HGGOから「プロトタイプグフ 戦術実証機」のレビューです。


『機動戦士ガンダム THE ORIGIN Mobile Suit Discovery』に登場するモビルス−ツ。
ジオン軍が、ジオニック社に陸戦用に特化した新たなMSの試作発注をして開発された機体。
MS-06Fをベースにしつつも、装甲から冷却装置、推進装置、コックピットのレイアウトに至るまで、全面的に刷新されている。
機動テスト用の機動実証機YMS-07A-0、新型の固定武装をテストする戦術実証機YMS-07B-0が製作され、両者の違いは前腕にある。
戦術実証機はモビルワーカーMW-01 01式 後期型と同規格のアタッチメントが採用されており、
右腕に試作型ヒート・ロッド、左腕に三連装マシンガンを装着し、内蔵型固定武装の試験が行われた。
また、戦術実証機のテストパイロットにはランバ・ラルが参加していたという説がある。
彼がモビルワーカーの開発に参加していた際、担当した機体は“青”で塗装されており、識別番号は「31」であった。
その2つが戦術実証機にも確認できたことが説の根拠であるが、それ以外に確たる証拠は示されていない。

ではレビューは下からどうぞ。




パケ横。



付属品一覧。

・展開用ヒートロッド
・ヒートホーク(展開)
・ヒートホーク(収納)
・シールド
・交換用前腕
・握り手(右1)
・平手(右1)
・スタンド接続パーツ



プロポーションをグルリと。

腕部が特徴的なグフ。
オリジンシリーズらしくモールドが色々と入っています。






各所アップ。

腹部にクリアーパーツ。
発色は微妙です。

モノアイはシール再現ですが、マーキングシールの方に従来のただの丸いピンクとは違う物がありそちらを使用しました。
黒い部分をカットしてやれば更に見栄えが良いかも。

パイプは軟質素材。
素組みで再現されていないのは胸部や肩のグレーぐらいですかね。



シャアザクと。

全体的に大きいです。



グフR35と。

最近のグフ新作キットと。
同じグフ系統でも顔がまるで違う。


以下、可動範囲の紹介。


首の可動。

根元がボールジョイント接続、中間で前後スイング、頭部がボールジョイント接続。
モノアイが可動。

シャアザクと同じ構造ですが、デザイン的に上が動かしにくい。



胴の可動。

腹部が上下スイング+ボールジョイント接続、腰部がボールジョイント接続。

ここもシャアザクと同じ構造ですが、前後の可動域は少し狭くなっています。
回転はパイプの限界で写真ほどしか回せません。



肩・腕の可動。

肩は根元が上方スイング+ボールジョイント接続、上腕が上下スイング+軸回転。
肩アーマーが2重スイング。
ここはシャアザクとは構造が変わっており、ポリキャップの可動がREVIVEシリーズのような上方可動に。
怒り肩をしやすくなった代わりに、前方への可動はシャアザクほどはありません。
アーマーはシャアザクと同じく大きく動くので肩周りの自由度は高いですが、上腕の可動域が狭いのでシャアザクより腕は上がりません。

肘が2重スイング。
シャアザクのようにピッタリとまではいかないものの深くは曲がります。



腰部アーマーの可動。

サイドがボールジョイント接続。
フロントはサイドの方にボールジョイント接続。

ここの構造はグフR35を踏襲しています。




下半身の可動。

股関節は軸が前後スイング、腿が軸接続+上下スイング+軸回転。
開脚、腿上げ共に腰部アーマーに制限されています。
特に腿が上がらない。

膝が2重スイング。

足首は脚側が前後スイング+左右スイング+ボールジョイント接続、足が上下スイング、つま先がスイング。
横への可動が狭いので接地性は微妙。


総評。
全体的に高可動のシャアザクを踏襲しているものの、デザインの制限がかなり多くさほど可動域が広いという印象はありません。
まぁ今までのグフ系キットの中では動く方ではありますが、R35には劣るかな。



腿が上がらないので立て膝は辛い。


以下、ギミックや付属品の紹介。


アクションベース2用のスタンド接続パーツが付属。

汎用的なスタンドはリアアーマーに取り付け可能。
穴が浅いので頼りないですが。



試作型ヒート・ロッド。

ロッドは軟質素材である程度に曲げられます。



三連装マシンガン。

ボールジョイント可動。



右腕は取り外し可能で、マニピュレーターを取り付け可能。

手首は軸接続+スイング。
平手も付属しますが、掌は肉抜き穴。



ヒート・ホーク。

上記のマニピュレーターに持たせます。
サイドアーマーへのマウント用も付属。



シールド。

ジョイントは肘裏に取り付け、基部が軸接続。
裏側にはヒートホークをマウント可能。


以下、適当にポージング。








体の大きなこのグフにザクのヒートホークだと小さくて微妙ですね。
試作型だから仕方ないですが、やはりグフと言えばヒートサーベルだなと。


以上、HGGOのプロトタイプグフのレビューでした。

オリジン版MSVから、グフのプロトタイプがキット化。
腕部のデザインが特徴的です。
可動範囲はオリジン版のザクをベースとしつつも、デザインの制限で良く動くとは言えない感じ。
ヒートロッド、マシンガン、シールド、手持ち武器と武装の数はグフと変わらないので、プレイバリューは確保されていますね。
普通のグフとは一味違った面白いキットでした。


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