HGBFから「すーぱーふみな」のレビューです。
『ガンダムビルドファイターズトライ』に登場するガンプラ。
サカイ・ミナトの機体。
ミナトがメイジン杯のオープンコースに出品したガンプラ。
ホシノ・フミナへの想いを具現化しており、彼女自身をモデルに作られている。
ただし、モデルとすることをフミナには許可を取っておらず、フミナ本人だけでなく、審査員のメイジンにも叱られることになる。
デザインと武装は、フミナが製作したパワードジムカーディガンを模している。
ガンプラバトルにも対応しており、洋服に見えるアーマーは、被弾するとキャストオフ(剥離)することで攻撃のエネルギーを本体に伝えない工夫がされている。
形式番号のSF-01は、SAKAI FAVORITE No.1と、SUPER FUMINAのダブルミーニング。
ではレビューは下からどうぞ。
パケ横。
付属品一覧。
・ビームマシンガン+持ち手(右)
・大型ライフル(左右各1)
・シールド(左右各1)
・シールドエフェクト×2
・平手(左右各1)
・スタンド
プロポーションをグルリと。
腰のくびれなど女性的なプロポーション。
ただ全体的にそこそこ太さもあるので、女性らしさを特に強調したフィギュアなどには到底及びません。
あと腿の長さのバランスがイラストとは大きく異なっています。
各所アップ。
顔は細かいパーツ構成で、目は上からクリアーパーツがはめこまれています。
立体感はあるのですが、正直ちょっと気持ち悪いです(苦笑
まつ毛もシール再現すると周りとの段差で違和感が。
こだわっているのは分かりますが、まだ目とまつ毛を一体化したシールで再現してくれた方が違和感が無かったような。
ちなみに目は塗装用のモールドタイプも付属。
襟のリボンはクリアーグリーン。
ヘッドドレスとエプロンは軟質素材。
スパッツは白成型で、ピンクと黒はシール再現。
曲面でシールの貼りづらさが尋常ではなく、塗り分けも簡単なので塗装した方が良さそう。
ポリキャップは見たことの無いタイプだったので新造されている模様?
素組みでは胸と足裏のカラーリングが足りていない感じですね。
ちなみに本体は完全新規ですが、武装のグレーランナーはHGBCパワードアームズパワーダーの物が流用されています。
カミキバーニングと。
もうMGとHGぐらいのサイズ差が(笑
カーディガンと。
カーディガンのMS少女と言えなくもないですね。
フレームアームズガール轟雷と。
最近の美少女キットと言えばということで。
メーカーとして普段から手がけている物や価格帯と全く違うので比べるのはアレですが、二次元的な女の子らしさという点では到底及びません。
以下、可動範囲の紹介。
首の可動。
2重ボールジョイント接続。
ポニーテールが軸接続。
前後の可動域はさほど広いとは言えません。
あと横を向く際に髪の毛と襟が干渉しがち。
ポニーテールはリボンを残したままで回せます。
胴の可動。
胸部と腰部の2箇所ボールジョイント接続。
腰部の方はエプロンの内部にあるので、実質的に胸部のみの可動。
回転は問題ありませんが、それ以外は普通のボールジョイント可動。
肩・腕の可動。
肩は根元が僅かに前方引き出し+ボールジョイント接続、上腕が上下スイング+軸回転。
前に上にと良く動きますが、関節がロボット感全開で見た目は微妙です。
肘が2重スイング。
前腕側が引き出せるようになっていますが、使われているポリキャップの素材の摩擦が凄く動かしにくい。
手首はボールジョイント接続。
下半身の可動。
股関節は軸が上下スイング、腿が軸接続+上下スイング、肌の境目で軸回転。
エプロンが軟質素材のおかげで、ある程度は腰部アーマーの融通が利きます。
ただ開脚は問題ないものの、腿上げはかなり厳しいです。
膝が2重スイング。
正座できるほどは曲がりませんが、女性物のアクションフィギュア程度の可動はあります。
足首が軸接続+前後スイング+左右スイング。
本キットの最大の欠点。
関節がポリキャップの組み合わせのせいで、動かしにくさが尋常ではありません。
それを除いてもデザインの干渉で全方向ろくに動きませんが。
総評。
MSとは勝手が違うでしょうし、デザインの制限もありますが、最近のHGの高可動はあまり活きていないなと。
とりあえずこのポリキャップは動かしにくすぎる。
立て膝は困難。
動かしていて下を向く可動が物足りなさすぎたので、顎の内側を削って可動域を広げておきました。
以下、ギミックや付属品の紹介。
HGBFではお馴染みのランナーレスのスタンドが付属。
今回は高さが足りないので、追加の接続パーツが用意されています。
スタンド接続箇所はバックパック下側。
ガトリングガン。
なんと展開ギミックは再現されていません。
ランナー流用の関係でパワードアームズパワーダーに付属した砲身パーツが余っているのだから、それを使えるような構造に出来なかったのかと。
ちなみに腕へのジョイントが変わっているので、パワードアームズパワーダー(カーディガン)の物は流用できません。
ビームマシンガン。
パワードアームズパワーダーの物。
持ち手は右のみ付属。
フォアグリップが可動しますが、このキットの持ち手では握れません。
ビームサーベル。
肩のグリップは外せます。
ビーム刃は付属しませんが、規格は共通なので他のHGから流用可能。
大型ライフル。
これもパワードアームズパワーダーの物。
バックパック後側に取り付けるの基本。
アームは基部から基部まで7軸可動なので、肩の上から出したり脇から出したりとグリグリ動かせます。
シールド。
アームはパワードアームズパワーダーの物。
バックパック側面に取り付けるのが基本。
アームは説明書通りに組み立てるとパワードアームズパワーダー(カーディガン)よりも短いので、カバー範囲が狭いですが、
ランナーにパーツは余っているので任意で延長は可能。
シールド先端にはクリアーグリーンのエフェクトを取り付け可能。
以下、適当にポージング。
劇中にはなかったガッツリと戦闘ポージング。
女の子キットと言えばの女の子座り。
腿が上がらないので辛いですが、サイドアーマーが外れるギリギリまで動かしてなんとか。
こういう風に切り取るとメルヘンチックなシーン(笑
ミナトの作ったガンプラ。
アイデアと技術力はもうメイジンを上回っている気がする(笑
以上、HGBFのすーぱーふみなのレビューでした。
まさかのHGBFからキット化となったすーぱーふみな。
造形はバンダイの不慣れさ、対象年齢の関係か、他社の女性キットや女性フィギュアには到底及ばない仕上がり。
可動面は動くには動くものの、異常に動かしにくい部分も。
背部武装がグリグリ動かせるのでプレイバリューはありますが、サーベル刃がなかったりガトリングガンが再現され無かったりと中途半端。
正直どの要素も中途半端な出来ではあるのですが、まぁこれがHGという安価なカテゴリーで発売されたこと自体を喜ぶべきですかね。
発売前からプレミア化してましたね。
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