S.H.Figuartsから「インペリアルドラモン(ファイターモード)」のレビューです。


世代・・・究極体
タイプ・・・古代竜人型
属性・・・フリー
古代竜型デジモンのインペリアルドラモン:ドラゴンモードが全てのパワーを開放し、伝説の竜戦士(ファイターモード)へと形態を変化させた姿。
制御の難しかったドラゴンモードから、人型になることで高い知性を身につけた究極のデジモンである。
その攻撃は惑星をも破壊するだけのパワーが宿っていると言われている。
必殺技は右腕に装着した『ポジトロンレーザー』と、ポジトロンレーザーを胸部の竜顔にはめ込み、全身のエネルギーを放射する破壊のエネルギー波『ギガデス』。
その威力はドラゴンモードの『メガデス』の十倍の威力を持っている。
また、完全なる正義に目覚めたとき更なる別モードになることができると言われている。

アニメでは第2作アドベンチャー02に登場。
主人公・本宮大輔のパートナーであるブイモンが、一乗寺賢のパートナーであるワームモンとのジョグレス進化を経た最終進化形態。

プレミアムバンダイの魂ウェブ商店で受注販売された、7月発送商品。
お値段6804円。

ではレビューは下からどうぞ。





パケ裏と内パケ。

裏のイラストがたまらなくカッコいいです。



付属品一覧。

・ポジトロンレーザー
・ギガデス
・持ち手(左右各1)
・平手(左右各1)
・スタンド接続パーツ
・スタンド一式
・クリップ




プロポーションをグルリと。

アニメのプロポーションそのままといった感じで非常にカッコいいです。

トップヘビーかつ踵が引っ込んだデザインなので、自立のバランスはあまりよくありません。
真っ直ぐピンと立たせるとまず倒れます。






各所アップ。

目は印刷済み。
目線は若干上向きになっており、顎を引くとかなり力強い目線になります。
ただ下から見ると上すぎてしまいますが。

装甲部分はメタリック成型or塗装でキレイな仕上がりです。
白い部分もただの白ではなくパール塗装になっています。
塗装精度も全く問題なし。



ウォーグレイモン。

さすがにアニメほどの無茶苦茶なサイズ差は再現できませんが、このぐらいでちょうと良い感じも。



オメガモンと。

頭頂高はほぼ同じぐらいですが、こちらは上側にボリュームがあるのでかなり大きく見えますね。


下、可動範囲の紹介。


首の可動。

根元がボールジョイント接続、頭部がスイングジョイントでボールジョイント接続。

後ろ髪の干渉で上を向くには制限されています。
横は襟で限界。
いちおう襟の中に顔を押しこむ事は出来るのですが、一度やったら顎が擦れてしまったので絶対やらない方がいいですね。



胴の可動。

胸部、腹部、腰部の三か所ボールジョイント接続。

ボールジョイント三軸なので物凄く良く動きます。




肩・腕の可動。

肩は根元がボールジョイント接続、上腕は引き出し関節があり上下スイング。
肩アーマーは本体側に取り付けられておりスイング。

上腕の引き出しのおかげで前方への可動域が非常に優秀です。
この可動域は後に出るであろうあの形態で真価を発揮しますね。

肘はスイングジョイントで軸接続。
腕はここで回す形に。

手首はボールジョイント接続。





下半身の可動。

股関節は軸接続+上下スイング+軸回転。
ここの可動は大型のデジアーツの中でも非常に優秀。
何より「開く」ということが出来るのが嬉しいです。
腿上げも90度以上できますが、上げ過ぎると腰の白い塗装が擦れて剥げるので注意。

膝は二重スイング。
デザイン的にそこまで深くは曲がりません。

足首はスイングジョイントでボールジョイント接続。
下へは動きますが、上や横へはあまり動きません。



尻尾の可動。

スイングジョイントで軸接続。


総評。
総合的な可動域はデジアーツの中でもトップクラスではないかと。
特に大型タイプで常に問題だった股関節の可動域が広いというのが良いです。
関節保持力にも問題はありません。



立て膝は厳しい。


以下、仕様や武装の紹介。


スタンド接続方法は2パターン。

従来の接続パーツは股に取り付け。
かなり固いのでしっかりと固定できます。
ただ問題なのは穴の方で、微妙に径が広いのか魂STAGEあたりだとクルクル回ってしまいます。

もう1つの方法は、背中のカバーを外した所にある穴。
サイズと位置的にこちらで本体を浮かせるのは厳しいので、接地補助という使い方が主ですかね。



ディークモンと違い、付属するスタンドの支柱はAct.4タイプ。
クリップもありますが、前述のように接地補助なら直接背中に挿した方がよっぽど安定します。



翼は根元が前後スイング、中間部分がスイングジョイントで軸接続。

ちなみに根元は軸接続なのですが、回す事は考慮されていないようでギッチギチです。
むしろ一度取り付けてしまったら、取り外すことすらも破損のリスク特大。



ポジトロンレーザー。

前腕外のカバーを外して取り付け。
左腕にも同様に取り付けられます。
基部はスイングするので若干ですが角度付けは可能。

先端には伸縮ギミックあり。



ギガデス。

胸部の竜の顔と下顎がそれぞれ開閉。
ポジトロンレーザー先端側のグリップを起こして、後方のとがった部分を胸部の穴に挿しつつ持たせます。
手首の可動域的に腕を真っ直ぐにすると持てないので、肘関節を調整して前腕を内側に曲げる必要があります。



ギガデス(劇場版)。

劇場版で披露したバージョンのギガデスの砲身も付属。
砲身と砲口にそれぞれクリアーパーツが使用されています。


以下、適当にポージング。













ポジトロンレーザーとギガデス同時発射。
恐らく有り得ないパターン。



この2人が揃ったとなれば、やはり始祖たるあのお方が待ち望まれますね。
オメガブレードをちょちょっと作って、インペリアルドラモンのカラーリングを変えるだけですし、出来るだけ早くお願いしたいものです。



冷静に考えてこの並びが目の前あるという事実が信じられない(笑

オメガモンとインペリアルドラモンFMは究極体の1つ先という感じなので、ここは是非クリムゾンモードも・・・。


以上、フィギュアーツのインペリアルドラモンのレビューでした。

カテゴリーをフィギュアーツに移してからのデジモンシリーズ第一弾は、アニメ02からインペリアルドラモンFM。
巨大な翼のおかげもあり、シルエット的なボリュームはシリーズ一ですね。
フィギュアとしての造形は相変わらず抜群。
今回特に良かったのは、デジアーツで特に不満の多かった可動域が大きく確保されている点。
動かしていてここまで満足の得られるデジアーツは初めてでした。
付属品は劇場版のギガデスなど十分に揃っていますし、プレイバリューも文句なし。

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