ダンボール戦機から「アキレスII」のレビューです。
『LBX列伝 History of Justice』に登場するLBX。
山野バンの機体。
山野バンの発案により開始されたアキレス計画によって生み出されたLBX。
AX-00に代わる新たなコアスケルトンとして、「GX-01」が専用に開発された。
AX-00やVX-13など、山野博士が開発してきたかつてのコアスケルトンと比較すると、材質や技術の発達もあり、性能が大幅に向上している。
アーマーフレームのタイプはナイトフレーム。
かつてのアキレスの設計データを元に、2056年の技術によって再生された。
排熱系の更なる効率化と通信感度の向上化が図られ、頭頂部に仕込まれたセンサー系はオーディーンMk-2やアキレスD9のものを踏襲している。
上半身は積層装甲の一部に少量ではあるもののスタンフィールインゴッドを使用し、耐久性をアップ。
破損率の高い腕回りは更に全体的に強化されている。
バンが最も得意とする槍系の武器「ツインパイルランス」と盾「フレイムディフェンダー」が基本装備。
ではレビューは下からどうぞ。
パケ横。
付属品一覧。
・ツインパイルランス
・フレイムディフェンダー
プロポーションをグルリと。
手が白いということもあって、白さの際立つデザインですね。
各所アップ。
キットはLBX第1弾のアキレスの物が流用されています。
上半身のアーマーフレームは新規造形。
アキレスからの主な流用部分は関節ポリキャップと下半身のアーマーフレーム。
ただ青の成型色は変更されており、ハイパーファンクション同様アニメ等のカラーリングに近い紫がかった色になっています。
パーツ割+シール補完で素組みでも十分な仕上がり。
肩アーマーのプレート部分は形状的にシールが貼りにくいですが。
余談ですが、肘関節がしっかりはまっていなかった事に可動範囲の撮影中に気付きました。
この頃の写真だとまだ浮いています。
アキレスと。
アキレスと比べるとアキレスIIは上位騎士のようなオシャレ感。
下半身は全く同じですが、上半身がスリムになったことでプロポーション良くなりましたね。
以下、可動範囲の紹介。
首の可動。
二重ボールジョイント接続。
横を向く際には襟が干渉しますが、それ以外は良好。
胴の可動。
腰部が軸接続。
初期の関節なので回転のみ。
肩・腕の可動。
肩はボールジョイント接続、上腕が上下スイング+軸回転。
肩アーマーは上腕を挟む形で取り付け。
アーマーの可動域が狭いので、腕は90度までは上げられません。
あとこの頃の関節は、上腕の回転がギチギチで辛い。
肘は単純スイング。
引き出せば写真ほどまで。
手首はボールジョイント接続。
腰部アーマーの可動。
フロント、サイド共にボールジョイント接続。
リアは固定。
下半身の可動。
股関節はボールジョイント接続。
悪夢の関節再来。
普通に組むとボールジョイントがギッチギチで、そのまま動かすと確実に股関節軸がねじ切れて逝きます。
ユルユルにならないよう、少しずつボールジョイントを削りながら調整していくのが吉。
膝は二重スイング。
ここも引き出し可能ですが、引き出しても90度も曲がりません。
足首はボールジョイント接続、つま先側にボールジョイント接続。
この関節は前へはかなり動くものの、それ以外の可動域が厳しいです。
総評。
何の調整も入っていない初期関節そのままなので、今となってはこれを褒めようがありません。
上半身は最新キットでもそこまで可動域は変わりませんけどね。
立て膝は困難。
以下、仕様や武装の紹介。
コアパーツは初期仕様なので、裏表にシールが付属。
マントを装備。
アキレスIIのマントはしっかりしたデザインなので、プラ成型になっています。
大まかなカラーリングはシール補完されているので、素組みでも見栄えは悪くありません。
ただ成型色がオレンジというのが・・・。
マントは基部が軸接続+上下スイング。
4枚それぞれが独立して可動。
マントをひっくり返して上にあげると、光背みたいな感じでカッコいいですね。
ツインパイルランス。
一色成型です。
フレイムディフェンダー。
こちらも一色成型ですが、雑なツインパイルランスと違い、表面のカラーリングを補完するシールがあります。
持たせ方はLBX標準的ですが、ここにも初期型デザインの弊害が。
手がモナカ型で、シールドそのものにもかなり重量があるので、グリップ保持がかなりユルユルです。
しっかり保持するには、手をしっかり接着しグリップを太らせる必要が。
以下、適当にポージング。
W以降の関節に慣れきっているので、この下半身は接地ポージングが物凄くやりにくいです。
下半身をハイパーファンクションと交換。
初代アキレスと違い成型色が同じになっているので、交換しても全く違和感なくなっています。
腰部の軸が微妙に合っていないので、アキレスII側の軸を太らせないとユルユルですが。
可動範囲は比べるなどおこがましい(笑
以上、ダン戦のアキレスIIのレビューでした。
ゲーム&外伝作品からアキレスIIがキット化。
シリーズ第1弾のアキレスの改良機というが懐かしさもあります。
ただ関節面に関しては懐かしいなどと悠長に言ってられませんが(苦笑
可動範囲はひとまず置いておくとしても、散々破損問題を指摘された股関節をまだそのまま送り出すのかと。
まぁ股関節を新しくすると、必然的に脚部の構造も変えないといけないので、現在のダン戦の置かれている状況ではこれが限界でしょうか。
幸いハイパーファンクション版との組み合わせは塗装を必要としないので、そちらとの連携込みで楽しむ事は出来ます。
ブログ記事元へ(別窓)
TOPページへ(別窓)