フレームアームズから「マガツキ」のレビューです。


『フレームアームズ』に登場するフレームアームズ。
月面への反攻作戦を開始した地球防衛機構は、後にNSG-Z0の識別コードが付与される新型FA群に阻まれることとなる。
検証の結果、2種のNSG-Z0は全く別の性能ながら、ほぼ同一のパーツで構成されるという、
かつてNSG-04δ<ヴァイスハイト>で見られたコンセプトを継承した機体だということが判明する。
また、基体に増加装甲を被せるという構造は、YSN-24/RD<ゼルフィカール>のデータがフィードバックされた可能性もあった。
更に、Xシリーズに搭載されたTCSオシレーターの改良型と考えられる、TCSオシレーターII型の搭載により高い防御力も備えていた。
NSG-Z0/D(マガツキ)と呼称される機体は、全身を覆うように配置した増加装甲によって、
機動力こそ低いものの高い防御力と長大な戦闘持続時間を有し、鉄壁の護りとして防衛機構側のFAを苦しめる存在となる。

ではレビューは下からどうぞ。



パケ横。



付属品一覧。

・テンカイ+鞘(左右各1)
・サツガ+鞘(左右各1)
・持ち手(左右各1)
・平手(左右各1)



基体状態。

このキットはまずこの状態まで組み上げることになります。
個人的になんかエステバリスを思い出す。





基体状態の各所アップ。

機体各所にクリアーパーツを使用。



これらの外装パーツを基体状態に取り付けていきます。
右下の装甲は、説明書通りに組んだ後に2つに分解して取り付け。




マガツキ。

まさに鎧武者というデザイン。
敵メカらしく、禍々しさも漂っています。






マガツキの各所アップ。

増加装甲部分も本体同様にクリアーパーツを使用。
さすがに細かい部分の色分けはオミットされているものの、大まかにはパーツ割で再現されているので、素組みでも十分な仕上がり。



バーゼラルドと。

フレームアームズはデザインの幅がどんどん広がってますね。
当初の戦闘機や戦車を人型にしたようなデザインから考えると、まぁバリエーション豊富。





首の可動。

ボールジョイント接続。

特に干渉する部分も無く動かせます。



胴の可動。

腹部が前後スイング、腰部が前後スイング+軸接続。

腹部が前方、腰部が後方へのスイングに対応しています。
後方へは動きますが、前方へは微妙。
回転は上に少し引き出せば制限なく回せます。




肩・腕の可動。

肩は根元がボールジョイント接続、上腕が軸接続+上下スイング+軸回転。
今回は肩アーマーがガッチリと固まってしまい動かないので、腕の上がり方はかなり制限されています。
更に左側に飛び出している角が、左肩のイオンブースターとかなり干渉しやすいです。

肘は二重スイング。

手首は前後スイング+軸接続。





下半身の可動。

股関節は軸接続+上下スイング、腿が軸回転。
開脚幅は引き出してやることでわずかにですが広げられます。
腿上げは干渉する部分も無いのでかなり上げられます。

膝は二重スイング。
装甲が厚いので深くは曲げられず、写真程度。

足首は前後スイング+軸接続+左右スイング、つま先が軸接続+上下スイング。
後ろには動きますが、前方は装甲が思いっきり邪魔をするのでほとんど動きません。
つま先は若干引き出すことで回せるようになり、接地性の向上に役立ちます。


総評。
武者鎧というようなデザインということもあり、幾つかに干渉で動かしにくい部分が見受けられますね。
それ以外はフレームアームズとしては普通ぐらい。



立て膝はかなり腰を落としたような感じに。


以下、仕様や武装の紹介。



肩のイオンブースターは、スイングジョイントで軸接続。
ジョイントの向きを変えることで位置にある程度自由が利きます。

下側は内側へ可動し、折り畳むとスラスターが露出します。
どちらかと言えばもう1つのドゥルガー用のギミック。



戦術迫撃刀(テンカイ)

刀身が歪曲した大太刀。
2本付属。



戦術要撃刀(サツガ)

短めの脇差。
これも2本付属。



テンカイとサツガの鞘は、それぞれ背部のハードポイントの裏表に取り付け。
2軸スイングで動かせます。

テンカイの鞘は挟み込んで固定するタイプ、サツガは一般的な差し込むタイプになっています。



初回特典として、クリアー版のCランナー1枚、Hランナー2枚が付属。

Hランナーは本体のクリアー部、Cランナーは顔と刀身になっています。
クリアーパーツの色変えは困難というかほぼ無理なので、塗装派にとってはかなり嬉しいパーツでしょうね。
素組み派でもオリジナル設定で楽しむのもあり?


以下、適当にポージング。










テンカイはボリュームがあって見栄えいいですね。





基体状態に乗せる装甲はどれも3mm軸接続なので、好きな配置で取り付けられます。
パッケージで紹介されているパターンをベースに、刀が全て脇に来るような配置にしてみました。
背中のは置く場所に困って変な飾りみたいに(笑



これで両陣営に武者っぽい機体が。
マガツキを見た後だと、レヴァナントの武者感はかなり薄いですが。


以上、FAのマガツキのレビューでした。

2年前のフレズヴェルク以来となる、敵方の完全新規機体。
とにかく鎧武者というデザインがたまらなくカッコいいです。
設定にもあるように、本体から装甲が独立している感じは、バーゼラルドとゼルフィカールを彷彿とさせますね。
増加装甲は好きに組みかえてオリジナルのデザインを構築できるというのが、いかにもフレームアームズ的ギミック。
デザイン良し、プレイバリュー良しと、非常に満足のできるキットでした。


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