RGから「ガンダム試作1号機 ゼフィランサス」のレビューです。


『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』に登場するモビルスーツ。
主人公コウ・ウラキの搭乗機。
地球連邦軍とAE(アナハイム・エレクトロニクス社)が共同で推進する“ガンダム開発計画”によって極秘裏に試作された、実験用のガンダムタイプMS。
“一年戦争”において目覚しい戦果を上げたRX-78-2ガンダムのコンセプトを継承した機体として開発されており、
“教育型コンピューター”をはじめ、コクピットと脱出ポッドの機能を持つ“コア・ブロック・システム”なども採用されている。
トータルスペックなどは“ガンダム”と比較して向上していたが、地上と宇宙の双方で運用可能とする汎用性に関しては、
主機であるコア・ファイターIIを換装することで対応する手法を採用していた。
ちなみに「ゼフィランサス」とは、AE社の開発部門が名付けた相性的なコードネームで“タマスダレ属”の植物全般のことを指す。

ではレビューは下からどうぞ。




パケ横。



付属品一覧。

・ビームライフル
・ビームジュッテ刃
・ビームサーベル×2
・専用シールド
・シールド交換用グリップ
・コウ
・ランディングギア
・スタンド接続パーツ
・可動手(左右各1)
・持ち手(右1)



プロポーションをグルリと。

アドヴァンスドMSジョイントを流用していることもあるのか、イラストとはバランスが大分変わってますね。
胴と腿が長くなった感じ。
好みは分かれるでしょうが、これはこれでシンプルで良いプロポーションかなと。






各所アップ。

上でも触れましたが、アドヴァンスドMGジョイントは新規ではなく、Mk-IIからの流用。
ジョイントにあるピンを使わず装甲を被せて見えなくするみたいなことはありますが、基本的に特に問題無いように装甲が設計されてます。

頭部や肩のセンサーにクリアーパーツ、上からリアリスティックデカールを貼ってます。
装甲の白い部分は従来通り二色成型。
今回もパーツ割りが細かく良い出来。

リアリスティックデカールは今回も黒丸ナンバーの物のみ貼ってます。
ちなみに膝の赤いラインは成型色では再現されていません。



ガンダムと。

身長差はバッチリですね。


以下、可動範囲の紹介。


首の可動。

根元が前後スイング、頭部接続ボールジョイント。

どの方向にも十分動きます。



胴の可動。

腹部が前後スイング+左右スイング、腰部が軸接続。

コアファイターIIを格納した上での関節になっているので、あまり動きません。
まともなのは左右に傾ける可動のみ。
回転は内部構造の時点で制限されており、Mk-IIのアドヴァンスドMSジョイントは腰部軸が短いので引き出すことも不可能。
まぁ仮に引き出せたとしても、バックパックも思いっきり腰部に干渉してしまってますが。




肩・腕の可動。

肩は根元が上下スイング+前後スイング、上腕が上下スイング+軸回転。
肩アーマーは上腕軸に取り付けられており独立可動。
前方へも良く動きますが、なんとなくフレームの露出の仕方が不恰好。

肘は二重関節。
連動して装甲がスライド。

手首は上下スイング+ボールジョイント接続。



腰部アーマーの可動。

フロント、リアは中央にボールジョイント接続。
サイドは前後スイング+上下スイング+軸回転。




下半身の可動。

股関節は軸接続+腿ボールジョイント接続。
アドヴァンスドMSジョイント共通の股関節軸の可動も設けられています。
引き出してやれば腰部アーマーとの干渉を避けて動かしやすく。

膝は二重関節。
腿と膝アーマーが連動。

足首は前後スイング+ボールジョイント接続、つま先スイング+先端微スイング。
前後スイングに連動して装甲がスライド。
カバーは踵側にボールジョイント接続+上下スイング。


総評。
全体的に従来のRG的な可動なのですが、胴だけはコアファイターIIとの兼ね合いで厳しいですね。



立て膝はこのぐらい。


以下、仕様や武装関係の紹介。


スタンド接続パーツは股に。
アクションベース2限定対応。



コアファイターIIは上半身は前部ハッチとバックパックカバーの2点で固定。
下半身側は腹部関節にもなっている板ピンで接続されてます。

上半身は2点固定なのでしっかりしてますが、下半身側のジョイントが胴を動かしていると抜けてしまいやすい。




変形へは、まず機首と後部を伸ばし、青いカバー部分を閉じる。
主翼を開き、ビームサーベル(ビームガン)を下方へ。
ダクト部分は黄色い部分を左右を入れ替え、前後入れ替えて取り付け。
尾翼を起こして変形終了。





コア・ファイターII。

コアファイターはRG第1弾から確立されていたので、最新のこちらも素晴らしい仕上がり。
キャノピーにはクリアーパーツを使用。



ランディングギアは機首と主翼に取り付け。



キャノピーが開閉。
さすがに内部はスカスカ。



MS用と同じスタンド接続パーツを使用可能。



MS形態に戻って、コクピットハッチが開閉。

1/144サイズのコウも付属。
地球上での半袖軍服姿。



足裏のアンカーが展開。




ビーム・ライフル。

スコープにクリアーパーツ。
スコープとフォアグリップがそれぞれ可動。

持ち手は従来通り固定重視の右手が付属。

銃身下部にはビーム・ジュッテ用のビーム刃を取り付け可能。



ビーム・サーベル。

グリップはバックパックのマウント用とは別に、ピンのある展開用が2本付属。
マウント用は取り外せますが、ピンが細い割にキツキツなので破損が怖い。




専用シールド。

スライドギミック搭載。
ジョイントは腕裏の穴に取り付けるのですが、設計ミスではないかと言いたくなるほどポロポロ外れてイライラ。
ジョイントはスイング+ボールジョイント接続で可動。
シールド裏にはビームライフルのエネルギーパックが2つ。

グリップのみで構える為の、左手と一体化した専用のグリップが付属。
こういうのは今まで無かったので面白いですね。


以下、適当にポージング。










GP-02の冷却装置を貫く。

個人的にGP-01の最も印象深いシーンはここだと思う。





1/144のコアファイターって久しぶりでいいですね。


以上、RGのGP-01のレビューでした。

珍しいタイミングでRG化となったGP-01。
RGの特徴であるアドヴァンスドMSジョイントは、別作品であるMk-IIから流用という形が取られているものの、
流用による問題点なども特に無く、今回も良いクオリティで仕上がってますね。
GP-01の特徴であるコアファイターIIとの合体ギミックもしっかりと再現されており、1stとは違い格納状態での可動もある程度は備わっていたり。
付属品の量も十分で、満足の出来るGP-01でした。


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