フレームアームズから「輝鎚(かぐつち)・甲」のレビューです。


『フレームアームズ』に登場するフレームアームズ。
月面陣営が投入したNSG-X1(フレズヴェルク)の登場により窮地に陥った地球防衛機構軍が、
フレズヴェルクに対抗できる新型FAの開発の繋ぎとして導入した防御特化型FA。
かつて陸戦FA開発時に三二式(轟雷)と競合し、制式化を見送られた「試作二八式」を改良した機体。
試作二八式の胴体を天地逆に配し、脚部を切り詰めた独特のフレーム構造は、重装甲化にうってつけであった。
4層構造からなる複合装甲に加え、機体要所に配置された増加装甲によって、
X1のベリルショットやNSG-12α(コボルド)のビームオーブガンにも耐えうる驚異的な防御力を持つに至ったが、
その機体重量も尋常ではなく、機動性は三八式(榴雷)以下という惨憺たるものだった。
しかし防御性能が用途を満たしていたため、機動性については対処的改善として問題無しと判断され、
大型ブースター3基とグラインドローラーを増設したバージョンが「四八式・輝鎚」として制式採用された。
後に三二式(三八式)から乗り換えたパイロットにより、ブースターの瞬発力を応用した「跳躍」という戦法が見出され、思わぬ戦果を上げることとなる。

ではレビューは下からどうぞ。



パケ横。



付属品一覧。

・火引
・火引用マウントパーツ
・巌土
・持ち手(左右各1)
・平手(左右各1)




プロポーションをグルリと。

直線ばかりで物凄い角ばった機体です(笑







各所アップ。

今回のアーキテクトは胴体を上下逆さまに使用されてます。
従来の肩関節が股関節に。

色分けはザックリした機体なので、素組みで足らないのは各部の白や茶のラインぐらい。

股からリアアーマーに伸びたチューブはゴム製の物が使われています。



轟雷と並べて。


以下、可動範囲の紹介。


首の可動。

ボールジョイント接続。

胸部装甲に埋まってしまっているので、可動はほぼ胸部装甲に沿った斜めのラインの回転のみ。



胴の可動。

胸下部が二重前後スイング+軸接続。

アーキテクトを反転しているので、従来は腹部〜腰部だったのが上に上がってます。
干渉で大して動きません。
全体的に重いので強化しないと前後にバッタンバッタン動いてしまいます。
後方への可動がそもそも無いので後ろに倒れることはありませんが。



肩・腕の可動。

肩は上腕が軸接続+上下スイング+軸回転。
肩アーマーは上腕を挟む形で取り付けでスイング。
根元の可動もありませんし、大して動きません。
上腕の軸回転部が武器を持たせるとユルいので強化推奨。

肘は二重スイング。

手首は軸接続+前後スイング。




下半身の可動。

股関節は根元がボールジョイント接続、腿が軸接続+上下スイング+軸回転。
本来はアークテクトの肩関節なので、独特な形状の股関節になっています。
ボールジョイントが動かしていると抜けやすい。

膝は二重スイング。

足首は軸接続+前後スイング+左右スイング。
足首周りの干渉が少なく接地性は良いです。
前後スイング部は強化しておくとポージングの安定感が増します。


総評。
このデザインなので可動にはそう期待をしてなかったのですが、思ったよりは動いてくれるかなと。
全体的に重いので、組む前にアーキテクトの各関節を強化することをオススメします。



立て膝は厳しい。


以下、仕様や武装の紹介。


背部中央ブロックは前後反転で3mm穴が現れます。



ゴムチューブで繋がっているリアアーマーですが、問題なく上がります。



脹脛のグラインドローラーは基部ごと下ろし、ローラーを引き出すことで展開。
保持力は皆無に近いので接地補助の役目はありません。
とローラーは回りません。






百二式機関砲「火引(ひびき)」。

グリップが回るので銃身側での角度付けが可能。
マウントパーツを使用し、背中にマウント可能。

前腕にはサブアーマーが装備されています。
これを利用して背中にマウントされた火引を装備するといったギミックが可能になっています。
サブアームを取り付けたまま火引を構えることも可能。




九五式多連防盾「巌土(いわと)」。

グリップで持たせる形。

6枚の装甲板をパズルのように組み合わせている構造になっています。



フル装備。


以下、適当にポージング。








リアアーマーのショックブースターを利用した跳躍を活用する戦い方をするらしい。

アーキテクトを反転させたことで股にスタンド接続できる穴が無くなってしまっています。
いちおうリアアーマーにスタンドを挿せますが、重量的なこともあり飛ばすのはキツイ。



公式ブログを見て、胸部装甲を外してしまえば首は自由に動くなと。



サブアームの先端を手に差し替えることで、グライフェンのように武器を持てます。


以上、フレームアームズの輝鎚のレビューでした。

今回はアーキテクトの使い方がまた面白い機体でしたね。
まさか胴体を上下逆に使ってくるとは。
今までに無かった独特なプロポーションは非常に新鮮ですし、武装ギミックがなんとも面白い。
スタイリッシュに飛び回る機体から、こんな鈍重な機体と振り幅の広さがフレームアームズの魅力ですね。


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