S.H.Figuartsから「オートバジン」のレビューです。


『仮面ライダー555』に登場するメカ。
スマートブレインの関連企業スマートブレインモーターズが開発した可変バリアブルビークル。
ビークルモードからバトルモードへの変形機構を有しており、
バトルモード時は後輪がスクランブルローターに変形し、高速ホバーによる空中滑走が可能となる。
自己学習機能を搭載し、独自の判断でファイズの戦いを援護する。

プレミアムバンダイの魂ウェブ商店にて受注販売された、5月発送商品。

お値段5400円。

ではレビューは下からどうぞ。



パケ横。



付属品一覧。

・バスターホイール
・バスターホイール用グリップ
・ビークルモード用カウル
・ビークルモード用補助ジョイント
・ビークルモード用スタンド
・ファイズギアボックス
・ギアボックス用ジョイント
・持ち手(左右各1)
・平手(左右各1)
・ファイズ用持ち手(左右各1)



バトルモード。

腰の位置が高く、物凄いスタイリッシュなモデル体系。

ビークルモードからというのが筋でしょうが、レビューの都合上こちらを優先した方がやり易いので、バトルモードから。





各所アップ。

バトルモードだと見えにくいですが、後頭部にクリアーパーツ。
胸部のスイッチもクリアーパーツ。
膝アーマー周辺には金属パーツも使われているようで、脚部は若干重みが。
胸部のスマートブレインモーターズと、右肩の形式番号は印刷済み。

頭部など細かい部分の塗装制度も良く、非常にキレイな仕上がりになってます。



ファイズと。

ファイズよりも頭1つ弱ほど大きめ。 メカなのでこのぐらいのサイズ差があった方がらしくていいですね。


以下、可動範囲の紹介。


首の可動。

根元が後方スイング、頭部が二重ボールジョイント接続。

根元の可動は変形機構なので根元ごと浮いてしまいます。
頭部のジョイントだけでも不自由なく動きます。



胴の可動。

腰が軸接続。

可動は回転のみ。
あと背中のスクランブルローダーのロックを外さないと動きません。



肩・腕の可動。

肩は根元が上下スイング+ボールジョイント接続、上腕が上下スイング+軸回転。
肩アーマーは上腕の上に取り付けられておりスイング。
変形機構との兼ね合いで、真上まで上げられます。

肘は二重スイング。

手首はボールジョイント接続。




下半身の可動。

股関節は軸が左右それぞれ前後スイング、腿がボールジョイント接続。
ボールジョイントの受け口は引き出し機構があり、写真程度まで広がります。
ただこのボールジョイントと受け口が問題で、ジョイントが小さい上に受け口が浅いので、保持力は緩いはすぐジョイントが抜けるわとイライラします。
ジョイントを太らせようにも、受け口の浅さが災いして、太らせる前以上にポロポロと外れてしまいどうしようもない。

膝は二重スイング。

足首は前後スイング、足の前方がボールジョイント接続。
足は無理やり回せば4枚目の写真ほどまで動きますが、この状態だと前後に全く動きません。


総評。
可動範囲はデザインを考えると十分すぎるほどに確保されていて良いですね。
ただ股関節の保持力の問題が酷過ぎるのが難点(汗



腿が上がるので、立て膝が余裕で出来ます。


以下、仕様や武装の紹介。


頭部バイザーは開きます。
どちらかと言えばビークルモード用のギミックで、内部にはメーターが印刷済み。



平手が左右付属。



スクランブルローダーが展開。
ただこの関節部も保持力の問題があり、水平で保つのはまず不可能。
これは関節部に強引に瞬間接着剤を流し込んで保持力を上げておきました。



バスターホイール。

専用のグリップパーツを用いて持たせます。
基本は左ですが、持ち手は左右付属するので右でも持てます。

ビークルモードの前輪なので、クルクルと回せます。


以下、ビークルモードの紹介。


スクランブルローダーを展開状態にし、タイヤを90度回転。



肩関節を下に下げ、上腕を外側に90度回転。
上腕を残したまま、前腕のみを180度回転。



頭部とハンドルを後方へ。
腕を後ろへ。
脚を前へ。
胸部を開く。



右肩のカウルを上と後ろに動かし、腕部を内側へ。
カウル周辺のジョイントで左右を連結。




膝関節を内側へ引き出す。
膝関節を逆関節側に90度に曲げ、つま先を伸ばす。
左右の脚部を連結。
連結した脚部をシート部分に固定。



後輪(スクランブルローダー)のアーム部分にジョイントパーツを取りつけ、脚部裏に固定。



持ち手にした手に(前輪)バスターホイールを持たせる。
この際にバスターホイール時に外しておいた片側のピンを取りつけ。








ビークルモード。

バトルモードの名残が前輪フレームにしか無く、本当に変形したのかというほどの仕上がり。

フロントカウルですが、バトルモードの頭部とは別に、ビークルモード専用の物が付属。
どちらも素材などの仕様は同じになっています。
ビークルモード用の物は流線型なデザインになっているので、よほどの拘りが無ければ差し替えた方がいいですね。

後輪を挟み込むクリアーのスタンドが付属。



前輪のフレームはバトルモードの前腕なので、このように曲げることも可能。
ただハンドルと連動しないので、なんちゃってですが。



スタンドが可動。




ファイズギアボックス。

スマートブレイン社のロゴは印刷済み。
開閉可能で、内部もちゃんと作られています。
たださすがに格納用のファイズギアまでは無く、ファイズの物ではとても収まりません。



車体後部(バトルモードのつま先)の間にジョイントパーツを挟み、ギアボックスを取り付け可能。



ハンドル用にファイズの持ち手が左右付属。
オリジナルとは異なり、指先まで塗装されています。



ハンドルが外れる・・・と思いきや、なんと外れるのは右側。
ファイズエッジなのは左側なのですが(苦笑
果たしてこれは左側が外れないという大外れの個体差なのか、むしろ右側が外れてしまうという個体差なのか。



S.H.Figuarts仕様で立体化された物なので、ファイズを乗せても収まりが良いです。


以下、適当にポージング。








右ハンドルが外れてもなぁ(苦笑










バジンと言えば飛ぶイメージが強いので、出来ればスタンド接続パーツを用意してくれると良かったんですが。
撮影では背中のオレンジのケーブル部分にクリップを引っ掛けています。





バスターホイールを盾にしたり、時には自分ごと盾にしてファイズを守ったり。
最終話ではファイズブラスターを届けがてら援護攻撃をして、アークオルフェノクに破壊されるというサポートメカの鑑みたいな子。




今のところこれほどのサポートメカのいたライダーってファイズだけですね。


以上、フィギュアーツのオートバジンのレビューでした。

プレバン限定品として立体化された、フィギュアーツのオートバジン。
兎にも角にもビークルモードとバトルモードの両立が素晴らしいです。
ビークルモードは変形の名残が無いほどのバイクとしての仕上がり。
バトルモードは可動範囲が十分に確保されており、アクションフィギュアとしても問題無く楽しめる。
付属品もギアボックスといった小物があり面白い。
ただ股関節のユルさや、何故か外れない左ハンドルなど、詰めの甘さが残念でしたが。

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