HGUCから「V2ガンダム」のレビューです。


『機動戦士Vガンダム』に登場するモビルスーツ。
主人公ウッソ・エヴィンの搭乗機。
リガ・ミリティアが独自に開発した汎用可変合体MS。
コア・ファイターを中軸に、トップ・リムおよびボトム・リムを組み合わせる構造はVガンダムと同様だが、
この機体はむしろ、“ミノフスキー・ドライブ・ユニット”をMSに搭載する実証試験機としての側面が強い。
ミノフスキー・フライト・ユニットを更に発展させたミノフスキー・ドライブ・ユニットは、最大で20Gの加速性能を発揮するが、
その推進原理は科学的なものではなく、空間そのものに対して斥力を発生させるという画期的なものであった。
当初はVガンダムのスラスターユニットをメインジェネレーターごと換装するだけの“セカンドV”と呼ばれるプランが進行していたが、
機体強度や所期のスペックを達成することが出来なかったため、改めてほぼ新規に再設計されることとなった。
Vガンダムと比べ、コクピットユニット以外は全くの別物となっており、MS形態時にVの字を構成するパーツから、
前後に延長された機首部分など、ミノフスキー・ドライブ・ユニット搭載のためのデバイスで埋め尽くされている。
その上で、各ユニットは高度に規格化されているため、オプションパーツの追加装備などにも柔軟に対応できる。
また、専用の武装強化案も複数が並行して開発されていた。

ではレビューは下からどうぞ。




パケ横。



付属品一覧。

・ビームライフル
・ビームサーベル×2
・扇型ビームサーベル刃
・ビームシールド
・V2コアファイター
・V2コアファイター用スタンド接続パーツ




プロポーションをグルリと。

ヴィクトリーに続き、プロポーションは良好。






各所アップ。

ヴィクトリーの問題点であった肘関節ですが、今回はデザインを重視した構造が採用されています。
カラーリングはパーツ割りやシール補完で再現されており、文句なしの出来栄えです。



ヴィクトリーと。

ヴィクトリーに比べるとかなりヒロイックになりましたね。


下、可動範囲の紹介。


首の可動。

二重ボールジョイント接続。

どの方向への可動も優秀。



胴の可動。


腹部と腰部の二箇所ボールジョイント接続。

ヴィクトリー同様にジョイントが抜けやすいものの、可動域は十分。
回転は通常は4枚目の写真が限界ですが、フロントアーマーを若干外すように浮かせてやれば回ります。




肩・腕の可動。

肩は根元が前方引出し+ボールジョイント接続、肩アーマーが上下スイング、貞観が上下スイング+軸回転。
肩アーマーが上がる構造が採用されているので、上にとてつもなく動きます。

肘は二重スイング。
ヴィクトリーとは違いデザイン重視の専用間接ですが、その分だけ可動域は狭くなっています。

手首はスイング+ボールジョイント接続。



腰部アーマーの可動。

フロントは中央切り離し可能でボールジョイント接続。
サイドは上下スイング+軸接続。





下半身の可動。

股関節は軸が上下スイング、腿が軸接続+上下スイング+軸回転。 ヴィクトリー同様に股関節にカバーが被っているタイプ。
引き出してやれば開脚幅はかなり広げられます。

膝は二重スイング。
ヴィクトリーよりもキレイなラインで曲がりますね。

足首は前後スイング+ボールジョイント接続+左右スイング、つま先がスイング。
アンクルカバーの構造がヴィクトリーとは大きく変わっており、前方はすね側に接続。
横〜後は、足首関節の後方にボールジョイント接続。
ヴィクトリーに比べるとどの方向への可動域もかなり広がっています。


総評。
デザイン重視になった肘関節を除くと、ほとんどの関節の可動域がヴィクトリーよりも広がっています。
これだけ動けば何の問題も無し。



立て膝は楽。


以下、仕様や武装の紹介。





V2コア・ファイター。

ヴィクトリーのコアファイター同様、きっちりとパーツ割りされており良い出来です。
裏側に謎の穴があるのですが、今後何かしら拡張を想定しているんですかね。

ヴィクトリーの物から進化した点として、専用のスタンド接続パーツが付属。
楽に飛ばせるようになりました。



ヴィクトリーの物と並べて。

V2は頭部が隠れるようになりましたね。





ミノフスキー・ドライブ・ユニットは、ボールジョイント接続+スイングで可動。

下側が開き、展開状態に。
内部には意味深な穴が色々とあり、光の翼エフェクトが今後立体化されるのだろうかと期待したくなりますね。



ビーム・ライフル。

ヴィクトリー同様、フォアグリップの回転ギミックは無し。

連装式グレネード・ランチャーは取り外し可能。



ビーム・サーベル。

クリアーピンクのランナーは流用されているので、ヴィクトリーと同じ物。
扇状のビーム刃も付属してます。



ビーム・シールド。

サーベル同様、エフェクトはヴィクトリーと同じ物。

肘のビーム発信器は可動しますが、前方へグイッと動かすようなことまでは出来ません。


以下、適当にポージング。









ヴィクトリーから流用でダブルシールドにダブル扇サーベル。



V2はもう1機が早々に失われたので、ウッソ専用機というイメージが強いですね。



リガ・ミリティア。


以上、HGUCのV2ガンダムのレビューでした。

ヴィクトリーに続いて立体化となったV2ガンダム。
ヴィクトリーの問題点である肘関節が改善されたことで、非常に素晴らしい出来栄えのキットとなりました。
ヴィクトリーの時点でも十分にあった可動域は、肘を除いて更に向上。
付属品もヴィクトリーと同様の物が揃っており、プレイバリューの点でも問題なし。
あとは光の翼のエフェクトや、アサルト&バスターのキット化がされれば完璧ですね。


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