コトブキヤのスーパーロボット大戦OGシリーズから「コンパチブルカイザー」のレビューです。


『スーパーロボット大戦OGシリーズ』に登場するスーパーロボット。
ファイター・ロアことコウタ・アズマの搭乗機。
ダークブレインとの戦いで大破し転移してきた機体をキザブロー・アズマ博士が回収し
日本・浅草地区の地下にて専用運用施設BFベースの建造と共に修復した。
四肢すら失うほどの破損だったため、ダイゼンガー同様の人工骨格筋肉駆動装置が用いられている。
異世界の技術で作られた主機のオーバー・ゲート・エンジンは不明な点も多く
キザブローの現存技術での修理状態では本来の力を発揮することが出来ていない。

ではレビューは下からどうぞ。



パケ横。



付属品一覧。

・オーバーカイザーソード
・カイザーブーメラン用柄
・持ち手(左右各1)
・平手(左右各1)
・ファイターロア




プロポーションをグルリと。

力強いマッシブで良いプロポーションです。

足の形状の問題で若干不安定。
特に前からの衝撃に弱い。







各所アップ。

目は彩色済み。
肩や脛などの水色のラインと腰の黒いラインも彩色済み。
各所の装飾には2色のクリアーパーツが使用。

頭部は普通に組むとかなり合わせ目が目立ってしまいます。
見栄えが微妙だったので今回は簡単に処理をしておきました。
顔は細かくパーツ割りがされているのでかなり細かい組み立て作業。
ちなみに顔が下から差し込む形だったりと後ハメを考慮した構造になってます。

クリアーパーツは基本的にハメ殺し。
特に青い方は塗装の上からはめるのでゲート処理を完璧にしないと入ってくれません。
一番初めに組んだ右肩は思いっきり押し込んだらバキッとヒビが入ってしまいました(汗



元が57mの機体なので今回はノンスケール。
それでもガンプラのMGと同程度のボリュームがあります。



電ホビ版と並べて。
各部のバランスが全然違ってますね。
今思えばブキヤキットの方が断然イラストに近い。


以下、可動範囲の紹介。


首の可動。

根元前後スイング、頭部接続ボールジョイント。

デザインの都合もありそこそこ。



胴の可動。

胸下部と腰部の二箇所ボールジョイント。

胸の方に隙間があり大きめに可動域が取られていますが、前屈は干渉であまりいきません。
胸と腰の軸をずらした形だともっと曲がります。





肩・腕の可動。

肩はボールジョイント、上腕上下スイング。
肩アーマーは上腕の上にボールジョイント接続。
アーマーは外側へスライドでき可動時の干渉を減らせるようになっています。

肘はスイング式ジョイントで軸接続。
前腕を押し込んだ状態だと90度も曲がらないのですが
前腕側の接続軸がかなり長いので引き出してやることで90度程度は曲げられます。

手首はボールジョイント。



腰部アーマーの可動。

フロントは基部が上下スイング+ボールジョイント。
サイドは上下スイング。
リアも上下スイング。




下半身の可動。

股関節はボールジョイント接続。
腿上げはフロントアーマーの根元の方に干渉してしまい90度は上がりません。

膝は二重関節。

足首はスイング式ジョイントで軸接続。
横のプレートはボールジョイント接続。
つま先はわずかのスイング。


総じてデザイン制限の中では十分頑張っているのではないかと思います。
もう少し腿が上がればなとか思いはしますが、全然満足できるレベル。


立て膝は辛い。


以下、仕様や武装関係の紹介。


スタンド接続は股の穴に。
ただしポリキャップが奥まった位置にあるのでスタンドによっては保持力に難。
魂STAGEあたりの接続軸の長さだとかなりギリギリのライン。



腕は軸接続なのでスパイラルナックルは可能。
ただ接続軸が長いので本体側が少し不恰好。
まぁそのおかげで肘が曲がるので難しい所。



カイザー・ブーメラン。

肩の刃を外し専用の柄へ取り付けます。
本来この柄の部分になるサイドアーマーはジョイントを残し取り外し可能。

柄は後部が外せるので持ち手を分解せずに持たせることが出来ます。



オーバー・カイザー・ソード。

柄がGサンダーゲートに搭載されているので本来は合体状態での使用武器なんですが
今回はボーナスパーツとして付属。

カイザーブーメラン同様に柄が取り外せるので持ち手を分解する必要はありません。



もう一つのボーナスパーツとして同スケール(?)のファイター・ロア付属。


以下、適当にポージング。


















以上、ブキヤのコンパチブルカイザーのレビューでした。

基本的にはいつものブキヤのスパロボOGシリーズとしての仕上がり。
今回は特に諸々「キチンと」組み上げないと問題が生じてしまいます。
ただし出来自体は非常に良い物。
造形は問題なく色分けも目立つ部分は大体カバー。
可動面もさほど問題を感じないほど動いてくれますし。
以前の電ホビ版と比べれば造形・サイズ・遊びやすさ・価格とあらゆる面で上回っています。

途中で触れた合体状態のGコンパチブルカイザーは6月に発売。
黄色成型部分が金色成型になっていたりと若干仕様も変わっている模様。


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