイント接続。
腰部アーマーの可動。
フロント、リアは中央にボールジョイント接続。
サイドは前後スイング+上下スイング+軸回転。
下半身の可動。
股関節は軸接続+腿ボールジョイント接続。
同じフレームなので、こちらも股関節軸の可動あり。
腰部アーマーのデザインは変わりましたが、開脚や腿上げの可動域は同様。
膝は二重関節。
腿と膝アーマーが連動。
足首は前後スイング+ボールジョイント接続、つま先スイング。
GP-01とは違い、装甲はスライドしません。
総評。
GP-01とは大分デザインの違う機体ですが、可動に干渉するほどのデザイン変更ではないので、基本的にどの可動域もGP-01同様。
立て膝はこのぐらい。
以下、仕様や武装関係の紹介。
スタンド接続パーツは股に。
アクションベース2限定対応。
ユニバーサル・ブースト・ポッドは3軸可動。
上げたり広げたり回したりと、あらゆる方向に動きます。
スラスター部分がボールジョイント接続、外側がスイング。
コアファイターII-Fbは、下半身側はGP-01の時同様に腹部関節になっている板ピンに接続。
ただ上半身は前部ハッチぐらいでしか固定されていないので、物凄く外れやすく動かしていとイライラします。
GP-01のようにバックパックカバーが無いのだから、代わりの固定方法を何かしら考えて欲しかったなと。
変形手順。
ブーストポッドのジョイントを90度回転。
機首とバックパック部を開き、上部のカバーを閉じる。
機首下のカバーを閉じ、ビームガンを下げて変形終了。
コア・ファイターII-Fb。
キャノピーにクリアーパーツ。
GP-01のII同様、こちらも非常に良い仕上がりです。
ランディングギアは機首下とバックパック部裏に取り付け。
コア・ファイターIIと。
大気圏内外という仕様の違いで全く違うフォルムに。
キャノピーが開閉。
MS用のスタンド接続パーツを使用可能。
MSに戻って、コクピットハッチが開閉。
1/144サイズのコウも付属。
こちらは宇宙へ上がってからのバージョンですね。
リバース・スラスターが展開。
コアファイター裏からスラスターを押し出します。
ショルダーバーニアポッドが展開。
アーマーの白い部分と繋がっており、ここを外側へ引っ張ると飛び出します。
脹脛のスラスターカバーが開閉。
ビーム・ライフル。
スコープにクリアーパーツ。
スコープとフォアグリップがそれぞれ可動。
持ち手は従来通り固定重視の右手が付属。
銃身下部にはビーム・ジュッテ用のビーム刃を取り付け可能。
ビーム・サーベル。
グリップはバックパックのマウント用とは別に、ピンのある展開用が2本付属。
マウント時のグリップはGP-01に比べると抜き差ししやすくなってます。
専用シールド。
スライドギミック搭載。
ジョイントはスイング+ボールジョイント接続で可動。
ジョイントの取り付け方もGP-01同様なのですが、固体差なのかこっちはしっかり固定してくれました。
シールド裏にはビームライフルのエネルギーパックが2つ。
グリップのみで構える為の、左手と一体化した専用のグリップが付属。
以下、適当にポージング。
ヴァルヴァロ戦な感じで。
あれが唯一コアファイターを活用した戦闘だった気がする。
GP-02戦はまさに出番だと思ったんですけど、結局コアファイターでの脱出はしなかった(出来なかった?)んですよね。
並ぶことは有り得ない、2機揃い踏み。
以上、RGのGP-01Fbのレビューでした。
ノーマルとセットで発売となったフルバーニアン。
こちらもアドヴァンスドMSジョイント流用による不都合なども特に無く、RGとして良いクオリティで仕上がっています。
ただデザインの関係で、今回はコア・ファイターII-Fbとの合体ギミックがマイナスになってしまったなと。
上半身の固定が弱いせいで、動かしているとすぐに外れてイライラする。
GP-01と合わせて設計されているので仕方の無いことなのですが、もう少し固定する方法を考えて欲しかった。
付属品は全く同じなので、上半身の分解問題の点だけGP-01よりも劣る出来だったなと。
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