HGBFから「ガンダムフェニーチェリナーシタ」のレビューです。


『ガンダムビルドファイターズ』に登場するモビルスーツ(ガンプラ)。
リカルド・フェリーニの機体。
世界大会でのアイラとの戦いで破壊された「ウイングガンダムフェニーチェ」が、大幅に改良を加えて蘇った姿。
名前に付けられ「リナーシタ」とは「復活」を意味する。
元々フェリーニは、左右非対称であったフェニーチェをバランスの取れた左右対称の機体として完成させる構想を持っており、それを現実化したのが本機である。
武器やシールドなどもあらかじめ製作を始めていた為、短時間で完成させることが出来た。
最大の特徴は飛行形態の変形機構であり、戦場を自在に飛び回る。

ではレビューは下からどうぞ。




パケ横。



付属品一覧。

・バスターライフルカスタム
・ビームサーベル刃
・ビームサーベル
・ビームマント×2
・リナーシタウイングシールド
・ジョイントパーツA
・ジョイントパーツB




プロポーションをグルリと。

デザインのウイングらしさは残っているものの、全体的に装飾が多めに。







各所アップ。

一応ウイングガンダムのカスタム機ではあるものの、外装に共通部分は全くないので、
関節部のランナー以外はまるっと完全新規造形になっています。
胸部にクリアーパーツ。

カラーリングはパーツ割り+シール再現によりかなりのレベルに。



フェニーチェと。

同じ個所が無いというぐらい、これでもかという全面改修ですね。
設定では同じ身長ですが、キットでは明らかにリナーシタの方が大きい。


下、可動範囲の紹介。


首の可動。

二重ボールジョイント接続。

どの方向へも非常に良く動きます。



胴の可動。

腹部と腰部の二か所ボールジョイント接続。

曲げすぎるとジョイントが抜けますが、可動域は優秀。
ウイング(フェニーチェ)ではジョイントがギチギチでしたが、調整しなくても良いぐらいに改善されてました。



肩・腕の可動。

肩は根元が前後スイング+ボールジョイント接続、上腕が軸接続+上下スイング+軸回転。
肩アーマーは上腕の上に軸接続+上下スイング、ビームマント基部がスイング。
ウイング系の肩は相変わらずどの方向への可動域も素晴らしい。

肘は二重スイング。
前面にクローが無くなったので、曲げやすくなりました。

手首はボールジョイント接続。



腰部アーマーの可動。

フロントは中央連結の切り離しでボールジョイント接続。
サイドは軸接続+上下スイング。





下半身の可動。

股関節は根元が上下スイング、腿が軸接続+上下スイング+軸回転。
開脚も腿上げも何ら遜色なしの優秀な可動域。

膝は二重スイング。
ピッタリくっ付きます。

足首は前後スイング+ボールジョイント接続+左右スイング、つま先がスイング。
カバーはアキレス腱側にボールジョイント接続。
前後左右どの方向への可動域もバッチリ。


総評。
外装こそ完全新規造形ですが、可動域は優秀すぎるオリジナルのウイングそのままですね。
動かしているだけで楽しくなってくる素晴らしすぎる可動域です。



立て膝は容易。


以下、仕様や武装の紹介。



ウイングは基部が前後スイング+軸接続+上下スイング。
赤い部分が左右スイング、緑の部分が上下スイング。






バスターライフルカスタム。

バスターライフル部分がウイング系と同じ物(同ランナー)。
下に付いているビームサーベルとハンドガンが新規造形。

ビームサーベルとハンドガンは、それぞれ単体、連結してライフルと様々なパターン。
サーベル刃は専用の物が新規。

ハンドガンのグリップは左右に可動しフォアグリップとしても使えます。
角度的に両手持ちはキツいですが。

難点なのが、手の下まで装甲が伸びているので、グリップが干渉してかなり構えにくい点。
特にビームサーベルの構えにくさは尋常ではないです。

説明書には記載が無いのですが、バスターライフルのグリップを背中の穴に挿してマウント可能。
劇中でも使われてましたし、記載漏れですかね?



ビームサーベル。

バスターライフルカスタムの物とは別のサーベルも1本付属。
フェニーチェのレイピアとはまた異なる新規のサーベル刃になっています。



ビームマント。

左右対称デザインに伴い、左右2枚付属。
造形に違いはありません。



リナーシタウイングシールド。

こちらはグリップ以外が新規造形。
色分けもパーツ割りとシールでバッチリです。

持たせ方はウイング同様ですが、変形時のフェイスガードがあるのでかなり持たせにくい。



自由に使えるジョイントパーツが2つ付属。
右側のはいちおう変形時に使用します。


以下、変形の紹介。


頭部を180度反転。
肩アーマーを下げる。
手を外し、爪を畳み、肘を限界まで曲げる。

肩アーマー後方の穴に、ウイング側面のピンを挿しこんで両方を固定。




股にジョイントパーツを取り付け、ピンに腿を固定。

膝を逆関節に曲げ、足首とつま先を伸ばす。

サイドアーマーのピンを脚部側面の穴に差し込んで固定。



シールドをバックパックに取り付け、フェイスガードを閉じる。

あとは分割したバスターライフルカスタムをそれぞれ両腕に取り付けて変形終了。






飛行形態。

バスターライフルの位置が変わっていたり、翼を閉じていたりとウイングのバード形態とはフォルムがかなり変わってますね。
だからバード形態ではなく単に飛行形態でしょうか。

あらゆる場所がピンで固定されているので、物凄くカッチリしています。
ただ股のジョイントパーツの関係で脚は開いてしまっています。

今までのAGP系の可変機体はリアアーマーにスタンド接続穴がありましたが、
今回はデザイン的に配置できなかったようで、固定用に取り付けたジョイントパーツがスタンド接続も兼ねています。
ジョイントパーツ無しでも変形は出来ますが、代わりにスタンド接続が難しくなりますね。


以下、適当にポージング。

















変形から沢山の武装と盛り盛りです。



メテオホッパーに搭乗。
変形できるようになったので不要だと思いますが。



カップル。
こう並べるとキララ機カラーのガーベラも欲しくなりますね。



ターンXを撃破するも、彗星のごとく現れたリナーシタに一刀両断のサザキ君。



ビルドストライクのラストバトル仕様。

ようやくパーツが揃いました。
ただリナーシタの腕部だと、ガンソードはかなり構えにくい。


以上、HGBFのリナーシタのレビューでした。

第一期シリーズ最後となるキットは、フェニーチェの再カスタム機リナーシタ。
ここに来て外装部分がまるっと完全新規造形というのがスゴイですね。
キットの構造はウイング系準拠で、凄まじい可動範囲といい文句なしの出来栄え。
更にフェニーチェではオミットされていた変形も復活。
武装もフィニーチェから増えており、プレイバリューにも優れた素晴らしいキットでした。


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