MGから「トールギスIII」のレビューです。


『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』に登場するモビルスーツ。
ゼクス・マーキスの搭乗機。
トレーズによりトールギスIIと同時に設計された機体。
「高機動・重装甲」というトールギスの極端な性能を維持したまま、更なる攻撃力の強化が図られており、
新たに装備されたメガキャノンはドーバーガンを上回る威力を持ち、最大出力では資源衛星すらも一射で破壊する。
また、シールドにはエピオンと同型のヒートロッドを搭載。
終戦後はプリベンターの手で管理されていたが、マリーメイア軍の反乱に際し「火消しの風・ウインド」を名乗ったゼクスに託される。

プレミアムバンダイのホビーオンラインショップにて受注販売された、2015年1月発送商品。
お値段4860円。

ではレビューは下からどうぞ。



付属品一覧。

・メガキャノン
・ビームサーベル刃×2
・シールド
・ヒートロッド
・ゼクス
・持ち手用指A(左右各1)
・持ち手用指B(左右各1)
・平手(左右各1)
・スタンド接続パーツ




プロポーションをグルリと。

EW機体らしくスタイリッシュでカッコいいですね。






各所アップ。

キットは一般販売されたトールギスをベースに、頭部・肩部・武装に新規造形。

頭部カメラ部にクリアーパーツ(その上にホイルシール)。
MGですし、カラーリングが複雑な機体では無いので、素組みでも十分過ぎる仕上がり。
プレバンキットらしく、水転写式デカールが付属。



ウイングと。

ウイングもプロポーションはスタイリッシュ気味だったので、こういう形で並べても違和感ないですね。


以下、可動範囲の紹介。


首の可動。

ボールジョイント接続。

単純な関節ですが、可動域は十分にあります。
頭部と首は別になっており、頭部の可動に連動して上下し、横も向けます。



胴の可動。

胸部が前方スイング、腹部と腰部がそれぞれボールジョイント接続。

腰部ジョイントはほぼ動かないので、主に動かすのは腹部。
それでも十分な可動域があり、回転も腹部で行います。



肩・腕の可動。

肩は根元がボールジョイント接続+前後スイング、上腕が上下スイング+軸回転。
肩アーマーは上腕を挟む形で取り付け。
根元の構造はAGEシリーズに似たタイプですね。
ただボールジョイントの保持力に特に問題はありません。
前に上にと良く動きます。

肘は二重スイング。
買い 手首はボールジョイント接続、親指のみボールジョイント接続。



腰部アーマーの可動。

サイドは白と青の部分それぞれボールジョイント接続、腿にアレイ型ボールジョイントで接続。
リアは固定。





下半身の可動。

股関節は軸接続+上下スイング、腿が軸回転。
前述の通りサイドアーマーと腿が繋がっているので、可動は制限を受けます。
それでも開脚は90度以上余裕で出来ますし、腿上げも90度ほどまで可能。
ただそれでも煩わしければ、いっそサイドアーマーを独立させるという手もアリですね。
ちなみにサイドアーマーの有無に関わらず、腿の回点は構造的に動きにくいです。

膝は二重スイング。

足首は二重ボールジョイント接続、つま先がスイング。
前へはあまり動きませんが、それ以外の可動は優秀。


総評。
MGトールギスはIIIにして初購入だったのですが、思っていた以上にどの関節も動いてくれますね。
共通フレームのEW版ガンダムタイプよりも遥かに動きます。



立て膝はこのぐらい。


以下、仕様や付属品の紹介。


スタンド接続パーツは股に。



コクピットハッチが開閉。

同スケールのゼクスも付属。




背部スラスターは軸接続+上下スイング。

左右と下ブロック、内部のノズルと全ての機構が連動しており、外側の白い羽を開く事で全てが展開するギミックになっています。



リアのスラスターが開閉。





メガキャノン。

右肩のジョイントに取り付け。
アームはスイングとボールジョイントを合わせた5軸で可動。

銃身が展開し最大出力モードに。



シールド。

左肩のジョイントに取り付け。
こちらはスイングとボールジョイントを合わせて4軸可動。
グリップを握らせることも出来るのですが、取り回しが大変。




ヒートロッド。

シールドの先端に展開状態を取り付け(先端の刃は共通)。
10ブロック全てスイング+ボールジョイント接続。
エピオンに付属したものと同タイプですが、キチンと改善されており好きな角度で固定できるぐらいの保持力があります。
ただジョイント周辺に小さな穴が開いているせいで強度に問題があり、無理に負荷をかけるとそこから折れます。
ポージング撮影中に1つ折ってしまい、ポージングでは9ブロックになってます。



ビームサーベル。

グリップはシールド裏にマウント。


以下、適当にポージング。













ヒートロッドが補助無しで決まるっていうのがポイント高いですよね。
肩に接続する武装もある程度自由が利きますし。


以上、MGのトールギスIIIのレビューでした。

トールギスIIと一緒にプレバンで受注販売されたMGのトールギスIII。
MGトールギス自体を買うのが初めてだったのですが、造形に可動と良い出来ですね。
新規造形の武装も本体と同様に良く出来ており、ギミックも完備。
ヒートロッドがちゃんとエピオンから改善されていたのも良し。
非常に満足の出来るキットでした。

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