HGIBOから「ガンダムダンタリオン」のレビューです。


『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 月鋼』に登場するモビルスーツ。
ザザ・フォッシルの搭乗機。
ガンダム・フレームを採用したMSの中で、現存が確認されている26機のうちの1機。
72機計画されたガンダム・フレームの中でも、開発末期に完成した機体でもある。
対モビルアーマー戦に実践投入されていた他のガンダム・フレームの戦闘記録を元に、大幅な計画の見直しが再三行われ、
結果、単機によるあらゆる戦局の打開を設計思想として、戦争の終結間際にようやく完成。
MAとの戦いにおいて十分な戦果を挙げた。
その功績を買われダンタリオンを保有する一家はザルムフォート家を名乗ることを許される。
そして300年を経過した今も、ダンタリオンはザルムフォート家の象徴として存在している。

ではレビューは下からどうぞ。




パケ横。



付属品一覧。

・ベイオネットライフル
・ベイオネットソード用ジョイントパーツ
・Tブースター
・Tブースター用スタンド接続パーツ
・スタンド



プロポーションをグルリと。

ネイキッド形態というだけあり、他のガンダムタイプと比べてもかなり細身。
どことなく顔にドクロ感を感じるのは自分だけですかね。





各所アップ。

フレームのランナーはアスタロトオリジンと同タイプ。
ただ肘や膝は新規パーツが使われています。

シール使用箇所は頭、胸、腰、膝。
頬の黄色のシールがボロボロになりやすいので、ここがパーツ分けされていないのは残念かな。
配色が割と細かいデザインで、主に腕や脚のグレーが素組みでは足りていません。



アスタロトと。

厄祭戦当時のままなので、本編に登場するガンダムでは初の左右対称デザインですね。


以下、可動範囲の紹介。


首の可動。

2重ボールジョイント接続。

どの方向へも十分に動きます。



胴の可動。

胸が前後スイング、腰がボールジョイント接続。

ここはいつも通り。



肩・腕の可動。

肩は根元がスイング+ボールジョイント接続、上腕が上下スイング+軸回転。
肩アーマーは上腕の上に取り付けでスイング。
前も上も十分に動きます。

肘が2重スイング。
ギミックの関係でガンダムタイプ初の2重関節。

手首がボールジョイント接続。




下半身の可動。

股関節は軸が前後スイング+軸接続+上下スイング、腿が軸回転。
開脚も腿上げも問題なし。

膝が2重スイング。
肘と同じように専用の関節で、深く曲がります。

足首がボールジョイント接続+左右スイング、つま先がスイング。
こんな足の横に装甲があるデザインでも横に動かせるというのは、本当に鉄オルのガンダムは秀逸なデザインだなと。


総評。
鉄オルシリーズ展開の最終盤でまさかのガンダムタイプ最高の可動範囲が来ましたね。



立て膝は辛い。


以下、ギミックや付属品の紹介。


ベイオネット・ライフル、ベイオネット・ソード。

ソード形態へは刀身を起こし、ライフルのグリップを外して持ち替え。




Tブースター装備。

百里を思い出すような後ろへの飛び出しっぷり。
自立などできるわけがないので、補助用のスタンドが付属。
差し替えで長さを変えられますが、正直限界まで長くして初めて使い物になるような。

ブースター側のスタンド接続は、左右のユニットを繋ぐように配置するジョイントパーツで。
ブースターは変形の関係で左右のユニットがグニャグニャなので、このジョイントパーツを使わないとデザインが崩れます。



ハーフカウル形態へはブースターの左右のユニットを分解。




バックパックのアームを縮める。
腕を前に上げ、肘を限界まで曲げ、手の角度を変える。
腕を覆うように分解したパーツを取り付け。
ハーフカウルの腕になる部分は、肘と手首を引き出す。




ハーフカウルT装備。

衝撃的なマッシブパワーアップ。
外伝作品ということで、レッドフレームのパワードレッドを思い出しますね。

この形態なら自立の問題はありませんが、開脚ポーズをすると上半身の重みに股関節が負けたりも。



肩は軸接続、上腕が上下スイング+軸回転。
肩アーマーの外側が動くこともあり、上に90度上げられます。

肘が2重スイング。
横になら曲げられますが、前は曲がりません。

手首が前後スイング+軸接続。
指はそれぞれ2重スイング。



ジョイントパーツを用いることで、ベイオネットソードを持たせられます。
ライフルの方はデザイン的に不可能。



トライエイジ用のカードが付属。


以下、適当にポージング。












今回もやはり近接武器は長尺でしたね。

ハーフカウルBも当然見てみたいけど、もうキット化は絶望的かなぁ。


以上、HGIBOのダンタリオンのレビューでした。

月鋼2期でのライバルガンダム。
次に控えているのがアスタロトの新形態なので、これが最後となる新ガンダムタイプのキットですかね。
他のガンダムタイプとは運用が異なるからか、非常にシンプルなデザインが特徴的。
可動面はギミックの関係で、鉄オルシリーズトップクラスの高可動。
目玉はやはりTブースターですね。
ブースター形態、ハーフカウル形態とどちらも尖ったデザインが面白いです。
武装が2形態に変形するライフルのみですが、プレイバリューは十分。
満足のキットでした。


ブログ記事元へ(別窓)
TOPページへ(別窓)