ミニプラから「動物合体シリーズ01 ジュウオウキング」のレビューです。
『動物戦隊ジュウオウジャー』に登場する巨大ロボ。
キューブイーグル、キューブシャーク、キューブライオンの3体のジュウオウキューブが“動物合体”した形態。
ワシのスピード、サメの柔軟性、ライオンの攻撃力を兼ね備えるオールラウンダー。
武器は頭部から引き抜いて使う長剣“キングソード”。
必殺技“キングソード・ジュウオウ斬り”で一刀両断し、敵を細かいキューブ状に分解させて爆破する。
各378円(税込)×全5種=1890円。
ではレビューは下からどうぞ。
No.1はキューブイーグルの本体。
従来からパッケージデザインが変わっており、正面は劇中スーツではなくミニプラが記載。
更にセットごとの違いも簡単に。
No.2はキューブイーグルの翼と、ジュウオウキングの頭部。
No.3はキューブシャークと、キューブイーグル用パーツ。
No.4はキューブライオンと、キューブシャーク用パーツ。
No.5はキューブキリンと、キングソード。
以下、各ジュウオウキューブの紹介。
キューブイーグル(キューブモード)
ジュウオウイーグルのワシの本能を宿したジュウオウキューブ。
No.1、2と、No.3に付属する青いパーツで構成。
青は別セットですが、それでも赤、黄、白、黒とミニプラでは珍しい成型色の数になっています。
数字の1は真ん中がぽっかり空いていたりと、キューブとしての仕上がりはさすがに厳しい。
キューブイーグル(動物モード)
キューブから数字側のパーツを両開きにし、翼と黒い部分を展開。
頭部を起こして変形終了。
劇中ほどシャープではないにしろ良い出来です。
前作のレッドのパートナーのシノビマルと。
さすがにセット数が違うので比較は難しい。
キューブシャーク(キューブモード)
ジュウオウシャークのサメの本能を宿したジュウオウキューブ。
No.3と、No.4付属のパーツで構成。
No.3のみの成型色は青と白。
こちらは数字がキレイに出てます。
裏面の顔がシュール。
キューブシャーク(動物モード)
キューブの内側から背びれパーツを外し組み替え、頭部は左右から開いて前で閉じます。
これは劇中から考えてもバッチリの出来。
キューブイーグルと。
キューブライオン(キューブモード)
ジュウオウライオンのライオンの本能を宿したジュウオウキューブ。
これはNo.4のみで完成。
成型色は黄色と黒、キューブだと見えませんが白もあります。
裏面の顔の目は、内側に貼ったメタリックレッドのシールを見せるというミニプラにしては凝った造り。
数字のメタリックシールが今回ばかりは悪目立ちしちゃってますね。
かといって貼らないと格子状の肉抜き穴です。
顔が歪んでいる作りが気になったので、少し削って真っ直ぐにできるようにしてみました。
キューブライオン(動物モード)
キューブから顔と後脚をそれぞれ起こすだけ。
シャーク同様に劇中そっくりの良い出来です。
キューブイーグルと。
キューブキリン(キューブモード)
従来の戦隊シリーズで言うところの、武装担当キューブ。
2話時点では登場しておらず、表面のマークもどういう意味なのか。「!」マーク?
余談ですが、ジラフではなくキリンです。
成型色はオレンジ、黒、グレー。
普通に組み立てると微妙に閉じません。
ボディ用のキューブよりもかなり小さいです。
キューブキリン(動物モード)
キューブに折り畳まれていた体を開きます。
劇中を見ていないので何とも言えませんが、キリンと言えばキリン。
キューブイーグルと。
以下、合体の紹介。
まず劇中のようにキューブモードだけでも重ねられるようになっています。
イーグルだけ飛び出してしまっていますが。
各キューブのジョイントの位置は共通なので積み替え出来ますが、イーグルの上が飛び出しているので、イーグルの上に積むことは出来ません。
イーグルは動物モードから頭部を90度戻し、翼を畳む。
シャークはキューブモードから顔のようなパーツを取り外す。
ライオンはキューブモードから左右分割し、足を起こした黒いボールジョイントに取り付け。
以上のパーツを縦にくっつけていき、最後に頭部パーツを取り付け。
頭部はキングソードを回して顔が出てくるギミックが存在。
刺さっているキングソードも抜けます。
ジュウオウキング1・2・3
若干腕が小さいものの、それでも正面からの見た目はかなり良いです。
横や後ろから見るとキューブ感凄いですが(苦笑
正面に色んな顔があるのがシュール。
ジュウオウキングとしての顔は奥まっているので発色が少し悪い。
シュリケンジンと。
シュリケンジンの構成が独特なので比較しにくいのですが、やはり少し小さいかなと。
ただDX版も従来の物より小さいらしいので、ジュウオウキングはそういう仕様?
これが後の巨大合体を考慮してとのことなら良いのですが。
首は軸回転。
そのままだと横のピンに引っかかってろくに回せません。
差し替えてピンを超える事なら可能。
腹部が軸回転。
フロントアーマーの基部に引っかかってしまい写真が限界。
肩は軸接続、上腕が上下スイング。
構造的に45度ほどしか腕が上がらず、より厄介なのが腕を回す関節が存在していません。
肘がスイング。
イーグル時の翼がボールジョイント可動するのですが、それでもそのままだと曲がり難いです。
翼を上げてしまえば曲がりますが、今度はデザインがおかしなことに。
まぁこれはこれでカッコ良く見えなくもないですが。
手首は左右スイング。
武器を振り回すのに役に立つ可動ではないです。
股関節は上側に軸接続、白い部分で前後スイング+上下スイング。
開脚幅は90度ほど、腿上げは90度可能。
基部の軸接続で腿から回せるかと思いましたが、デザイン的に難しかったです。
あと後側に板があるので、腿を全く後に下げることが出来ません。
膝が軸接続+スイング。
まさかの180度近い曲げ方が可能。
ただヒンジ状の関節なので、途中の曲がり方は奇妙なデザインになってしまいます。
足首が前後スイング+ボールジョイント接続。
なんか足首らしい関節があるミニプラって懐かしくて嬉しいですね。
総評。
このデザインにして奇跡的な可動を備えた下半身に感動します。
ただ腕の可動の死にっぷりは動かしてみると本当に厳しい。
奇妙な見た目ですが立て膝が可能。
キングソード。
あまり長くはありませんが、劇中でも別に長いわけではないので十分。
ちなみにギミック用の小さいキングソードも持てます。
これはこれで短剣的で面白いかも。
キリンバズーカ。
キューブキリンの動物モードから、頭部を上げてグリップを起こします。
グリップが動くので、バズーカらしい肘を曲げて担ぐような持ち方もそれなりに可能。
以下、適当にポージング。
イーグルの翼をパタパタさせる感じや、ライオンの体を曲げる感じはギミックを利用すればなんとか。
武器を振り回すのがやはり厳しいものの、開脚接地ポーズの安定性がこんなに高いミニプラは久しぶりで楽しい。
以上、ミニプラのジュウオウキングのレビューでした。
ジュウオウジャーシリーズのミニプラ第1弾。
今回は妙に早い発売、成型色の増加、セット構成と、色々珍しい形に。
従来よりも1色ほど成型色が増えているので、素組みでも見た目が良くなっています。
キューブギミックはちゃんと再現しつつも、DX版とは比べ物にならないほどの可動域は素晴らしい。
セット構成としては、第1弾から武装用のキリンが入っており、プレイバリューが向上しています。
腕の可動という大きなダメージはありつつも、ミニプラってこういう物だよねという楽しさが帰ってきた気がした出来栄えでした。
BOXと全種セット。
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