HGGOから「モビルワーカー MW-01 01式 後期型(マッシュ機)」のレビューです。


『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』に登場するモビルワーカー。
マッシュの搭乗機。
ジオン自治共和国が、来るべき独立戦争に備え新兵器開発を進める中、
ドズル大佐が「ダーク・コロニー」で極秘に進めていた、人型機動兵器「モビルスーツ」の開発プロジェクトで作られた機体。
計画当初は“月面開拓用の人型作業機械を開発する”ことを隠れ蓑に進められ、名称も「モビルワーカー」と呼称されていた。
初期の試作実験機「モビルワーカー MW-01 01式 初期型」は、肥大化した腕部に短い脚部、単眼型可動式カメラ「モノアイ」が特徴で、
動力源である融合炉は本体に収まりきらず剥き出しで背中に搭載されていた。
その改良発展型である「後期型」は、基本構造は初期型から大きく変わりはしないものの、細部にわたって変更が加えられている。
モジュール化された前腕部はマニピュレーターなど各種アタッチメントに交換でき、宇宙空間での姿勢制御実験に向けて推進器などの増設も行われている。
開発には黒い三連星やランバ・ラルもテストパイロットとして参加しており、格闘実験ではマッシュ機はオレンジに、ランバ機は青に塗装された。

ではレビューは下からどうぞ。




パケ横。



付属品一覧。

・シールド
・平手(左1)




プロポーションをグルリと。

2足歩行型の大型重機。
イラスト等と比べても遜色の無いプロポーションです。
まぁ本来の立ち方は膝を逆関節に曲げた前傾姿勢ですが。







各所アップ。

モノアイはシール再現。
コクピットはグレー一色でさすがに再現はされていません。
コクピット隣のライトも同様。
黄と黒の警戒色は全てシール再現。
コーションマークの詰まったマーキングシールが付属。

肩と脚のケーブルはゴム製。
これがとても酷く、接続部分が小さく浅すぎてポロポロ外れる。
どうしようもないので瞬間接着剤で固定してやりました。
本当にそのぐらいしないと話にならないレベル。



シャアザクと。

これが開発を重ねてザクになるというのが凄い。


以下、可動範囲の紹介。


首の可動。

根元が上方スイング、頭部がボールジョイント接続。
モノアイが可動。

上への可動が特に優秀。
この頭の小ささでもモノアイ可動が実装されています。



胴の可動。

腰部がボールジョイント接続。

ジョイントが1つなので可動域はそこそこ。
回転はさすがに問題ありません。




肩・腕の可動。

肩は根元が上下スイング+前後スイング、上腕が軸回転。
MSとはデザインが大きく異なっており、動かし方も独特。
前後は良く動きますが、上にはさすがにほとんど上がりません。
上腕は写真程度の可動が限界。

肘が2重スイング。
しっかり曲がります。

左手首が軸接続+スイング。




下半身の可動。

股関節は根元が上下スイング+前後スイング、腿がボールジョイント接続。
肩と同じ関節が使われており、ただのボールジョイントに留まらないぐらいの開脚幅があります。
腿上げも90度以上可能。

膝が2重スイング。
いちおう90度以上は曲がっています。

足首がボールジョイント接続、つま先が軸接続+上下スイング。
足首だけだと横への可動域が狭いですが、つま先を使えば接地性は大きく上がります。


総評。
2足歩行型ではあるものの、MSとは異なる部分もありますね。
ただ全体的に想像よりも良く動くなという印象。



このぐらいの立て膝は可能。


以下、ギミックや付属品の紹介。


腕部は3本のロックを外して着脱可能。

右腕のクローは基部の軸接続と、それぞれの爪が可動。



シールド。

左手でグリップを握らせて持たせるのですが、プラプラもプラプラで話になりません。
グリップか持ち手のどちらかを盛って調整が必須。


以下、適当にポージング。







劇中ではこんなことまではしてませんが(笑



プロトタイプグフにクローユニット。

こういう遊びが出来るのは面白いですね。




代わりにプロトタイプグフの腕部を。

軸が共通なので取り付けられますが、大きさが合っていないのでさすがに微妙ですね。



ガンタンクをぶっ飛ばす。

実際にぶっ飛ばしていたのは初期型ですが。


以上、HGGOのモビルワーカーのレビューでした。

OVA2話に唯一登場したロボットのモビルワーカー。
後のザクとは比べ物にならない、ずんぐりむっくりで洗練されていないデザインが特徴的ですね。
キットとしての出来は、ゴム製のケーブルが雑なことを除けば良い仕上がり。
このデザインながら、可動面もちゃんと考えられているのが好印象です。
付属品はそもそもそんなにない機体なので、シールドがあるだけでも十分。
MSとはまた異なる面白いキットでした。


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