D-Artsからウォーグレイモンのレビューです。


世代・・・究極体
タイプ・・・竜人型
種族・・・ワクチン
グレイモン系デジモンの究極体である竜人型デジモン。
元々はアニメ用に作られたデジモンで
背中のブレイブシールドには勇気の紋章が描かれている。

アニメでは第1作アドベンチャーにおいて
主人公、八神太一のパートナーであるアグモンがワープ進化した形態。

D-ArtsはS.H.フィギュアーツで培われた可動フィギュアの技術で
新世代デジタルキャラクターを立体化するというコンセプトの新シリーズ。
ウォーグレイモンはその第一弾。



パケ裏と内パケ。




プロポーションをグルリと。

ガッチリとした体系で力強く良いプロポーションですね。







各所アップ。

角は軟質素材なのでどうしても曲がってしまいますね。
デジモンとは言え15歳以上対象なので硬質にしても良かったのではと。
目は印刷かと思いきやちゃんと作りこまれた塗装。

鎧の金と銀は落ち着いた色味で非常に良い質感。
パイプは個体差あるでしょうがうちのは一番上の淵がハミ出し気味ですね。
全体的に見れば細かな色分けは比較的良好。
ドラゴンキラーの爪部分は何故かメッキ塗装に。
鎧とは違う銀色で刃物感を出したかったんでしょうが残念ながら安っぽいイメージに。



フィギュアーツと比較するとこんなサイズ。
高さは無いものの横のボリュームがあります。


以下、可動範囲の紹介。


首の可動。

根元と頭部接続の二箇所ボールジョイント。

下は向けるのですが、それ以外は髪の毛が思いっきり干渉してしまってます。
ボールジョイント自体の可動域もあまりありません。



胴の可動。

胸下部と腰の二箇所ボールジョイント。

首と違い可動範囲は広め。
ただ問題なのが二箇所ともあまりにも緩すぎる。
スタンドで飛ばしたりすると上半身の重量を全く保持できません。
ポーズつけたいのなら引っこ抜いて保持力強化必須。




肩・腕の可動。

肩はボールジョイント+上腕上下スイング+軸回転。
肩アーマーは上腕上部に取り付け。
胴同様に根元のボールジョイントの保持が死んでます。
難しいですがなんとかして保持力強化しないとまともに遊べません。

肘は二重関節。

手首はスイング式のボールジョイント接続。




下半身の可動。

股関節は軸上下スイング+ボールジョイント接続+腿軸回転。
フロントアーマーとサイドアーマーはそれぞれ上下スイング。
3度目になりますが左側の股関節軸が緩すぎる。
右側は問題ないのですが。

膝は二重関節。

足首は前後スイング式のボールジョイントで脚部と足がそれぞれ接続。


総じて可動範囲は首を除けば優秀。
ただその可動域を全く生かせない間接の保持力。
「フィギュアーツで培った技術」というシリーズの謳い文句はどこへやらと。
ただでさえ腕も足もボリュームがあるので逆に固めにするぐらいでないと・・・。


立て膝はバッチリ決まります。


以下、仕様関係の紹介。


ブレイブシールドはボールジョイント接続。



ドラゴンキラーは手首に通してあるだけなので
手を外せば取り外せます。
その構造分だけキチッとは固定されにくいのが難点。



必殺技ガイアフォースをイメージしたエフェクトが付属。
造形や塗装はいいのですがサイズがなんともミートボールです(苦笑
まぁパッケージ関係の問題もあるでしょうがもう少し大きめでも。

爪の間に挟みこむので固定感は問題ありません。


以下、適当にポージング。


「ワープ進化! ウォーグレモン!」








「ブレイブトルネード!!」

メディア媒体によってグレートトルネードとも。
胴体の保持力を強化しないととてもじゃないですが横にして飛ばせません。
しかし上を向けないと辛いなぁ。




「ガイアフォース!!」

最大の必殺技にしてアニメでは一度もトドメをさせていない必殺技(笑


以上、D-Artsのウォーグレイモンのレビューでした。

製作陣のやる気の感じられる良い造形と塗装。
更にフィギュアーツで培われたという可動範囲とクオリティ自体はかなりの物。
ただ間接強度というアクションフィギュアに最も重要な部分が欠落したのが残念で仕方ない。
いちおうシリーズ第一弾という点で目を瞑るとして
第二弾のオメガモンでは諸々改善されていることを望みます。

初代放送から10年以上経ってまさかのデジモン立体化開始。
こうなるとあれもこれも欲しいとなってしまいますね。
せめてテレビシリーズ主役級の究極体だけは欲しい所。


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