スーパーロボット大戦シリーズから「ブラスタ」のレビューです。


『第2次スーパーロボット大戦Z』に登場するロボット。
主人公クロウ・ブルーストの搭乗機。
アクシオン財団第13防衛研究所、通称スコート・ラボにて開発された、
対次元獣用機動兵器DMバスターの試作一号機。
アクシオン財団総帥からもたらされた桁外れに高出力なエネルギー源「VX」を搭載し、
異次元からの未知なる存在である次元獣に対抗する為、破格のスペックを与えられている。
特に機動性と索敵能力、戦闘で得られたデータを分析する能力に長けており、
あらゆる状況下において単独で強大な敵と戦う、あるいはそのデータを収集して生還することを目的とする。
後にVXを解析したデータから随伴装備「SPIGOT(物体の移動と変換のための空間確率干渉器)」が開発され、
VXから供給されるエネルギーを利用し、本機の機体性能や攻撃性能の更なる強化が可能となった。

ではレビューは下からどうぞ。



パケ横。



付属品一覧。

・AX-55EAGLE
・AX-55EAGLE用マガジン2種
・クラッチスナイパー用砲身
・ベイオネットスパイカー用エフェクトパーツ
・バンカーシールド
・バンカーシールド用ワイヤー
・持ち手(右1)
・平手セット(左右各1)






プロポーションをグルリと。

イラストと比べると胴が長いなかなと感じますが、バランスはキットの方がキレイです。
背中が重いですが素立ちは可能。








各所アップ。

額、顔、膝周り、ウイングが塗装済みパーツ。
胸部のVXはクリアーパーツ。
細かい造形が入ってます。

一つ気になるのは低年齢向け玩具かと突っ込みたくなるほど超適当造形の手。
もう少しなんとかならなかったものかと。

パーツ合わせは今回かなり良いです。
普通に弄る分には動かしていても特にバラける部分はありません。
肩アーマーのプレートぐらいですかね。



同スケールのガンダムと並べて。



アルトと並べて。


以下、可動範囲の紹介。


首の可動。

二重ボールジョイント接続。

特に干渉も無く非常に良く動きます。



胴の可動。

腹部と腰部の二箇所ボールジョイント。

そこそこの可動域はあるのですが、ボールジョイントが小さく保持力が弱め。
背中が重いので特に後ろ側へ上半身が倒れてしまいやすいです。
ちなみに腰の回転ですが若干引き出すような形にすることで、中央のプレートを逃がして回転が可能。
その場合は腰が抜けてしまいやすいですが。



肩・腕の可動。

肩は根元が上下スイング+前後スイング、上腕が軸接続+上下スイング+軸回転。
肩アーマーは上腕軸に通す形で取り付け、可動は無し。

肘は単純スイング+前腕ボールジョイント接続。
曲がり幅は90度程度。

手首は一切可動しません。





下半身の可動。

股関節は軸が上下スイング、腿が軸接続+上下スイング+軸回転。
開脚は引き出すことで若干ですが幅を広げること出来ます。
腿上げは股関節軸を下げることで、アーマーを内部に入れるような形で上げられるようになります。
フロントアーマーのような部分はボールジョイント接続ですが、可動に影響は無いので動かす必要はないかと。

膝は単純スイング。
90度しか曲がりません。

足首はボールジョイント接続、つま先がボールジョイント接続、踵がボールジョイント接続。
ここも小さいボールジョイントなので保持力は弱いです。
機体のイメージではありませんが、接地ポージングは厳しい。


総評。
思っていたよりは全体的に動くなという印象。
足りないと思うのは肘と膝の曲がり幅だけですし。
胴のほうはもう少し保持力が欲しかったですが。



足の動きは立て膝が出来るレベルですが、背中が重すぎて股関節が体を支えきれません。


以下、仕様や武装の紹介。


スタンド接続は股に。
少し奥まっているので軸が短いスタンドだと刺さりません。
魂STAGEだとわずかに刺さるだけなので保持力は皆無。




ウイング・パックは上下スイング。
尾翼部分もスイング。



ペネトレーション・ロッドは軸接続+上下スイング。
腰裏のスラスター(リアアーマー?)が上下スイング。



手の造形がやっつけというのは上で書きましたが、平手も特殊な形状。
手首&親指と人差し指〜小指までを別々に取り付けます。
ただ親指の方を外すのが厄介。
親指を持って抜くと確実に折れます。
手首の隙間に細い棒を引っ掛けて抜かないといけません。

まぁそんな面倒な交換手順ながら、開き方は非常に微妙なので使わなくてもいいかなと思ったり(苦笑







AX-55EAGLE。

持ち手形状の右手が付属していますが、実際には前腕の溝に挟む形で固定。
持ち手は単なる雰囲気付けです。

マガジンは3種類付属。
グレネード、補足ネット、ベイオネット・スパイカーでしょうかね。
色分けはされていません。
ベイオネット・スパイカーのエネルギー刃は下の銃口に差し込みます。
プラ製なので重くはありません。

下の砲身を交換してクラッチ・スナイパーも再現。
アームを肩に接続して固定します。
肩の接続部は上下に動くのである程度の自由は利きます。

余談ですが、
「アクシオン55型電磁加速式ガンランチャー(電磁加速式砲/発射器複合装備 EAG/LE)」
という記載が説明書に。
スラッシュが入りすぎててイマイチ良く分からない(笑





バンカー・シールド。

本体同様にシールドの黒部分は塗装済み。

前腕側面のパーツを外して取り付け。
基部をスライドさせることで90度曲げられるようになります。
これを利用することで劇中のような前方に構えることが可能。

先端を外してリード線を取り付けることでバンカー射出を再現。
誰の目にも明らかですが、リード線が細すぎて当然支えきれません(苦笑



フル装備。


以下、適当にポージング。














SPIGOTが再現できませんが、あの巨大リングは飾るのが大変ですしね(苦笑
こればかりは別に無くても問題なかったと個人的には思います。



第2次スーパーロボット大戦Z。

何一つシリーズが統一されてないのでサイズ感バラバラ(笑
唯一ダブルオーだけですかね。


以上、ブキヤのブラスタのレビューでした。

ブキヤのスパロボシリーズとしては初のOGシリーズとは無関係の機体の立体化。
今までの機体とは特に異なるデザインですが、割と良く出来ているかなと。
ブキヤキットの中では非常に組みやすいキットになっていますし、
可動は不便と思うほど動かない部分は無く、ポージングにはさほど困りませんでしたし。
付属品もSPIGOTを除けば全て付属しており、プレイバリューも良し。
まぁ機体が機体なので簡単なディスプレイスタンドが合ってもよかった気もしますが。


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