HGGOから「ドム試作実験機」のレビューです。
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN Mobile Suit Discovery』に登場するモビルス−ツ。
推進機関の開発で高い技術力を誇るツィマット社が、ジオニック社からのMSの委託生産と併行して、自社開発した機体。
当初、ツィマット社は軽量化された機体に研究中のスラスターを搭載したYMS-08Aを試作したが、
スラスターの出力不足に悩まされ、開発競争でジオニック社のグフに敗退する。
この結果を受け、ツィマット社は地上戦用MSの開発コンセプトを転換。
軽量化から重装甲化へとシフトし、ザク、グフでも常に指摘されていた機動力不足を解消した実験用MSを開発する。
YMS-08B、後にドム試作実験機と呼ばれることになった機体は、十字型モノアイ、ヒート・サーベル、熱ジェットエンジンによるホバー推進を搭載。
後に、地上テストで使用していたグフタイプのコクピットを、ザクタイプに換装した宇宙仕様も製作され、ビーム・バズーカの射撃試験も行われている。
YMS-08AとYMS-08Bでの実験を完了したツィマット社が、得られたデータを元にYMS-09プロトタイプドムの開発に着手していく。
ではレビューは下からどうぞ。
パケ横。
付属品一覧。
・ビームバズーカ
・ヒートサーベル
・宇宙仕様用パーツ
・持ち手(右1)
・平手(左1)
プロポーションをグルリと。
ザクのパーツが使われている部分も多く、全体的にスリムですね。
各所アップ。
モノアイガード、胸部にクリアーパーツ。
モノアイはマーキングシールによる再現。
2種類ありますが、黒い淵のあるものだと弱かったので普通のピンクにしておきました。
胸部の赤も、上からマーキングシールを貼っています。
パイプは軟質素材。
素組みでもカラーリング再現は十分ですね。
ちなみにモノアイと胸部以外のマーキングシールは貼っていません。
シャアザクと。
腕はまんまザクですね。
HGUCドムと。
最終的にかなりデザインの変わった機体に。
プロトタイプグフと。
こういうMSVな機体がキット化されるというのは嬉しいですね。
以下、可動範囲の紹介。
首の可動。
根元がボールジョイント接続、中間で前後スイング、頭部がボールジョイント接続。
モノアイが球体可動。
オリジン版のザクと同じ構造なので、ドムの首にしては可動域は広め。
モノアイはガード部分を外して動かします。
胴の可動。
腹部がスイング+ボールジョイント接続、腰部がボールジョイント接続。
こちらもオリジン版ザクと同じ構造なので、どの方向へも良く動きます。
肩・腕の可動。
肩は胸部側面が前方スイング+ジョイントが前方スイング+ボールジョイント接続、上腕が上下スイング+軸回転。
肩アーマーは上腕の上に取り付けで可動。
ここもオリジン版ザクと同様で、前に良く動きますし、上にも上がります。
肘が2重スイング。
深く曲がります。
手首がボールジョイント接続。
腰部アーマーの可動。
フロントが上下スイング。
サイドが上下スイング。
リアは固定。
下半身の可動。
股関節は軸が前後スイング、腿が軸接続+上下スイング+軸回転。
開脚、腿上げ共に良く動きます。
膝が2重スイング。
ドムの膝でここまで曲がるのは凄いですね。
足首がボールジョイント接続+前後スイング+左右スイング。
前と真横への可動域はかなり広め。
総評。
上半身はドムというよりもザクっぽいので、オリジン版ザクの高可動がそのまま活きてますね。
下半身も十分に動き、可動面での不満はありません。
立て膝はキレイに決まります。
以下、ギミックや付属品の紹介。
胸部パーツはこちらを使うと宇宙仕様に。
ただ一度組み立てると色々と分解しないといけないので、組み替えは面倒です。
ビーム・バズーカ。
スコープ部にクリアーパーツ。
グリップが可動します。
バズーカ用の持ち手は右のみ。
ヒート・サーベル。
バックパックに差し込むかたちでマウント可能。
以下、適当にポージング。
こんなスタイリッシュに動かせるドムのキットは初めてですね(笑
以上、HGGOのドム試作実験機のレビューでした。
MSDシリーズ第2弾は、プロトタイプドムになる更に前のドム試作実験機。
ドムらしさとザクらしさが混在しているデザインが特徴的ですね。
可動面はザクらしさが功を奏しての、ドムという名前のキットにしては異例の高可動。
付属品は非常にシンプルですが、バズーカにサーベルとドムらしい物は揃っているので十分。
これぞMSV系統というキットでした。
ブログ記事元へ(別窓)
TOPページへ(別窓)