『機動新世紀ガンダムX』に登場するモビルスーツ。
主人公ガロード・ランの搭乗機。
旧連邦軍が開発した対コロニー殲滅用のMS。
第七次宇宙戦争において連邦軍が決戦兵器として開発した機体の一つであり、
一撃でコロニーすらも破壊してしまうサテライトキャノンを装備する最強のMSであった。
月面の太陽光発電システムとスーパーマイクロウェーブによって、システムとの接続を維持している限り稼働を継続し、
常時高出力の武装を運用し続けることができる。
また、ニュータイプの戦闘能力を最大限に発揮するフラッシュシステムを搭載し、無人機である複数のGビットを遠隔操作できる。
これと連携した戦術を展開することで、あらゆる戦局に対応することができた。
また、機体そのものも汎用性も高く、陸、海、空、宇宙の全領域でトップクラスの戦闘能力を有する。
ただし、稼働させるためには「Gコン(Gコントローラー)」と呼ばれるキーデバイスが必要不可欠で、強力すぎる機体が安易に運用されないよう配慮されている。

ではレビューは下からどうぞ。




パケ横。



付属品一覧。

・シールドバスターライフル
・大型ビームソード刃
・ショルダーバルカン
・ガロード
・持ち手用指A(左右各1)
・持ち手用指B(右1)
・平手用指(左右各1)
・スタンド接続パーツA
・スタンド接続パーツB




プロポーションをグルリと。

シンプルで良いプロポーションです。








各所アップ。

頭部と胸部にクリアーグリーン、機体各所のエネルギーコンダクターにクリアーパープルのパーツを使用。
カラーリングはイラストではなく、劇中をイメージした成型色になっています。

MGなのでパーツ割りは細かく、シール再現はセンサーなど最小限で十分な仕上がり。
クリアーパーツは元からグリーンなので、シールは目にしか貼っていません。
初めは目も貼らなかったのですが、貼らないと発色がかなり悪かったので急遽貼りなおしました。

ビルドストライクに続いてデカールは付属せず、マーキングシールのみ。



ガンダムと。

このエックスで、アニメ作品の初期の主人公機は全てMG化されたみたいですね。



HGAW版と。

カラーリングモチーフが違うので、雰囲気が大分変わってます。
まぁHGAW版はディバイダーでこのカラーリングになってましたが。


以下、可動範囲の紹介。


首の可動。

根元が前後スイング、頭部接続がボールジョイント。

どの方向へも不自由なくよく動きます。



胴の可動。

腹部と腰部の二箇所ボールジョイント接続。

腰部側のジョイントが引き出しやすいようになっていて、前後にかなり動かせます。
ただ保持力が若干弱く、バックパックの重さに引きずられがち。
前後左右の可動は問題ないのですが、回転は腰部が上に飛び出しているデザインの為、制限を受けてしまっています。
恐らく腰部関節を引き出した際の隙間を隠すための造形だとは思いますが。



肩・腕の可動。

肩は根元が前方引き出し+上下スイング、上腕が軸接続+上下スイング+軸回転。
肩アーマーは上腕軸に通っており、独自にスイング。
根元部分の可動域がかなり広く、前に上にとかなり動きます。

肘は二重スイング。

手首はボールジョイント接続、親指がボールジョント可動。



腰部アーマーの可動。

フロント、サイドがボールジョイント接続。
リアは上下スイング。





下半身の可動。

股関節は軸接続+上下スイング+軸回転。
開脚はサイドアーマーの角度に左右されますが、どのみち十分に開きます。
腿上げは90度強。

膝は二重スイング。

足首は二重ボールジョイント接続、つま先がスイング。
足首カバーは関節を挟む形で取り付けられており可動、上に飛び出している部分も動くので可動を妨げません。
つま先の保持力がかなり緩めですが、重心が後ろ側にあるデザインなので、普通に立たせておくぶんにはさほど問題はないです。
ポージングなどで重心を前に持ってくるとかなり倒れやすいですが。


総評。
腰の回転に制限があることを除けば、どの関節も非常によく動きます。
あらゆるポージングにおいて不自由はありませんね。



機体自体の立て膝はかなりやりやすいですが、バックパックがあるとサテライトキャノンがちょいと邪魔。



個人的に腰が回らないのが不満なので、腰の飛び出している部分をガッツリと削ってやりました。
これで回転に制限は無し。
引き出した際の腰の隙間が目立ちやすくなりましたが、自分としては制限なしに腰が回る方が何十倍も大事です(笑


以下、仕様や武装の紹介。


スタンド接続パーツは従来の股に接続するタイプが付属。

更に今回は、バックパック下部に取り付けるタイプの物も付属。
ポージングの際の脚の位置などによって使い分けられるので、非常にありがたいです。



コクピットハッチが展開。
内部は上から覗きこまないと見えません。

同スケールのガロードが付属。



リアアーマーには何らかのマウント部分が。
ディバイダーに付属するであろう、ハイパーバズーカでもマウントするんですかね。



ショルダーバルカン。

バックパックの向かって右側に取り付け。
基部の軸接続+前後スイング、銃身が軸接続で斜めに可動。




シールドバスターライフル。

黒いラインまでパーツ割りされています。
ただスコープ部分がプラプラで、真っ直ぐ状態を維持するのが難しいという問題が。
持ち手は最近の指だけ交換するタイプで、ガッチリと保持してくれます。

銃口とスコープを畳み、装甲を開き、グリップを倒してシールドモードに。
シールドバスターライフルをこの角度で構えられるのは、エックスの立体物初ですね。
ずっとこう構えたいと思っていたので嬉しいです。

ライフルモードから銃身とスコープを畳んだ状態で、バックパック右下にマウント。



大型ビームソード。

グリップはサテライトキャノン後方に。
腕が届くので抜刀ポーズも難なく可能。
ビーム刃は迫力ある造形がされているので、HGAW版のような不満がなく良いです。






サテライトキャノン。

バックパックとリフレクターユニットを繋ぐ部分が4軸可動。
それを利用してウネウネと動かし、右上方へ持ってきた後、リフレクターユニットを開き、先端を前後反転。
リフレクターユニットはクリアーパーツの裏に、ミラーシートと呼ばれる虹色に光るシートを挟み込んでいます。
クリアーパーツ部分もブツブツの細かい造形になっており、今までの立体物とは比べ物にならない光の反射をしてくれます。

サテライトキャノンのグリップを持たせるための、グリップ接続ピンのない指が右に付属。
先端部分はスライドします。

上記のように可動部分が多いので、サテライトキャノンを構える角度はかなり自由が利きます。



ホバーリングモード。

サテライトキャノンの発射用への展開途中で、砲身を下に、リフレクターユニットを後方へ向けて開きます。
ただ基部のジョイントの保持力が弱く、どうしても写真のようなダランと下がった角度にしか展開ができません。
これ以上に上げるには、ジョイントのピンを太らせるなりして保持力を上げる必要が。


以下、適当にポージング。












HGAWがまだオールガンダムプロジェクト規格前のキットだったので、ここまで動かせるエックスは初めてですね。


以上、MGのガンダムXのレビューでした。

一番初めにキット化が発表されてからも時間が経っているので、ようやくキット化された感じのエックス。
現状、最も新しいMGとなるので、さすがにクオリティはかなり高いですね。
独自の構造を盛り込んだリフレクターユニットが非常にキレイです。
可動範囲も十分に確保されておりポージングにも困らない。
ただ保持力に調整が必要な部分もあったので、もう少しキツめにしてくれると良かったですが。
武装面ではシールドバスターライフルのギミックなど、細かいところまで完備。
造形良し、可動良し、ギミック良しと、全ての面において過去最高のエックスでした。


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