コトブキヤから「ドロレス<初回限定仕様>」のレビューです。
『Z.O.E Dolores,I』に登場するオービタルフレーム。
ジェイムズ・リンクスの搭乗機。
少女のようなパーソナリティのAIを備えた、正体不明のオービタルフレーム。
ジェイムズを「おじさま」と慕い、レイチェルしか知らないはずの子守歌を歌う。
ネイルガン、アームショット、スマッシュパドル、バーストランス、ベクタートラップなど、多彩な武装を持つが、
当初は戦闘プログラムが封印されており、フレームランナー（操縦者）が乗らなければ戦う事が出来なかった。
実はイドロの残骸から作られた特殊なOFで、本来の名を“イシス”といい、機能が表面化する際は変形を伴う。
ではレビューは下からどうぞ。
パケ横。
パッケージイラストは珍しい上下どちらでも見れるデザイン。
付属品一覧。
・銃
・スマッシュパドル×2
・バーストランス用胸部パーツ（左右各1）
・展開時エネルギーシールド（左右各1）
・展開時ウイングユニット（左右各1）
・平手A（左右各1）
・平手B（左右各1）
・スタンド一式
・ジェイムズ立ち（初回特典）
・ジェイムズ座り（初回特典）
プロポーションをグルリと。
くびれが強調された腰に、スラリとした脚とプロポーションも全体的に女性的ですね。
踵を展開すればかろうじて自立は可能ですが、やはり立たせるのは現実的ではないです。
各所アップ。
額のオレンジ、バイザーとキャノピーの黒、肩と腿の緑がそれぞれクリアーパーツ。
濃いピンク部分の成型色はメタリック（パール？）調になっています。
大まかなカラーリングはパーツ割りで再現されていますが、特徴的な全身の青緑のラインは再現されていません。
ドロレスとイシスの水転写式デカールが付属。
ジェフティと。
オービタルフレーム自体が細身ですけど、ドロレスは特に細いですね。
以下、可動範囲の紹介。
首の可動。
根元がボールジョイント接続、頭部が上方スイング＋ボールジョイント接続。
髪の毛部分は三枚がそれぞれスイング、揉み上げのピンク部分がスイング。
耳が左右それぞれスイング。
可動構造そのものは優秀ですが、髪の毛の存在でかなり動かしにくいです。
上下に動かす分には問題ありませんが、横を向く際に思いっきり干渉をしています。
まず後ろ髪を上げないとほぼ動かないのですが、後ろ髪を上げるには左右を上げる必要があり、更に左右は襟との干渉で頭部を外さないと上がらないという。
結果的に頭部を動かす際には、頻繁に頭部を外す必要があります。
胴の可動。
胸部が前方スイング＋ボールジョイント接続、腰部がボールジョイント接続。
ここは文句なしに優秀です。
肩・腕の可動。
肩はボールジョイント接続、上腕が上下スイング＋軸回転。
肩アーマーは上腕の上に取り付けられており、スイング。
アーマーの限界で90度も上げられませんが、前へは良く動きます。
あと上腕の回転はデザイン的にほぼ死んでいるので、実質的には肘の方で回すことになります。
肘は上下軸接続、二重スイング。
若干引き出すことでより曲がります。
手首は軸接続＋スイング。
腰部アーマーの可動。
存在するのはリアのみでボールジョイント接続。
下半身の可動。
股関節は軸接続＋上下スイング＋軸回転。
クリアーグリーン部分の干渉で開脚幅は制限されています。
あと腿アーマーの後ろ側の干渉で、腿の回転は外側へはほとんど動きません。
腿上げは斜めの角度になら良く上がります。
特徴的な可動としては、外側ではなく内側へ良く動く事ですかね。
膝は軸接続＋二重スイング。
脛側に引き出し機構があり、深く曲げられます。
総評。
頭部がデザイン的に動かしにくいものの、それ以外の可動域は十分ですね。
股関節も制限はされてますが、女性型という点を加味して許容範囲かなと。
バランスを取れば立て膝も可能。
以下、仕様や武装の紹介。
スタンド接続は股後方のカバーを外して。
刻印済みのフライングベース3が付属。
外れ品だったようで、中央のビスが死んでいてユルユルでまともに使い物になりませんでした（苦笑
初回特典のジェイムズのフィギュア。
立ち姿のサイズ感だけで考えると、本キットは1/144弱ってことになるんですかね。
座り姿はコクピットにしっかり収まります。
ウイングユニットはボールジョイント接続。
ウイングの展開はユニットごと差し替えで。
こちらの基部はスイングジョイントで軸接続になっています。
バーストランス。
胸部ベスト部分ごと差し替えで展開。
エネルギーシールド。
前腕パーツを交換。
銃。
前腕と交換。
規格は共通なので左腕にも取り付けられます。
解説にはアームショットとありますが、これは正式名称が決まってないんですかね。
スマッシュパドル。
二本付属。
これも前腕と交換。
以下、適当にポージング。
女性型ですけど、オービタルフレームなので派手なポージングも十分に映えますね。
微笑ましい光景。
ブキヤキットのロボ娘って考えてみれば多いなと。
以上、コトブキヤのドロレスのレビューでした。
ZOEシリーズから、アニメ作品のドロレスがキット化。
女性型というデザインが特徴的な機体ですね。
従来のZOEシリーズ同様、キットとしての出来栄えは良好。
可動範囲も十分に備わっており、特徴的な女の子座りも可能。
付属品も色々と揃っているので、プレイバリューの点でも文句なしです。
流通数が少ないのか、Amazonとか送料無料の手頃なサイトではすぐに無くなってしまった印象。
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