HGUCから「シュツルム・ガルス」のレビューです。
『機動戦士ガンダムUC』に登場するモビルスーツ。
ネオ・ジオン軍が開発した《ガルスJ》をベースに、「袖付き」が開発した強襲用MS。
拠点突破に重点をおいたカスタマイズが施されており、既存装甲の排除だけでなく、
航行用推進器を《ズサ》用の大型ブースターユニットをはじめとする外部推進ユニットに頼るなど徹底した改修作業によって、
ベース機体から実に50％以上もの軽量化を果たしている。
標準装備には携行火器が想定されていないが、これは本機が他機種用兵装を流用することを前提としている為であり、
作戦内容によっては武装ペイロードの許す限り、全身に武器を懸架しての出撃も可能だという。
ではレビューは下からどうぞ。
パケ横。
付属品一覧。
・チェーンマイン
・マグネットアンカー×2
・スパイクシールド用ジョイントパーツ（左右各1）
・スパイクシールド用マウントパーツ×2
プロポーションをグルリと。
背中側にスラスター的な物が全く見られないという、宇宙で運用するとはとても思えないデザイン（笑
イラストと比較した時に気になるのは腿のデザインですね。
関節部分の露出が多く、どことなく脚が短い印象を受けます。
各所アップ。
袖付きのエングレービングは従来通りシール再現。
ただ珍しく胸部はモールド無しという。
袖はかなり段差があり物凄くシールが貼りにくいです。
本体のカラーリングでは赤い部分がシール再現。
パーツ割りも出来そうな部分ばかりなのでここは残念。
ただシール再現を込みで素組みの仕上がりは十分です。
ユニコーンと。
ネオ・ジオンの機体なので大きめ。
以下、可動範囲の紹介。
首の可動。
二重ボールジョント接続。
パイプが胸部内に入るデザインということもあり、どの方向へもあまり動きません。
胴の可動。
腹部がボールジョイント接続。
関節が一箇所なのでそこそこ。
腹部が独立しているので、リアアーマーに乗るようにすれば腰はかなり回ります。
肩・腕の可動。
肩は根元が前方引き出し＋ボールジョイント接続、上腕が上下スイング＋軸回転。
スパイクシールドは腕の可動に一切干渉しないほどに動きます。
肘は単純スイング。
手首はボールジョイント接続。
関節はかなり緩めです。
腰部アーマーの可動。
フロントは左右連結で上下スイング。
サイドは上下スイング。
リアは固定。
下半身の可動。
股関節は軸が前後スイング、腿が軸接続＋上下スイング＋軸回転。
開脚幅も腿上げも申し分ないです。
膝は二重スイング。
ぴったり90度しか曲がりません。
足首は前後スイング＋左右スイング＋ボールジョイント接続、つま先がわずかにスイング。
前後は動きますが、横はそこそこ。
総評。
肩や股関節は良く動きますが、それ以外は（ネオ）ジオン機体らしい可動。
立て膝はこのぐらい。
個人的に接地性が物足りなかったので、思い切って足首周りの内側をガッツリ削ってやりました。
これで脚部装甲と干渉する限界ぐらいまで横へも曲がるように。
以下、仕様や武装の紹介。
モノアイが可動。
頭部装甲を外してツマミを回します。
マグネット・アンカー。
胸部の収納状態の物と交換。
ただこれが物凄く取り外しにくいです。
リード線は長い状態で入っており、好みの長さに切って使用。
本体側の差し込み穴が浅いので外れやすい。
赤い部分はシール再現。
スパイク・シールド。
肩にマウントされている物を外し、各パーツに分解。
ジョイントパーツは展開用の物に交換し組み換えます。
グリップを握ってはいますがこちらはほとんど雰囲気で、実質的には前腕裏へのマウントが主。
チェーン・マイン。
背中の収納状態は取り外し可能。
このグリップ部分も持たせられます。
展開状態は長いリード線に、機雷を14基取りつけ。
機雷の間隔は好みで調整できます。
長さ＋機雷の数でかなりの重さがあるので、補助無しで構えるのは困難。
以下、適当にポージング。
宇宙世紀シリーズとは思えないような戦いをする機体ですね。
せめてビームサーベルぐらいは標準装備させてあげても（笑
あとチェーン・マインを装備する機体にまた出会えるとは。
最終的にはフルコーンのブースター顔面直撃でリタイア。
以上、HGUCのシュツルムガルスのレビューでした。
EP7において数シーンながら鮮烈な印象を残したシュツルム・ガルス。
赤い部分のシール再現が残念だったものの、全体的なキットの出来はいいですね。
この機体にとって最も重要となる可動範囲も、印象的な格闘ポーズを取るには十分。
搭載武装は全て再現可能とプレイバリューも良く、満足のできるキットでした。
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