MGから「ウイングガンダムプロトゼロ EW」のレビューです。


『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 敗者たちの栄光』に登場するモビルスーツ。
主人公ヒイロ・ユイの搭乗機。
「オペレーション・メテオ」によって地球へ降下した5機のガンダムのベースとなった機体。
後に各ガンダムを開発する5人の科学者がトールギスに次いで開発した機体で、ガンダニュウム合金を使用した史上初のMS。
コロニーすら一撃で破壊するツインバスターライフルやネオバード形態への変形機能を有するなど、その性能はトールギスをも超えるものであった。
また、本機最大の特徴として、戦況予測を可能とする「ゼロシステム」を搭載している。
このシステムは“完全な勝利”をもたらす一方、使用者の肉体と精神に過度の負担を強いる為、生命の危機が及ぶ物でもあった。
設計こそA.C.180頃に行われていたプロトゼロだが、戦闘兵器のレベルの枠を超えた性能と、機体がOZの手に渡ることを危惧した5人の科学者は設計データを封印した。
しかし、A.C.195、カトルの手により、ゼロシステムを搭載した完全な形で組み上げられることになる。

「敗者たちの栄光」にウイングゼロが登場するにあたり、ウイングゼロの更に原型機という設定で、
TV版デザインを元に生み出されたのが、この「プロトゼロ」ということのようです。

ではレビューは下からどうぞ。




パケ横。



付属品一覧。

・ツインバスターライフル
・ビームサーベル刃×2
・シールド
・ヒイロ
・持ち手用指A(左右各1)
・持ち手用指B(左右各1)
・平手用指(左右各1)
・スタンド接続パーツA
・スタンド接続パーツB
・スタンド接続パーツC
・スタンド




プロポーションをグルリと。

基本的なデザインはTV版ウイングゼロですが、プロポーションは完全にEW版の物ですね。








各所アップ。

Wシリーズですが、今回は完全新規造形。
トールギスを買っていないのでいつからかは分かりませんが、グレー成型は昨今の素材が用いられています。

頭部や胸部にクリアーパーツ。
クリアーグリーンの成型色になっており、上から貼るホイルシールも付属してますが、目以外はそのままでも十分なので今回は貼っていません。
MGらしくパーツ割りは細かく、素組みで十分な仕上がり。

デカールとマーキングシール付属。



ウイングと。

TV版っぽく見えるけど、TV版ではないという妙。
ウイングもEW版的なプロポーションだったので、並べても違和感は無いですね。



エピオンと。

エピオンはEW版的なプロポーションながら骨太さも残っていたので、並べるとボリュームにかなり違いが。


以下、可動範囲の紹介。


首の可動。

根元が前後スイング、頭部接続がボールジョイント。

どの方向へも十分に動きます。



胴の可動。

腹部と腰部の二箇所ボールジョイント接続。

構造自体は最近のW系ガンダムと変わらないのですが、可動域は圧倒的に上です。
ウイングゼロでウイングの可動域が戻ってきました。



肩・腕の可動。

肩は根元が前方スイング、上腕が軸接続+上下スイング+軸回転。
肩アーマーは上腕軸に取り付けで、上下スイング。
根元の関節は前にしか動かないので、怒り肩が決まりにくいのが残念。
肩アーマーはプラプラでダランと下がってしまうので、外側のプレートを上腕にくっ付けてストッパーにしてやる必要があります。

肘は二重スイング。

手首はボールジョイント接続。



腰部アーマーの可動。

フロントはボールジョイント接続+上下スイング。
サイドはボールジョイト接続。
リアはボールジョイント接続+上下スイング。




下半身の可動。

股関節は軸接続+上下スイング+軸回転。
開脚は180度、腿上げは90度ほどまで可能。

膝は二重スイング。
180度ほどまで曲がります。

足首は前後スイング+ボールジョイント接続、つま先がスイング。
アンクルガードがスイング。
横方向へはボールジョイントのみで、相変わらず可動域はあまり広くないですね。


総評。
ここ最近のW系ガンダムから比べるとかなり動かしやすい方かなと。
ただウイングよりは劣っている部分もチラホラとあるのが残念。
ウイングゼロには重要な肩関節の上方向への可動をなんとか入れて欲しかった。



立て膝は重量の関係もあり難しい。


以下、仕様や武装の紹介。


従来の股に取り付けるスタンド接続パーツが付属。




直近でストライクルージュにも付属したスタンドが付属。
若干前方へ角度が変わります。

本体への接続には専用パーツを用い、バックパックに。
しっかりささっているので安定感はあります。

付属のスタンドでは角度調節が利かず使い勝手が悪いので、今回もアクションベース1の丸ジョイントがささるように調節。
ただ今回は接続パーツが合わせパーツになっていることもあり、安定感がちょっと微妙。
奥にパテを詰めてジョイント径にしっかり合うようにしておきました。



コクピットハッチが開閉。

立ち姿のヒイロも付属。



マシンキャノン。

カバーは上に引き出すように展開。



肩アーマーは上部が開き、スラスターを上に向けることも可能。



サイドアーマーには展開ギミック。




背部ウイングは基部が上下スイング+前後スイング。
可動方向がこの2軸しかないので、自由な展開は出来ません。
もう1軸、回るような可動部分があればグリグリ動かせたと思うので、そこだけ残念。

ウイングは両面それぞれ展開。
開くことで内部のスイングが使用可能に。
プロトゼロで追加された外側の小翼が2軸スイング。






ツインバスターライフル。

持ち手のピンと、手の平の形でしっかりと固定して持つことが可能。

中央部分のジョイントを起こすことで左右連結。
グリップはそれぞれ可動。
連結状態でもなんとか片手で支えられるぐらいの保持力があります。



ビームサーベル。

グリップは肩アーマーの白い部分に格納。
ビーム刃は2本付属。




シールド。

小さなバルカン部分など細かいパーツ割りでカラーリングが再現されています。

腕への接続は直接、前腕側面に差し込むだけとシンプル。
その為、取り回しがしにくいのが難点。
ただシールドを取り付けたまま武器を持てるだけのクリアランスは確保されてます。

先端部分には伸縮ギミックを搭載。


以上、MGのプロトゼロ(MS)のレビューでした。

ネオバード形態や、各種ポージングの紹介は後半へ。
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