S.H.フィギュアーツから「仮面ライダーブレイド キングフォーム」のレビューです。


『仮面ライダー剣』に登場する仮面ライダー。
ブレイドが、ラウズアブゾーバーにスペードスートの「Q」のカードを装填し、「K」のカードをラウズすることで変身する形態。
剣崎の融合係数の高さから、本来のキングフォームとは異なり、スペードスートの全13体のアンデッドと融合をしている。
その為、変身を続けることにより装着者の肉体がジョーカー化してしまうという危険を孕んでいる。

プレミアムバンダイの魂ウェブ商店にて受注された、12月発送商品。
お値段4725円。

ではレビューは下からどうぞ。



パケ裏と内パケ。



付属品一覧。

・重醒剣キングラウザー
・展開時ラウズアブゾーバー
・ラウズアブゾーバー用シール
・ギルドラウズカード13枚
・持ち手A(左右各1)
・持ち手B(左右各1)
・持ち手C(右1)
・平手(左右各1)



プロポーションをグルリと。

ブレイドは特にこだわった造形をしているようで、このキングフォームも非常にキレイにまとまったプロポーション。






各所アップ。

目にクリアーパーツ。
ブレイド同様に本来のデザインとは若干違う感じですが、ブレイドほど大きく違うというほどでもないですね。

特徴的な各部のアンデッドクレストはビッシリと作りこまれています。
新規造形のラウズアブゾーバーの造形に塗装もバッチリ。
金塗装はテストショットほどの金属感は無く、良く見るような普通の金塗装。
塗装精度はこの細かいデザインでも問題なくキレイな仕上がり。



ブレイドと。

剣シリーズはフィギュアーツの中でも屈指の出来栄えですね。
ちなみに上腕アーマーの違いで、ブレイドとは異なり腕が閉じられるようになってます。


以下、可動範囲の紹介。


首の可動。

根元がボールジョイント接続、頭部接続が二重ボールジョイント接続。

襟内で大きな干渉を受ける事も無く、どの方向へも十分に動きます。



胴の可動。

胸部がボールジョイント接続+前方スイング(?)、腰部がボールジョイント接続。

ブレイド素体の特徴である、前方へ大きく動かせる関節は今回も搭載。
限界までかがませても背中に隙間は出来ません。
それ以外への可動域も十分に備わっています。
回転ですが、いちおうベルトを残したままで上半身を回すことも可能ですが、
かなりギチギチで削れたりするのが怖いので、ベルトごと回した方がフィギュア的には優しいかなと。




肩・腕の可動。

肩は根元がボールジョイント接続、上腕が上下スイング+軸回転。
肩アーマーは上腕側面にジョイントで接続されており、二軸スイング+ボールジョイント接続。
アーマーが外側へ広がるような構造が取られているおかげで、腕を90度強まで上げることが出来るようになっています。
ただ胸部アーマーがしっかりしているデザインの為、腕が前方真っ直ぐまでしかいきません。

肘は二重スイング。
上腕アーマーに思いっきり干渉するので、90度ほどしか曲がりません。

前腕部が独立して回転。
手首はスイングジョイントでボールジョイント接続。




下半身の可動。

股関節は前後スイング+上下スイング+軸回転。
ブレイド素体の股関節はシンプルな構造ですね。

膝は二重スイング。
肘とは違いこちらはちゃんと曲がります。
ブレイドもそうでしたが、下側が緩め。
キングフォームと言えばの腰を落とした開脚ポーズのような、脚に重量がかかるポーズを取らせるとヘタってしまいやすいです。

足首はスイングジョイントで軸接続、つま先がスイング。
ダイキャストの安定性と引き換えに得た、フィギュアーツのこの足首の可動域はとても優秀ですね。
ただ脚部側の軸接続が緩めで、膝関節と同様に開脚ポーズ時にクルッと回ってしまいやすく、安定性に少し問題も。


総評。
ブレイドよりもゴテゴテとしたキングフォームですが、デザインの影響が出たのは肘ぐらいで、他は十分に良く動きます。
ただブレイド発売後のキングフォームなので、膝と足首関節のテンション調整をしっかりやって欲しかったなと。



立て膝は問題なし。


以下、仕様や武装の紹介。


キングラウズカード。

PET素材で13枚付属。
ちゃんとキングラウズカードの絵柄で印刷されており、良く見ると文字も読めますね。

右にカード用の持ち手が付属。



ラウズアブゾーバーは、差し替えで展開状態を再現。
通常時のようにビッシリと作りこまれています。

収納されているJ〜Kのカードですが、自分でシールを貼るようになっています。
強化変身時は真ん中のQが無いという状態を再現するためか、Jのカードを2つに分けて貼る形に。






重醒剣キングラウザー。

細かい装飾までビッシリと作られており、非常に良い仕上がり。
グリップが太いので持たせるのに苦労しますが、その分保持力は抜群。
持ち手は角度の浅い物も付属。

スロット部にキングラウズカードを挿入可能。
トレイはクリアー製になっており、入っているカードが見えます。
トレイを外してカードを回収。
いちおうトレイには5枚ほどならカードが入るようになっています。

キングラウザーはベルト横にマウント可能。


以下、適当にポージング。














ブレイドからブレイラウザーを持ってきて二刀流。



お久しぶりの「ファイナルアタックライド ブブブブレイドゥ」


以上、フィギュアーツのキングフォームのレビューでした。

受注限定品となった、主人公ブレイドの最強形態キングフォーム。
プロポーションなどブレイドシリーズの良い所はそのまま受け継ぎながら、特徴的なデザインも見事な造形に。
付属品も必要な物は揃っていると思いますし、そちらの出来も問題無し。
金塗装の色合いに若干の不満はあるものの、受注限定品としても十分に満足の出来る仕上がりでしたね。

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