HGIBOから「ガンダムキマリス」のレビューです。


『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』に登場するモビルスーツ。
ガエリオ・ボードウィンの搭乗機。
ガンダム・フレームを採用したMSの中で、現存が確認されている26機のうちの1機。
中世の騎士のような外観が特徴で、近接戦闘に特化した武装を装備。
脚部の高出力ブースターを含めた各部ブースターにより高い機動性と突進力を有し、ランスを用いた強烈な突きを得意とする。
厄祭戦時に、初代ボードウィン卿が搭乗し、終戦の立役者となった英雄的MSであり、
ギャラルホルンのシンボルとして、終戦後は式典などに使用されていたが、
三日月のバルバトスに対抗するため、ガエリオの意向で約300年ぶりに戦場に投入されることになる。

ではレビューは下からどうぞ。




パケ横。



付属品一覧。

・グングニール
・コンバットナイフ
・コンバットナイフ用マウントパーツ




プロポーションをグルリと。

イラストに比べると頭が小さく腰が高くと、物凄くスタイリッシュなプロポーションに。






各所アップ。

グシオンと違いガンダムフレームらしい機体ということで、フレーム部分はバルバトスと同じランナーの成型色違いが使用されています。

シール仕様箇所は頭部、肩アーマーのライトグリーン、フロントアーマーの紫、脚部のスラスター内。
大まかな色分けは素組みでカバーされており、良い出来です。



バルバトスと。

共に開発された厄祭戦当時のままっぽいですけど、デザイン全然違いますね。
似ているのは五角形の胸部装甲ぐらい。


以下、可動範囲の紹介。


首の可動。

2重ボールジョイント接続。

干渉も無く動かしやすいのですが、バトルスタイルを考えると上が少し物足りないかな。



胴の可動。

胸部が前後スイング、腰部がボールジョイント接続。

オルフェンズではお馴染みの可動。



肩・腕の可動。

肩は根元が上方スイング+ボールジョイント接続、上腕が上下スイング+軸回転。
肩アーマーは上腕の上でスイング、外側がスイング。
バルバトスと同様の構造ですが、さすがにバルバトスほどは動きません。
関節パーツも全く同じなので、上腕の分解しやすさもバルバトス同様。

肘がスイング。

手首がボールジョイント接続。
巨大なランスを片手で構えるので、保持力が負けがち。



腰部アーマーの可動。

フロントが左右連結の切り離すことでボールジョイント接続。
サイドが上下スイング+軸接続。
リアは固定。





下半身の可動。

股関節は軸が前後スイング、腿が軸接続+上下スイング+軸回転。
開脚、腿上げ共に問題ありません。

肘が2重スイング。
90度以上は曲がるものの、膝下にボリュームがあるのであまり曲がっているように見えなかったり。

足首がボールジョイント接続+左右スイング、つま先が軸接続+スイング。
装甲に覆われているので可動域はかなり狭いです。
ただつま先が独立して回るので、横への可動域だけはなんとか確保できますが。


総評。
さすがにバルバトスよりは制限される箇所はあるものの、大きく動かしにくいというわけではないです。



立て膝はかなり厳しい。


以下、ギミックや付属品の紹介。



脚部装甲が前後に展開。
内部のスラスターが可動。

当たり前ですが、装甲を開くと足首の可動域が劇的に広がります。



スラッシュディスク。

肩アーマーの上が展開。
中に収まっているディスクも取り出せます。



グングニール。

グリップの中央にピンがあり、それを手の甲に固定することで安定して持てます。
ただ持ち手が普通の物しか存在せず、前に突き出したポージングが決まり難いという大きすぎる問題が。

余談ですが、オルフェンズで武装にこういう名前が付いているのは珍しいなと。
キマリスにグングニルって神話的なのが渋滞している(笑
まぁそれを言ったらギャラルホルンもですか。



コンバットナイフ。

刃を畳んで、リアアーマーに専用のパーツを用いてマウント可能。


以下、適当にポージング。









肝心のランスを構えるポージングがどうにも決まり難いのが(苦笑
膝アーマーとかのランナーに、右手だけでも配置できただろうと。



ダブルランス。

オプションセット1から流用。
グレイズのように袖に固定できず、グリップだけではグラグラで全く安定しません。

機動力に物を言わせた馬鹿の一つ覚えの突撃戦法なら、単純にランス2本持っていた方が強かったのでは(笑



肉を切らせて骨を断つ。



守られる人と守る人。

今になって思うのは、シュヴァルベグレイズはガエリオ機を一般販売して欲しかったということ。


以上、HGIBOのキマリスのレビューでした。

バルバトスと並んで初期から発表されていたガンダムフレーム機。
バルバトスとは対照的に装甲が多めな騎士スタイルが特徴的ですね。
装甲が多い分、バルバトスよりは若干可動面では劣りますが。
武装は一通り揃っており、スラッシュディスクに脚部スラスター展開とギミックもしっかりしています。
ただ個人的には、ランスを構える持ち手の大いなる怠慢が残念で仕方ないです。
まぁHGのハンドパーツに対する怠慢っぷりは、ある意味いつも通りかもしれませんが(苦笑


ブログ記事元へ(別窓)
TOPページへ(別窓)