フレームアームズから「エクステンドアームズ05 <四八式一型 輝槌・甲 拡張ブースター>」のレビューです。


『フレームアームズ』に登場するユニット。
従来機拡張計画(EXプロジェクト)のもと、EXU-02に次いで計画後に新規開発された装備。
EXU-05の対応機種である四八式<輝槌>は、高い防御力の恩恵により現存する陸戦FAの中でも高い復帰率を誇っていた。
だが、防衛機構がいざ反撃に打って出ようという段階で、同機の運用について頭を悩ませる事態が発生する。
四八式を攻撃機として用いた際、重装甲に起因する展開の遅さが問題視されていた。
と同時に、逼迫した状況にある陸戦部隊では、多少強引でも四八式を主力部隊へ編成できないかという議論が頻繁に交わされていた。
そんな中、ある開発チームから、推進器を増設し突撃艇として運用するプランが提示される。
細やかな運動性能は二の次にし、進攻速度に特化した縦深攻撃機へ改造するという思い切ったアイデアだった。
この案に対し、開発者は、四八式を飛ばす為に必要なサイズとブースターの数の調達、機体積載量、
重装備化した機体の整備運用という様々な問題から、現実的ではないと難色を示すが、
プランを提唱したメンバーは、推進器を搭載する基幹部分にフレームアーキテクトを用いる事で、積載量の増加と機体の運用効率化を図る。
結果的にこの試みは功を奏し、完成した機体は防御力を維持したまま驚異的な突撃能力を獲得、
降着機能の実装によって運用上の課題もクリアし、短期間での集中配備が可能となった。

ではレビューは下からどうぞ。



パケ横。

箱のサイズは従来のFA並になっています。



パッケージ内容。





ブースターユニット。

今までのEXシリーズとは異なり、今回はこの巨大なユニット1つで構成されています。
内部にはフレームアーキテクトが使用されているのですが、シリーズ初の未組み立てのランナー状態で同梱。
それも単品販売されている「For Modelers Edition」と同じ、PS素材版になっています。
PS素材版は初めて触れたのですが、通常版に比べると関節が大分渋めな感じを受けました。
それでも安定性を考えると、負荷のかかる関節はあらかじめ接着剤で太らせるなど手を加えた方がいいと思いますが。



輝槌と。

立てるとまさにフレームアームズ1体分のボリュームがあります。




駐機形態。

従来のFAで例えると、前方は肩〜腕、後方は股関節以下で構成されているので、
各関節を調整してやれば、そのまま降着装置になります。




四八式三型 輝槌・丙(M48Type3 グスタフ・ジュール)。

別売の輝槌の胸から上をそのまま取り付け。
頭部は本キットに付属する、恐竜の頭蓋骨のような物に交換。

ブースターがかなりしっかりしているので、輝槌を乗せた所で何ともありません。
駐機形態も問題なし。

成型色も合わせてあるので、元からこういうキットだったと言っても何ら違和感の無いデザイン。
ただ頭部の成型色が一色なのが物足りないですが。



頭部が輝槌よりも小さくなったので、大分動かしやすくなりました。



付属するジョイントを使用すれば、輝槌以外の機体の上半身も乗せられます。


以下、適当にポージング。








こんなデザインのロボット玩具なんて滅多にないですね。

実質フレームアームズ1.5機分ぐらいの重量があるので、スタンドで飛ばす際は細心の注意が必要です。



先端のパーツを外し、頭部と首関節を取り付けて人型っぽく。
バラさずに変形させると腕が難しいですね。



装甲を外したり組みかえたりして、簡易格闘機みたいな。




付属ジョイントを利用すれば、ユニットの下に更に輝槌の下半身を取り付けられます。
ただジョイント径が合わないので削ってやる必要がありますが。
あと腹部関節の分解も必要。

デザイン自体は凄まじいほどカッコ良いのですが、重量バランスが無茶苦茶なので自立が精一杯です(汗
この形態を本格的に作り上げるには、下半身のボリュームや関節保持力など手を加える点が山ほどありそう。



バーゼラルド特攻形態。



これだけ細身の機体だとバランスが良くありませんが、個人的にこういうミスマッチ感が好きなんですよね。
何気に購入前から一番やりたかったパターンです。



強襲する火薬庫。

色んなところからジョイントやら火器やらをかき集めれば、もっとアホみたいな火薬庫も作れそうな気がする。



何かのRPGのボスとかで出てきそうな四足歩行型の巨大ロボット。

こんなの絶対戦いたくないですけど。



漸雷超強襲型。

上に乗せる人を変えるだけというのも、と考えてこんな感じに。
地上の突撃型と考えていくと、行く着くイメージはどうしてもアルトでした。




セカンドジャイヴにブースター装備。

想像以上にキレイに収まりました。
エクシードバインダーのアーム部分の汎用性がハンパ無い。


以上、フレームアームズのエクステンドアームズ05のレビューでした。

EXシリーズ第5弾は、輝槌を拡張する専用装備のブースターユニット。
このシリーズは外付けのパーツ毎で構成されている物が多かったので、こういう1つの塊というのは初のパターン。
内部にはアーキテクトが使用されており、ボリュームも簡単な単品機体ぐらいありますし。
そのアーキテクトは初めて未組み立てのPS素材版が使用されているというのも嬉しい。
輝槌との連携には何の不自由もなく、斬新なデザインをすんなりと楽しめます。
ただ従来のパーツ型とは異なり、輝槌に留まらない拡張的な遊び方としては、今までで一番工夫が必要な感じも。


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