HGAWから「ガンダムエアマスター」のレビューです。


『機動新世紀ガンダムX』に登場するモビルスーツ。
ウィッツ・スーの搭乗機。
旧連邦軍がガンダムX以前に完成させていたMS。
“ガンダムタイプ”の中で最も機動性に優れた機体であり、“トランスシステム”によって飛行形態“ファイターモード”に変形する事が可能。
長距離および高速での移動は、A.W.15年現在ほとんどの航空戦力が喪われている状況において圧倒的な脅威となる。
移動や展開のためのキャリアーを必要とせず、単体で長距離を飛行できるのは大きなアドバンテージだが、
機動性を確保すべく軽量化が徹底された結果、携行可能な武装もある程度制限されてしまい、火力としての側面からはやや非力な印象も否めない。
それでもエアマスター自体の持つポテンシャルが、武器の少なさを補って余りあるスペックを発揮している。

ではレビューは下からどうぞ。




パケ横。



付属品一覧。

・バスターライフル(左右各1)
・ショルダーミサイル×2



プロポーションをグルリと。

シンプルで良いプロポーション。





各所アップ。

関節などの構造はオールガンダムプロジェクト準拠。
今回はシール量がかなり少なく、それ故か肩の小翼の赤い部分が素組みでは再現できません。
他に目立つのは大きめの胸部や脚部ダクトの黒い部分でしょうか。
肩の赤い部分はほぼ平面なので比較的簡単に塗装出来そうですね。



エックスと。

エックスからエアマスターまで時間かかりましたね。
まぁ正直エアマスターがまさか出るとは思っていなかったんですけど(笑


下、可動範囲の紹介。


首の可動。

二重ボールジョイント接続。

今回は頭部の形状が特殊で、ジョイントを引き出すように動かさないといけません。
横を向くと肩と干渉しますし、実際に触ってみると動かしにくい印象です。



胴の可動。

腹部と腰部がボールジョイント接続。
いちおう胸部にも変形機構で後方へのスイングはあります。

後方や横へは関節も多く良く動きますが、前方へは腰部ボールジョイントでしか動きません。
腰部ボールジョイントはギチギチなので調整推奨。
回転には制限はありません。
あと変形機構の胸部がユルいので、上半身を動かしているとすぐに浮きます。



肩・腕の可動。

肩は根元が前方引き出し、肩アーマーがボールジョイント接続、上腕が上下スイング+軸回転。
今回は肩を覆う部分というのがありますが、前方は開けるので可動への影響はさほどないです。
若干肩アーマーが干渉するかなといった所。

肘は二重スイング。

手首はボールジョイント接続。



腰部アーマーの可動。

フロントは中央連結で切り離せばボールジョイント接続。
サイドは軸接続+上下スイング。
リアは固定。





下半身の可動。

股関節は軸が左右連動で上下スイング、腿が軸接続+上下スイング+軸回転。
開脚は何の問題も無いですし、腿上げも90度以上に可能。

膝は二重スイング。
ピッタリくっ付くほど曲がります。

足首は前後スイング+ボールジョイント接続、つま先がスイング。
前カバーが可動。
前後へは動きますが、横はかなり微妙です。
まぁスタンドで浮かす方が似合う機体なので、そう問題ではないかもしれませんが。


総評。
オールガンダムプロジェクトなので基本的に可動域はシンプルかつ優秀ですが、同じ可変機としてウイングよりも動かしにくいなという印象を受ける部分がチラホラと。



立て膝はこのぐらい。


以下、仕様や武装の紹介。


可変機体ということで、ウイングタイプのようにリアアーマーにもスタンド接続穴があります。



ショルダーミサイル。

肩に直接取り付け。
肩の小翼と同じように弾頭の赤の色分けはされておらず、シールも付属しません。



バスターライフル。

マウントピンの位置違いで二丁付属。
イドアーマーにマウント可能。





変形手順。

頭部と胸部の白い部分を外す。
肩アーマー前を開き、ウイングを体の横へ起こす。
胸部のみを90度上げ、腰から下を180度回転。
背中の機首を上げ、内側に外した胸部パーツを取りつけ。
腕を45度ほど前へ出し前腕を体に水平に曲げ、前腕側面にバスターライフルを取りつけ。
膝を逆関節側に曲げ、つま先を伸ばす。






ファイターモード。

変形機構はそう複雑ではないので、全体的なフォルムは全く問題なしです。
ただ真横から見た時の頭部の隙間は気になりますが。


以下、適当にポージング。











ガンダムタイプの中で装備がこれだけ限定的なのは珍しいですね。




世界観は違うけど同じ可変機で同名の武器という繋がり。

互いに手の穴のサイズが違うのでまともに持てませんが、似たようなデザインなので手ごと交換。



残るはレオパルド。
このペースなら遠くない内に発売してくれ・・・ますよね?ね?


以上、HGAWのエアマスターのレビューでした。

まさかの主人公機エックスタイプ以外でキット化されたエアマスター。
基本的にはAGP準拠の仕上がりではあるのですが、今までに比べると雑というか手抜きな部分もちょっと見えますね。
足りないカラーリングはシール補完されていても良さそうなものですし。
武装がかなり少ない機体ですが、可変機構があるのでプレイバリューはありますね。
気になる点もありましたが、もしかしたら最後になるかもしれないエアマスターの立体物としては十分に満足できる物だったかなと。



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