HGUCから「ジム・スナイパーII」のレビューです。


『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』に登場するモビルスーツ。
RGM-79Dを母体とする、いわゆる”ジム・コマンド”系の機体をベースとしたカスタム機であり、
一年戦争に実戦投入されたジムのバリエーションの中でも最後期に開発された機体である。
頭部バイザーは精密狙撃用のレーザーと光学による複合センサーを内蔵し、メインカメラのゴーグルを閉塞、
頭部ユニットを冷却することで混入するノイズを物理的に排除し、超長距離の狙撃に対応する。
ただし、本機は狙撃専用という訳ではなく、”ジム・スナイパーカスタム”に倣った汎用性を保ちつつ総合性能の向上を計った機体でもある。
機体各所にはサブスラスターも増設され、バックパックに2基、脚部に2基ずつ大型のバーニアスラスターが新たに追加されており、高い機動性を持つ。
カタログスペックでは”ガンダム”を上回っていたが、開発が戦争末期だったことから生産数は少なく、
更に生産コストも量産機クラスとは言い難く、検証用の試験機以外に直径の後継機が生産されることも無かった。

ではレビューは下からどうぞ。




パケ横。



付属品一覧。

・狙撃用ライフル
・ブルパップマシンガン
・ビームサーベル刃×2
・シールド
・持ち手A(右1)
・持ち手B(右1)
・平手(左1)



プロポーションをグルリと。

基本的なジム系統のプロポーションですね。






各所アップ。

頭部バイザーにクリアーパーツ。

今回ホイルシールではなくマーキングシールが付属するんですが、粘着力が弱く曲面に張るバイザー部や襟部を固定するのは不可能に近い。
ただ貼っただけではすぐに剥がれてきてしまいます。

パーツ割はかなり細かく、前述のシール部以外で足りないのはスラスターぐらい。



ガンダムと。


以下、可動範囲の紹介。


首の可動。

二重ボールジョイント接続。

十分に動きます。



胴の可動。

腹部がボールジョイント接続。

単純な可動なので大して動きません。
回転はサーベルラックに引っかかりますが、そこを超えれば更に回ります。



肩・腕の可動。

肩は根元が前方スイング、肩アーマーがボールジョイント接続、上腕が上下スイング+軸回転。
シンプルな構造ですが、デザインもシンプルなのでそこそこに動きます。

肘は単純スイング。

手首はボールジョイント接続。



腰部アーマーの可動。

フロントは中央連結の分割可能なボールジョイント接続。
サイドは軸接続+上下スイング。





下半身の可動。

股関節は軸が前後スイング、腿が軸接続+上下スイング+軸回転。
開脚出来ますし、腿上げも90度可能。

膝は二重スイング。

足首は左右スイング+ボールジョイント接続、足が下方スイング。
前後はかなり動きますが、横はかなり微妙。


総評。
ベーシックなデザインの機体なので、全体的に堅実な可動をしてます。



立て膝はこのぐらい。


以下、仕様や武装の紹介。


頭部バイザーは下ろせます。



ブルパップ・マシンガン。

マガジンが上方にあるタイプなので、取り回しは苦労しません。
持ち手は右のみ。



狙撃用ライフル。

持ち手は通常の物に加え、ライフルを構えやすくする為の角度のついた物が付属。
これも右のみ。



ビームサーベル。

グリップはリアアーマーに、サーベル刃は通常サイズの物が2本。



シールド。

角度は側面と裏の2方向が選択可能。
シールド側がわずかですがスイングします。




ドラケンE。
リーア軍所属機(上)、作業用(下)。

腕とライトを付け替えて両形態を再現。
カラーリングはリーア軍機をベースにオレンジになっています。



並べて。



肩のみボールジョイント可動。


以下、適当にポージング。










固いプラモでライフルを構えるのはどうかなと思ったのですが、結構決まりますねこれ。
ここまで出来れば十分じゃないでしょうか。


以上、HGUCのジムスナイパーIIのレビューでした。

前のハンブラビ同様に世の中の流れと関係なく立体化されたジムスナイパーII。
比較的パーツ割が細かく、可動範囲も確保されており、仕上がりは上々。
正直貼りにくいことこの上ないシールはいつものホイルシールで良かったと思いますけど。
あとはゲームプレイヤーには印象の強いホワイトディンゴカラーが受注限定だったのが残念。
むしろそっちを一般販売で、通常カラーが限定でも・・・(笑


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