メカニックコレクションから「ヴァルヴレイヴI 火人 フルインパクト」のレビューです。


『革命機ヴァルヴレイヴ』に登場する霊長兵器。
主人公、時縞ハルトの搭乗機。
インパクト・ブースターは、モジュール77に残されていたデータを基に、貴生川が完成させたヴァルヴレイヴの新装備。
通常はAIタイプの鳥(ヤタガラス)型支援メカとしてウェポンキャリアーなどの用途で使用されるが、
機体の四肢に変形・合体することによって排熱効果を有した強力な一撃(エキゾースト・ヒート)を放つことが出来る。
また、本装備を介して他号機と繋がる(シェイクハンド)ことで両腕の熱量を平均化し、更に排熱攻撃を行えば、互いの機体温度を低下させることも可能。
なお、使用の際には尾翼部分の排熱カートリッジを消費する。
もう一つの新装備がアーダー・グリップであり、原動機関レイヴへ直に接続し、
発生するレイヴ・エネルギーを一旦アーダー・グリップ側へバイパスさせることによって、機体各所へ伝達されるエネルギーの流量調整を行う。
余剰エネルギーを適切に配分する効率的な運用を行えば最大2.4倍もの稼動時間を獲得できるが、
エンジン出力の稼動限界を超えた領域へと強制的に引き上げることも可能であり、
アクセルにもブレーキにもなりうる本装備は、レイヴエンジンが秘めた可能性を完全に掌握する。
背部にアーダー・グリップを装備したヴァルヴレイヴIは、両腕、両脚にインパクト・ブースターを装着、それらを同時にドライブさせることが可能となった。
両腰には最大9基の排熱カートリッジホルダーを装備する。

ではレビューは下からどうぞ。




パケ横。




付属品一覧。

・ジーエッジ短(左右各1)
・ジーエッジ長(左右各1)
・フォルドシックル×2
・ストライクブレイス
・ヴルトガ
・腕部用エフェクトパーツ
・脚部用エフェクトパーツ
・ハルトA
・ハルトB
・持ち手(左右各1)
・平手(左1)
・アーダーグリップ
・腕部インパクトブースター(左右各1)
・交換用手(左右各1)
・脚部インパクトブースター×2
・腰部カートリッジ×2
・スタンド




プロポーションをグルリと。

素の状態では発売済みの1号機とほぼ同じ物です。







各所アップ。

本体の新規造形部分は足のみ。
以前の足とはカラーリングが異なり、足の甲に黒いシールが付属。
踵のクリアーパーツは外していますが、規格は共通なので取り付けることも可能。
この新規の足は、インパクトブースターとの合体用につま先が曲がるようになっています。

つま先以外の可動範囲は1号機火人そのまま。




インパクト・ブースター。

腕部、脚部への合体用の物のみ付属で、鳥形態には変形しませんし付属もしていません。

本来のカラーリングはかなり細かく色が使われていますが、キットでは見事に一色成型。
シール補完すらもされていないという状況。
裏側は肉抜き穴がビッシリ。






フルインパクト。

アーダー・グリップ、インパクト・ブースター、腰部カートリッジを装着して完成。
インパクトブースターは手首部分に、腰部カートリッジは腿アーマーの下側に取り付け。

前述の通りインパクトブースターはとても雑な仕上がりですが、
アーダーグリップの方はちゃんとクリアーパーツを含めたパーツ割りがされていますし、シール補完もされていて十分な出来。
腰部のカートリッジも上の赤い部分がシール補完されていたりします。

とても自立できるデザインではないので、スタンドで浮かせるのが基本。
スタンドもフルインパクトに長さを合わせた物が付属してます。



普通の1号機と。

こう並べると物凄くゴチャゴチャしてますね。

今になって1号機の目の黒い部分を付け間違っていたことに気付いた(苦笑






アーダーグリップは、基部が上下スイング。
先端部分も上下スイング。
サイドの羽のような部分は、上下4つ全てボールジョイント接続+グレー部分がスイング。




腕部インパクトブースターの拳の部分がスイング。
指の差し替えで平手状態に。



脚部インパクトブースターは、先端と側面がそれぞれスイング。



腰部カートリッジは、ボールジョイント接続+上下スイング。
同じ場所に取り付けるジーエッジの鞘とは違い、こちらはちゃんと保持されます。

カートリッジは3ブロックに分かれており、全てボールジョイント接続。
説明書では好みの長さで組み立てるような解説がされていました。



腰部のセンシズ・ナーヴは、基部が軸接続+前後スイング。
ユニット4つが全て軸接続。

腰周りが物凄くゴチャゴチャしている上に、腕部インパクトブースターにも引っかかりやすいです。



ハルトは1号機付属の物に加え、アニメ2期の制服仕様の物が新規で付属。



硬質残光のエフェクトパーツは引き続き付属。
当然インパクトブースターを外さないと取り付けられませんが。



フォルド・シックル。

以下全て1号機と同じ物が付属。
腕部インパクトブースターがある状態でも持てますが、その際は平手にしておかないと厳しい。




ジー・エッジ。

1号機付属の物に加え、右側マウント用の物が新規で付属。
腰部カートリッジの上にマウントする形になりますが、更に腰に厚みが出るので、腰周りのゴチャゴチャ感が一層増してしまいます。
センシズナーヴとの干渉問題も健在で、動かしているとポロポロ落ちる。



ストライク・ブレイス。

取り付け位置がインパクトブースターと被るので、これだけは併用が出来ません。



ヴルトガ。

劇中での装備状態を再現するには、このキット単体だとジーエッジが足りません。
1号機を買っていれば、そちらから流用すればいいですが。


以下、適当にポージング。








このゴテゴテ感は猛烈に動かしにくいです(笑
アニメほどヴルトガを振りませるかいな。

フルインパクトという形態は完成していますが、バズ・バスターが付属しないので最終決戦仕様としては未完成といった感じですね。




腕と足のインパクトブースターはいちおう他の機体にも対応。

腕は5号機、6号機だと、前腕部の追加装備を外さないと取り付けられません。

足は全機共通してますが、どうもフルインパクトの足でないと保持力が弱い?



最後に最終戦仕様の1号機と3号機。

3号機だけ肩関節の構造が全く違っているので、5号機の肩アーマーを移植するのがとてつもなく大変でした。
胴体を一度バラして、肩関節ごと移植しないといけないという。


以上、メカコレのフルインパクトのレビューでした。

主人公機ヴァルヴレイヴIの強化形態が立体化。
新装備のアーダーグリップは細かい作りで満足ですが、目玉であるインパクトブースターのやっつけ具合がなんとも(苦笑
造形そのものはトゲトゲしく非常に細かいのですが、素組みでのカラーリングが残念の一言。
細かい配色を再現しろとは言いませんが、先端の黄色、カートリッジのグレーの成型色を変えるべきだったのではと。
フル装備状態でのゴチャゴチャ感による動かしにくさは、そもそもそういうデザインなので仕方が無いですね(笑
もう一つ残念だったのは、最終決戦仕様としてバス・バスターが付属しないこと。
放送中にキット発売を並行させていたわけなので、アニメ製作サイドとの連携をちゃんととって欲しかった。


ブログ記事元へ(別窓)
TOPページへ(別窓)