ダンボール戦機から「エンペラーM3 [エンペラーM5 コンバージョンモデル]」のレビューです。
『LBX列伝 History of Justice』に登場するLBX。
アーマーフレームのタイプはナイトフレーム。
-エンペラーM3-
イノベーター事件の裏で神谷重工が密かに開発を進めていたLBX。
エンペラーM2の設計思想を引き継ぎつつ改良を加えた強化発展型。
M2は内部の演算処理能力の向上に特化したのに対し、
M3ではコアスケルトンに「AX-03」使用する事を前提に外装の強度を全面的に見直し、デザインにも一部改修を加えている。
海道義光の暗殺によってイノベーターが崩壊、開発計画は一時凍結されていたが、
神谷重工LBX部門はクリスターイングラムに吸収された後も研究を続け、2056年に遂に完成させる。
スタンフィールインゴッドやコマンド解析システムこそ使われていないものの、
プレイヤーの腕次第ではM5と比較しても遜色ない性能を発揮できる可能性を秘めている。
ではレビューは下からどうぞ。
パケ横。
付属品一覧。
・ティターニア
・ティターニア用ジョイントパーツ
・タイラントエッジ×2
・エンペラーM5用頭部
・エンペラーM5用襟パーツ
・エンペラーM5用肩アーマー(左右各1)
・エンペラーM5用腕アーマー×2
・エンペラーM5用マント2枚
本キットは2タイプの新規機体のコンパチになっているので、説明書ではまずこの基本部分から組み立てます。
エンペラーM3。
あっちこっちトゲトゲしてます。
各所アップ。
キットは主にジ・エンペラーの流用。
ただ上半身は関節を除きほぼ新規造形になっています。
胸部にはクリアーパーツ。
配色はかなり細かいので、どうしてもシールでは補いきれていないですね。
まぁそれでもカバー出来ている方だとは思いますが。
通常版のジ・エンペラーを買っていないので、ハイパーファンクション版と。
アキレスと同じで外観の変化は上半身のみですね。
まぁこちらは関節色が変わってますが。
以下、可動範囲の紹介。
首の可動。
二重ボールジョイント接続。
首周りにボリュームがあるので、前後の可動は思いっきり制限を受けています。
左右や横はさほど気になりませんが。
胴の可動。
腰部が軸接続。
回転のみ。
肩・腕の可動。
肩はボールジョイント接続、上腕が上下スイング+軸回転。
肩アーマーは上腕を挟む形で取り付け。
アーマーがほとんど動かないので、腕を上に上げる事が困難。
相変わらず上腕の回転がギチギチで、そのまま回そうとすると肘関節に余計な負荷がかかって破損が怖い。
肘は単純スイング。
引き出して写真程度ですが、今回は前腕が抜けやすい印象。
手首はボールジョイント接続。
腰部アーマーの可動。
フロント、サイドがボールジョイント接続。
リアは固定。
下半身の可動。
股関節はボールジョイント接続。
アキレスと違いクリアランスが改善されているので、ギチギチで軸がねじ切れるような心配は無し。
ただその分、動かしていると抜けやすい。
膝は二重スイング。
引き出して写真程度の可動。
足首はボールジョイント接続、つま先側にボールジョイント接続。
つま先側のジョイントがユルユルで前方へ倒れやすい。
総評。
主に上半身でデザインによる可動の制限が厳しい。
下半身は旧関節としてはこんなもんでしょう。
股関節はそのまま組んでも問題ないのが少し楽。
立て膝はこのぐらい。
以下、仕様や武装の紹介。
コアはクリアーパーツで、両面にシール。
マント装着。
マントは紙製。
基部パーツが物凄いカーブ状になっているので、自然とマントも思いっきり内向きになります。
マントに角度を付けるのにも破れが気になりますし、最近の物のようなマントの接続部を保護するシールもありません。
マントの基部はわずかに動くのみ。
ティターニア。
ジ・エンペラーの物と同じ。
中央の色分けはシールで行われていますが、エッジ部分は紺色のまま。
以下、エンペラーM5の紹介。
-エンペラーM5-
クリスターイングラムより発注を受け、神谷コウスケと旧神谷重工LBX部門が作り上げたエンペラーシリーズの最新型LBX。
自律稼働でCCMからの細かな操作を必要とせず、ある程度のコマンドを外部から入力するだけで、全てをこなす事が出来るコマンド解析システムを搭載している。
バトルにおける挙動は、開発者である神谷コウスケをはじめ、かつてのエンペラーシリーズのプレイヤーである海道ジンや、伝説のLBXプレイヤー檜山蓮など、
様々なプレイヤーの動きをトレースしており、状況に応じた最適解を常に求める為に、相当高度な戦闘を行う。
装甲だけでなく基本装備である「タイラントティターニア」にもスタンフィールインゴッドが用いられており、防御性能だけでなく、攻撃力も飛躍的に向上した。
エンペラーM5。
肩アーマーが仰々しいマントを羽織っているようなデザイン。
エンペラー系のトゲトゲの最上級で、目つきの悪い顔といい完全なる悪役です。
各所アップ。
M3からは頭部、肩アーマー、前腕アーマーを交換。
頭部の交換の際に襟パーツを挟み込みます。
ただ単に挟んでいるだけなので、襟パーツはグラグラしますが。
前腕アーマーにはタイラントエッジを取り付け。
肩アーマーとのクリアランスが無いに等しいです。
こちらのカラーリングで主に足りないのはタイラントエッジですね。
再びHFジ・エンペラーと。
改良に改良を加えて、最終的にここまで凶悪なデザインに(笑
皇帝感は今までで一番強いですね。
首は襟に覆われたりしていますが、可動域自体はM3よりも優秀です。
ただ耳が肩アーマーと尋常ではないほどの干渉をしますが。
耳の紫部分がポロポロ外れるので、接着推奨。
肩アーマーが巨大化し、耳との干渉も大きいのでM3以上に腕が上がりません。
腕を前に上げる際にも、アーマーの体前面に飛び出している部分が頭部と思いっきり干渉してかなり動かしにくい。
前腕からタイラントエッジを外せば多少は動かしやすくなります。
マント装着。
基部パーツはM3と共通なので、分解してマントを入れ替える必要があります。
今回は2枚構成になっています。
タイラントエッジ、タイラントティターニア。
タイラントエッジは刃部分が差し替えで展開。
ティターニアの先端パーツをジョイント有りの物に交換して、タイラントエッジを取り付け可能。
この状態がタイラントティターニア。
ただでさえティターニア自体が重いのに、タイラントエッジが二つもくっ付く事で尋常ではないボリュームに。
補助無しではとても構えられません。
以下、適当にポージング。
ティターニアが重いので、補助無しで構えるのはかなり厳しい。
横ならともかく、前に構えようとするとまず倒れる。
M3とM5でポージング枚数の比率がおかし過ぎですね(笑
まぁデザイン的にもこちらの方が遊びたかったので。
ただ干渉しまくりの肩と頭、重すぎのタイラントティターニアと、ガッツリ動かすにはそれ相応のストレスが伴います(苦笑
下半身をハイパーファンクション版と交換。
当然のように可動域は大幅に向上しますが、アキレスIIと違い関節色が変わっているので若干の違和感も。
余談ですけど、タイラントティターニアってどの武器カテゴリーなんですかね。
ハンマーとして見たらもうただ馬鹿でかい武器でぶん殴るだけという、デザインも機能性もないような感じなのですが(笑
上位機体でバトル。
こんな馬鹿でかい武器で殴られたら、片手シールドで防ぎ切れる気がしない(笑
以上、エンペラーM3&M5のレビューでした。
ゲーム機体でもあるM3と、最新機体であるM5がコンパチ仕様で立体化。
M3に関してはデザイン的にはマイナーチェンジ的ですが、M5は色々と新しい要素が盛り込まれてますね。
ただ可動面は旧シリーズ流用であることに加えて、ゴチャゴチャし過ぎているデザインでシリーズでも屈指の動かしにくさ。
コンパチと武装ギミックによりプレイバリューはしっかりしているので、満足度は十分にあるかと。
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