メカニックコレクションから「アレクサンダ アキト機」のレビューです。


『コードギアス 亡国のアキト』に登場するナイトメアフレーム。
主人公、日向アキトの搭乗機。
wZEROの司令官、レイラ・マルカルが立案した作戦のために開発された特殊作戦機。
ナイトメアフレームの開発において、神聖ブリタニア帝国や黒の騎士団に比べ、
開発技術が大きく遅れるE.U.であったが、突然変異的にハイスペックを持つ機体となった。
設計を任されたwZEROに所属するアンナ・クレマン大尉は、既存のナイトメアフレームを参考にしつつも、
独自の技術を導入し、画期的な機体を作り上げた。
他に例を見ないインセクトモードへの変形、軽量化された期待と高性能フレームによって生み出される機動力。
これらとパイロットであるアキトの操縦技術が相まって、高機動戦闘を得意とする。

ではレビューは下からどうぞ。




パケ横。



付属品一覧。

・ジャッジメント×2
・ジャッジメント用マウントパーツ(左右各1)
・トンファー(左右各1)
・展開時トンファー×2
・平手付きウルナエッジ(左右各1)
・拘束具
・変形時コクピットパーツ
・変形時シャフト×2
・変形時膝パーツ×2
・アキト
・スタンド接続パーツ
・持ち手(左右各1)
・平手A(左右各1)
・平手B(左右各1)



プロポーションをグルリと。

文句なしに完璧なプロポーションですね。







各所アップ。

成型色は白とグレーの2色。
各部の赤いラインなどはホイルシール再現。
枚数多めで肩以外の赤いラインはシール補完できてますね。

マーキングシールでナンバーなどは再現。
コクピット部はハッチを開くことを考えて左下が切れているなど細かいです。



1/144ガンプラと並べて。
1/35なので実際はこの1/4サイズぐらいになるんですけどね(笑


以下、可動範囲の紹介。


首の可動。

根元が前後スイング、頭部接続がボールジョイント。

変形機構も手伝って頭部は大分引き出せることもあり、上下の干渉はかなり避けられ大きく動きます。
ただ頬の飾りと肩のプレートが思いっきり干渉して横を向きにくい。



胴の可動。

腰部ボールジョイント接続。

単純可動なのでそこそこ。
回転は回しすぎるとリアアーマーが取れます。
写真でギリギリ残っている感じ。



肩・腕の可動。

肩はアーマーがボールジョイント接続+上下スイング、上腕がアーマー内部で上下スイング+軸回転。
コクピットから伸びているプレートが見事に邪魔してくれていて全然上がってくれません。
更に鬱陶しいのが肩も上腕も関節がポロポロ外れる。
ポリキャップの切り込みに軸を差し込むという形状が原因。

肘は単純スイング。
肩と同様の構造でここも曲げているとポロポロ外れます。

手首は軸接続。
ポリキャップ未使用でおまけにユルユル。
前腕が浮かないようにキッチリ接着し、手首の軸を太らせないと話になりません。




下半身の可動。

股関節は軸接続+上下スイング。
まさかのスイング関節なのに腿の回転がありません。
スイング関節といっても大して開脚できませんし、腿も上がらない。
こんな関節ならボールジョイントにでもしてくれた方がよっぽど動きます。

膝は単純スイング。
ここもポロポロポイント。

足首はボールジョイント接続、つま先スイング。
接地性はそこそこ。


総評。
ハッキリ言って可動はストレスとの戦いです。
外れるわ、ユルいわ、思うように動かないわと。
正直褒める所が何一つありません(苦笑
首と足首が外れないしまだ及第点じゃない?といった感じ。



立て膝は無理。


以下、仕様や武装の紹介。


スタンド接続パーツはコクピットを繋いでいるシリンダー部を挟む形で取り付け。
お察しの通りグラグラしてます。
更に問題なのが対応しているのがアクションベース2の四角ジョイント限定。
RGもそうなのですがこれを使用する利点が本当に分からない。



コクピットは開くというより、ハッチを外します。
中は割とキッチリ作りこまれていて好印象。

同スケールのアキトも付属。



ランドスピナーは足側面に軸接続。
タイヤはクルクルとまではいかなくても回ります。



ウルナエッジ。

平手とセットになっています。
ナイフ側を手首に差し込むため、手が外側に飛び出て気持ち悪い感じに。



トンファー。

通常時は前腕に取り付け。

展開時はグリップを通常時から差し替えて持たせます。
ただグリップと持ち手の相性は本当に最悪で持てるなんてものではありません。




リニアアサルトライフル「ジャッジメント」。

専用の持ち手で持たせます。
持ち手の手首は角度が付いているのでこの形状のライフルでも構えることが可能。
前述の通りこの手首もユルユルですけどね。

銃底にマウントアームを取り付け、コクピット下のカバーの間に取り付けることで、背部マウントが可能。
アームは固定ですが、ライフルのマウント部あたりで若干の角度付け程度なら可能。


以下、変形の紹介。



バイザーを閉じ、首を引き出す。
上半身を後方へ倒し、首から胸部にかけてを下に引き出し首を畳む。

背部にコクピット延長パーツとシャフトを取り付け、コクピットを戻す。
肩と肘の角度を調節し、手を90度曲がった平手に。

腰から下を180度反転し、膝に延長パーツを取り付け、足首を伸ばしランドスピナーを畳む。

あとは各部の角度を調節して変形終了。





インセクトモード。

関節の可動域の限界でイラストほど極端なプロポーションには出来ないものの、
この変形機構を人型と両立しているのは素直に素晴らしいことだと思います。



インセクトモード時の拘束具が付属。

下のリングを腹部に合わせて、上から被せて取り付け。
本体と唯一密着しているのが腹部のみなのですが、固定されるわけではないのでかなりグラグラ。
インセクトモード時のコクピットが不安定で外れやすいので、拘束具と共に崩れたりしてイライラします。



インセクトモードで武装を全て乗せることが可能。


以下、適当にポージング。









各関節が本当に不安定なので遊ぶのはストレスとガチバトルです。
もうこれ以上やる気にならない(苦笑
インセクトモードは四肢でなんとか体を支えているので、一箇所でも接地していないと体を支えきれません。


以上、メカコレのアレクサンダのレビューでした。

亡国のアキト展開で再びメカコレに姿を現したナイトメアフレーム。
プロポーションの仕上がりはただひたすらに素晴らしいと思います。
シール再現ながら、面倒くさい色の配置も素組みで再現されていますし。
最大の特徴的であるインセクトモードへの変形もこのレベルで出来るのはスゴイ。
何もせずにただ飾っておくのであれば十分な出来だと思います。

・・・が、これが動かそうなどと思ったら評価は直滑降で最低レベルまで落ちるわけで。
ここまでほぼ全ての関節に問題を抱える可動キットもそう無いと思います。
大して動かない、ユルい、すぐ外れると、てんで話になってません。
ハッキリ言って胴体以外の関節は変形に何の関係も無いですし、変形がどうのは無関係。


ブログ記事元へ(別窓)
TOPページへ(別窓)