HGBFから「ケンプファーアメイジング」、HGBCから「アメイジングウェポンバインダー」のレビューです。


『ガンダムビルドファイターズ』に登場するモビルスーツ(ガンプラ)。
メイジン・カワグチの機体。
世界大会用にPPSE研究班が、総力を挙げて作り上げたワークスモデル。
多機能であるが故に扱いが難しい機体だが、メイジン・カワグチがファイターとして運用する全体のもとに設計されており、その性能を出し切ることで圧倒的な強さを誇る。
ガンプラバトルを運営するPPSEが製作したため、他では使われていない技術が塗装やポリキャップにまで使われている。
武装は主にアメイジングウェポンバインdナーに収納され、バトルの条件に合わせて出撃前にカスタマイズされる。
腕と足の板状の突起は、そのまま格闘戦に使えるヒート武装である。

ではレビューは下からどうぞ。




パケ横。



付属品一覧。

・アメイジングピストル×2
・アメイジングライフル用パーツ×2
・アメイジングロングレンジライフル用パーツ×2
・アメイジングウェポンバインダー用パーツ
・持ち手(左右各1)
・平手(左1)




プロポーションをグルリと。

細部は色々と変わっているものの、大まかなシルエットはケンプファーそのものですね。
ウェポンバインダーが上に物凄く長い。







各所アップ。

キットは2008年に発売されたケンプファーがベース。
肩、腕、膝から下に新造パーツが使われています。

カラーリングは白と、背中とウェポンバインダーの黄色がシールによる再現。
複雑なカラーリングでもないので、素組みでも十分な仕上がりです。



前のアメイジングと。

高機動型ザクに続いてケンプファーというチョイスが面白い。
まぁケンプファーはユウキ先輩が作り上げたガンプラではありませんけど。


以下、可動範囲の紹介。


首の可動。

根元が上下スイング、頭部接続がボールジョイント。

後頭部で思いっきり干渉しているので、上は全くと言っていいほど動きません。
横は問題なし。



胴の可動。

腰部がボールジョイント接続。

単純な可動ですが、それなりには可動域が確保されてます。
回転も問題ないですし。



肩・腕の可動。

肩は根元が前後スイング、上腕が軸接続+上下スイング+軸回転。
肩アーマーは上腕外側にボールジョイント接続+スイング。
肩アーマーと頭部がかなり干渉しやすいので、腕が上げにくいです。

肘は単純スイング。

手首はボールジョイント接続。




下半身の可動。

股関節がボールジョイント接続。
開脚はそこそこ出来ますが、腿を外側に広げることはほぼ不可能。
腿上げは90度ほど可能。

膝は二重スイング。
根本的にデザインに問題がありすぎて、90度すらも曲がりません。

足首は前後スイング+ボールジョイント接続。
後ろへはかなり動きますが、それ以外は微妙。


総評。
可動範囲は正直かなり厳しいです。
と言ってもこれはキットが古いということではなく、ケンプファーという機体のデザイン自体に問題があるので仕方が無いですね。



立て膝はかなり辛い。



股関節の可動域をなんとか広げようと、いつものボールジョイントの引き出し加工を行いました。
腿がそこそこ外側に広がるようになったのですが、キットの構造上の問題でポリキャップが腿内でクルクルと回ってしまうんですよね(汗


以下、仕様や武装の紹介。


スタンド接続は股のカバーを外して。





アメイジングウェポンバインダー。

バックパックに互い違いのジョイントで軸接続されています。
バインダーに2箇所穴があるので、片方に連結することも可能。

劇中のように脚部側面にも取り付けたいところですが、なんと軸と穴のサイズ調整が全くされていません。
差し込むとスッカスカでまともに固定など出来ません。
ここに取り付ける場合には、軸を太らせるなどの調整が必須。

付属するグリップパーツを使用することで、バインダーを手持ち武装のように可能。
グリップのピンの位置の関係で、持たせ方は右手に逆手持ちさせる形。
左の手にはそもそも穴が開いていないので持たせること自体が困難(順手向きならなんとか)。
あと見た目どおりに重いので、片手持ちは厳しいです。



アメイジングピストル。

2丁付属。
これが3種の銃武器のベースになっています。
黄色い部分がシール再現。

持ち手はケンプファー標準の銃用の持ち手を使用するのですが、グリップサイズの調整は全く行われていません。
普通に持つ分には問題ないですが、スッカスカなので水平持ちをしようとするとポロポロ落ちてイライラ。



アメイジングライフル。

バレルにピストルを差し込みます。
こちらも黄色い部分がシール再現。




アメイジングロングレンジライフル。

ライフルから銃身を差し替え。
スコープ部はモノアイと同じシールになっています。
フォアグリップがボールジョイント接続で可動。
ただ小さいので、グリップを握っている感じがあまり出ませんね。



アメイジングナイフ。

基本的には両脇にマウントされています。
これも黄色い部分がシール再現。
持ち手は銃用の物を使用し、スッカスカな点も同様。




ピストル、ライフル、ロングレンジライフル、ナイフと全てのパーツがバインダー内に格納可能になっています。
全種類を同時に格納は出来ませんが。
あとライフルの銃身を格納しておくと、バインダーの先端に銃口が出来ます。


以下、アメイジングウェポンバインダーの紹介。



パッケージ。




セット内容。

ケンプファーアメイジングに付属しているアメイジングバインダー+武装と同じ物がそのまま入っています。
シール補完量も同じだけ。


以下、適当にポージング。













ここまでケンプファーアメイジング単体で。

後期OPで使っていたビームサーベルは付属していないので、ウイングから流用してみました。
そもそもベースのケンプファーのキットにはビームサーベルが付属していたはずなのですが(苦笑

付属してないと言えば、バトルロイヤルで使用していたマシンガンも無かったですね。






アメイジングウェポンバインダーを1セット追加して。

ケンプファーと組み合わせる場合には、使えるのはバインダーのみですね。
他の武装は手が足りないから持たせようが無いですし。


以上、HGBFのケンプファーアメイジングのレビューでした。

ザクに続く、ライバル機ケンプファーアメイジング。
他の機体同様にケンプファーからの流用キットですが、元のキットの出来もありその点はさほど悪く無かったですね。
可動範囲はケンプファーのデザインでは、これ以上動かそうとすると解釈を思いっきり変えないと難しいですし。
ただ武装と持ち手の相性が全く合っていない点は手抜き以外の何者でもないです。
差し替えによるバリエーションの変化など、武装そのものは面白いのですが。

ウェポンバインダー単品は本体に付属する物と全く同じなので、両方購入すると特に感慨も無いです(笑
こちらも脚部への接続が一切調整されていないのがなんだかなぁと。

 

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