メカニックコレクションから「ヴァルヴレイヴI 火人」のレビューです。


『革命機ヴァルヴレイヴ』に登場する霊長兵器。
主人公、時縞ハルトの搭乗機。
ジオールスフィアのモジュール77で開発された機体。
機体を構成する内骨格のプリメートフレームは火人(ヒト)と銘打たれ、黒に赤を帯びたVLCポリマー外装甲の1号機は、
霊長兵器として標準的な仕様ながらもオフェンスに特化した設計が図られている。
角や翼の形状をなす緑の透明部位はセンシズ・ナーヴと呼ばれる高精度センサーであり、
ジー・エッジ、ストライク・ブレイスなどの刃部分の透明材質は外装強度を上回るクリア・フォッシルで形成されている。
四肢の末端にある透明部位から発するエネルギー光は硬質化特性(硬質残光)を有し、推進力のみならず攻防にも応用可能なヴァルヴレイヴ最大の特徴と言える。
また、多彩な携行武器類の全てを合体させた特能装備ヴルトガは、
射撃・打突・斬撃など、あらゆる攻撃要素を兼ね備えており、いかなる対象にも圧倒的な破壊効果を与える。

ではレビューは下からどうぞ。




パケ横。



付属品一覧。

・ジーエッジ(短)
・ジーエッジ(長)
・フォルドシックル×2
・ストライクブレイス
・ヴルトガ
・腕部用エフェクトパーツ
・脚部用エフェクトパーツ
・ハルト
・持ち手(左右各1)
・平手(左1)
・スタンド



プロポーションをグルリと。

イラストと比べても何ら遜色の無い、非常に良いプロポーションです。







各所アップ。

頭部、胸部のセンシズ・ナーヴにクリアーグリーン、袖、踵にクリアーピンクを使用。
胸部は内側にホイルシールを貼っていることもありキレイに発光します。

グレー部分は最近のMGのフレームに使用されているような柔らかい素材を使用。

配色はかなり細かい機体なので、白と赤のライン部分はシール対応。
それにより素組みでも十分な見栄えになるのですが、何故か腕の白いラインが1本足りないという。
機体各所に貼るマーキングもホイルシールなので、厚み分だけ少し浮いて見えてしまいますね。



RGガンダムと。

1/144なのでサイズ感もバッチリ。


以下、可動範囲の紹介。


首の可動。

根元がボールジョイント接続+上下スイング。

スイングのおかげで上はかなり向けます。
それ以外もそこそこ、横は頬と胸のプレートの干渉に気をつける必要があります。



胴の可動。

腰部がボールジョイント接続。

単純な構造なのでそこそこ。



肩・腕の可動。

肩は根元が前方スイング+上下スイング、上腕が軸接続+上下スイング+軸回転。
肩アーマーは上腕接続軸に取り付けられており独立可動、外側がスイング。
アーマーの可動もあり非常に良く動きます。

肘は二重スイング。
二重なので良く曲がります。

手首はボールジョイント接続。




下半身の可動。

股関節は軸接続+上下スイング+軸回転。
関節部が大腿部の中にあるので、スイング関節と言えどあまり動きません。
腿上げは可能。

膝は二重スイング。
180度曲がります。

足首はボールジョイント接続。
単純な可動なのでそこまでは動きませんが、基本的に飛ぶ機体なので普通に立てるだけの接地性があれば十分かなと。


総評。
股関節がデザイン的に制限はあるものの、それ以外の間接は十分すぎるほど動いてくれますね。
肘も膝も二重関節ですし、肩も良く上がる。



腿が上がるので立て膝は余裕で可能。


以下、仕様や武装の紹介。



背部センシズ・ナーヴを装着。
まぁ撮影上の都合で外していただけで、本機はこの状態が正しい姿ですが。

頭部同様にクリアーパーツ。
赤い部分はシール。

基部が2軸スイング、ユニットそのものが軸接続で可動。



スタンドが付属。
HGUCの大型MS(アッシマー)等に付属するタイプですね。
ただしHGUC版ほど動かず、角度調節は差し替え3段階。



1/144のハルトが付属。
RG以外でこのスケールのが付属するのは珍しい。



左手のみ付属する平手ですが、人差し指〜小指が動きます。



特徴的な硬質残光を再現するエフェクトパーツが、袖、踵それぞれ1つずつ付属。
ただし本体の物とは別で無色のクリアーパーツになっています。
どうせ本体の方はピンクなんですから、エフェクトもピンクに成型してくれたら・・・。



フォルド・シックル。

刃部分が透明という設定を考慮してか、丸ごとクリアー成型。
2本付属。

脇には納刀状態のが付いていますが、抜刀ギミックなどはなく単純にパーツごと着脱できるだけです。
着脱も面倒なので、これはこだわりが無ければそのままでもいいですかね。




ジー・エッジ。

フォルドシックル同様に丸ごとクリアー成型。
長短が1本ずつ付属。

鞘もそれぞれ付属。
鞘は腿アーマーにボールジョイント接続+スイング。
動かしていると背部センシズナーヴと物凄く干渉します。



ストライク・ブレイス。

これはさすがに刃部分のみクリアーパーツ。
赤い部分はシール対応。
これ用のマーキングシールがあります。

取り付け方は袖に通す形ですが、袖の赤いシールが剥がれる・・・。
塗装した場合は塗装剥げの可能性のある取り付け方ですね。




ヴリトガ。

武器本体に、フォルドシックル、ジーエッジ(刃のみ)、ストライクブレイスを取り付けて構成。
下部の刃はクリアーパーツ。
かなりの重量なので、手首関節の保持力が流石に足りません。
あとストライクブレイスが干渉するので肩に担ぐ形になります。


以下、適当にポージング。












ヴルトガだけは取り回しに微妙に苦労しますね。
射撃武装は劇中で使用頻度の高いボルク・アームがあると良かったなと。


以上、メカコレのヴァルヴレイヴIのレビューでした。

アニメと同時期にメカニックコレクションから立体化された、ヴァルヴレイヴの1号機。
今までのメカコレとは比べ物にならないほどパーツ割りが細かく、特徴的なクリアーパーツをふんだんに使用したキットに。
シール量もかなり多めで、素組みでも十分な仕上がりになるのが良いですね。
可動面もしっかりしており、付属品も豊富と、非常に満足できる内容でした。


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